テレビの電源ランプが点滅すると、「なにかトラブル?」「まさか故障?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。テレビが映らないのであれば、なおさらです。
この記事では、テレビの電源ランプが点滅する原因と、その対処法について解説します。ほかにも、エラーコードが出た場合の対応、テレビが直らない場合の修理・買い替えのポイントについても詳しく紹介します。買い替えるか悩んでいる方も参考にしてください。
なお、リユースショップ〈2nd STREET セカンドストリート〉では、テレビの品揃えも豊富です。対処しても問題が解決しない方や買い替えを検討している方は、セカンドストリート店舗やオンラインショップから商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
テレビの電源ランプ点滅は故障!? まずは電源ランプの色をチェック
電源ランプの点滅は、「画面が映らない」「電源がつかない」などのテレビに何らかのトラブルが起こっている証です。まずは、点滅しているランプの色をチェックしましょう。色によって原因が異なり、テレビに電源が入らなくても、場合によっては故障ではなく簡単に直せることもあります。
ここでは、電源ランプの色ごとに対処法を解説します。
テレビの電源が「緑色」に点滅
「緑色」に点滅しているときは、アンテナや配線に異常がある可能性があります。
このような場合はまず、テレビの電源を切って本体のコードを抜きます。ケーブル類にゆるみがないか、きちんと挿さっているかを確認しましょう。また、B-CASカードも一度抜いてから、再度挿入しておきます。そのうえでテレビを再起動し、異常がないか確認します。
それでも緑色に点滅する場合は、アンテナが原因の可能性があります。テレビの設定画面から詳細設定、アンテナ設定へと進み、衛星アンテナの設定を「オフ(切)」にしましょう。そして電源ランプが点滅するか確認し、その後衛星アンテナの設定を「自動」に切り替えます。
このような対応をしてもランプが点滅する場合、BS/CSアンテナがショートしている可能性があるので、アンテナ修理業者などに相談するとよいでしょう。
なお、点滅の仕方や異常箇所はメーカーによって異なります。例えば、〈SONYソニー〉の「BRAVIA ブラビア」は、BS・CSアンテナの異常で緑色に点滅。〈SHARPシャープ〉の「AQUOS アクオス」は、本体や配線の異常で緑色や青色に点滅します。
テレビの電源が「オレンジ色・白色」に点滅
「オレンジ色」や「白色」の点滅は、ソフトウェアの更新中を示しています。更新作業を終えると点滅が消えるので、そのまま放置して問題ありません。
〈TOSHIBA 東芝〉や〈HITACHI 日立〉の場合、ソフトウェアの更新はスタンバイ中の自動更新もしくは手動で更新でき、ランプの点滅はありません。ただし、ソニーのブラビアは更新中に操作ができなくなったり、電源が入らないことがあったりします。更新が終わるまで待ちましょう。
テレビの電源が「赤色」に点滅
「赤色」の点滅は、テレビ本体の異常を知らせるものです。〈Panasonic パナソニック〉の「VIERA ビエラ」やソニーのブラビア、シャープのアクオス、〈Hisense ハイセンス〉の「REGZA レグザ」などの主要メーカーのモデルでは、赤ランプの点滅時にはテレビ本体の再起動を推奨しています。
再起動はメーカーによってそれぞれ方法が異なります。基本的には主電源を切り、コンセントを抜いて数分待つ、再びコンセントを挿し電源を入れるという手順です。
また、ハードディスクやゲーム機といった周辺機器の故障によって点滅している可能性も考えられます。その場合は、一度周辺機器をすべて外した状態で、テレビの再起動を行なってみましょう。
再度赤く点滅しなければ、テレビの異常ではありません。外した周辺機器をひとつずつ接続し、どの機器によって電源ランプの点滅が起こるかを確認すると原因がわかるはずです。
電源が「青色」に点滅
「青色」の点滅は、メーカーによって点滅理由が異なります。
〈FUNAI フナイ〉・日立・シャープは、操作ミスや本体異常の際に青く点滅します。また、ハイセンスは電源をつけている状態で録画予約があるときに青く点灯するほか、付属のリモコン以外を使用するとランプが点滅することがあります。
ソニーのブラビアは、スマートフォンやタブレットとの接続時に電源ランプが青く点滅します。そのため、とくに問題はありません。メーカーによっては、録画中や待機中に青く点灯・点滅する場合もあります。
点滅が直らない!テレビ画面のエラーコードも確認してみよう
対処法を試しても点滅が直らないこともあります。その場合、もしテレビ画面にエラーコードが出ていたら、コードに応じた対処を行ないましょう。ここでは、エラーコードごとの対処法を解説します。
エラーコード「E201」
「E201」は、電波の受信強度(アンテナレベル)の低下で安定した受信ができないことを知らせるものです。原因のひとつに悪天候による影響が考えられます。天候が悪いときは、天気の回復をしばらく待ちましょう。
天候以外の原因は、アンテナ本体の故障や向きのずれ、配線のゆるみによる接続不良が考えられます。配線のゆるみを確認したうえで、アンテナ本体に異常が見られないかをチェックしてください。
エラーコード「E202」
「E202」は「E201」と同様、受診強度の低下で安定した受信ができない状態です。テレビのチャンネル設定を変更したり、ケーブルに異常がないかを確認し、配線し直したりすることで改善する場合があります。
また、強風の影響や経年劣化によってアンテナの向きが変わるなど、アンテナ本体に異常があるケースもあります。
エラーコード「E203」
「E203」は放送休止を意味します。ただし、まれにチャンネル放送中に「E203」のエラー表示が出ることがあります。その場合は、テレビに不具合が起きていると考えてよいでしょう。
まず、番組表から本当に放送休止かをチェックしましょう。放送中であれば、アンテナやケーブルなどの異常が考えられます。アンテナの向きや、ケーブルの接続状況を確認してください。
エラーコード「E204」
「E204」は、該当するチャンネルがないことを意味します。放送されていないチャンネルを選択しているため、放送中のチャンネルに切り替えてください。改善しない場合、B-CASカードを一度抜いてから、再度挿入することで改善するかもしれません。
エラーコード「E205」
「E205」は、契約していないチャンネルを選択している状態です。契約内容を確認したうえで、契約中のチャンネルに切り替えれば解消されるでしょう。
契約中のチャンネルが映らない場合、そのまま15分程度待ってみてください。また、衛星放送の場合はB-CASカードのエラーも考えられます。一度B-CASカードを抜き、再度挿入することで改善することがあります。
エラーコード「E209」
「E209」は、BS・CSの電波受信ができていないことを知らせるものです。テレビを再起動したうえで、配線のゆるみがないか、B-CASカードがきちんと挿さっているかを確認しましょう。
また、テレビの設定画面からアンテナ設定も確認してください。アンテナがショートしている可能性もあるので、その場合はアンテナの修理業者へ依頼しましょう。
テレビが壊れたかも?と思ったら試したいその他の対処法
「ここまでの対処法で改善しない」「テレビが映らない」といった場合は、これから紹介する方法も試してみてください。
リモコンに不具合がないか確認する
テレビが映らないときは、リモコンに原因があるかもしれません。リモコンの不具合は意外に多く、確認方法も簡単です。
まず、やや暗い部屋で、リモコン先端の赤外線送信部をスマートフォンやタブレットのカメラで映します。カメラの画面越しに、適当なリモコンボタンを押してください。送信部が点滅した場合は、リモコンに問題はありません。送信部が点滅しない場合は、赤外線が正しく送信されていないため、電池交換などの対応が必要です。
電池交換で改善されないときは、リモコンの故障が考えられます。修理に出すか、新しいリモコンに買い替えましょう。
アンテナレベルを確認する
テレビが映らない原因の多くは、アンテナレベルの低下です。まずは、テレビの設定画面から詳細設定へと進み、放送受信設定からアンテナレベルを確認してみましょう。
アンテナレベルが低い場合、ケーブルの交換やブースター設置、アンテナの向き調整などが必要です。アンテナ修理業者へ依頼しましょう。
反対に、アンテナレベルが高い場合、チャンネル設定からアッテネーターの設定を「オン(入)」にするとテレビが映るようになることがあります。アンテナレベルの基準はメーカーによって異なるので、取扱説明書を確認してください。
落雷後にテレビが映らない場合は再起動する
落雷があると、テレビが映らなくなることがあります。これは雷が近くの電線などに落ち、アンテナ線やコンセントを通してテレビに影響したと考えられます。
この場合、テレビの電源を落としてコンセントを抜き、1分程度待ってからコンセントを挿してテレビを再起動させてください。ただし、感電の危険があるため、再起動は必ず雷がおさまってから行ないましょう。
何をしてもテレビが直らない! テレビを修理する・買い替えるときのポイント
不具合がなかなか解消しない場合、テレビの修理や買い替えを検討するタイミングかもしれません。ここでは、テレビを修理・買い替える際のポイントについて解説していきます。
テレビの寿命は7年から10年
一般的に、テレビの寿命は7年~10年とされています。もちろん、使い方次第でもっと長く使えることもあり、種類によっても寿命は変わります。液晶テレビはおよそ8年~10年、有機ELテレビは4年~10年、プラズマテレビなら15年~30年が平均でしょう。
不具合の出ているテレビの使用年数が上記を超えているのであれば、経年劣化による異常の可能性も考えられます。今の不具合を修理しても、その後別の不具合が発生するかもしれません。古いテレビの場合は、修理よりも買い替えのほうがおすすめの場合もあります。
テレビの寿命や寿命を迎えたときの症状について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
修理するなら保証期間内かどうか確認する
テレビの修理は、メーカーか購入した家電量販店、あるいは家電修理業者に依頼しましょう。もし保証期間内であれば、修理費用が安く済む可能性があるため、メーカーに依頼するのがおすすめです。ただし、故障の状況によっては保証の対象外となる場合もあるので、注意してください。
買い替えるならお得に買える時期を選ぶ
せっかくテレビを買い替えるなら、なるべくお得に買える時期を選びましょう。
例えば、新型が発売される直前は型落ち製品を安く購入できます。販売店やメーカーにもよりますが、1~3月・7~9月は型落ち製品が値引きされる可能性が高い時期です。また、決算セール時期やボーナス時期、年末年始もテレビを安く購入できるチャンスです。
テレビを選ぶ際は、価格はもちろんサイズや機能、保証内容もしっかり確認しましょう。店舗での購入を検討しているのであれば、実際の商品を比較しながら専門スタッフのアドバイスをもらうこともできます。通信販売での購入は、豊富な商品を選べるのが魅力です。
購入店舗によってキャンペーンやポイント還元率、店舗保証なども変わるので、店舗ごとのお得な情報もチェックしておくとよいでしょう。
テレビを安く購入する方法やテレビの選び方については、以下の記事でも解説しています。買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、テレビの電源ランプが点滅したときの原因と対処法について解説しました。まずは何色に点滅しているかを確認し、紹介した対処法を試してみましょう。
改善しない場合は故障の可能性があります。とくに、使用年数が長ければ経年劣化により故障している可能性が高く、修理よりも買い替えがおすすめです。
セカンドストリートでは、テレビも種類豊富に取り扱っています。全国に店舗を展開しているだけではなく、便利なオンラインストアもあり、在庫の確認も可能です。ご自身のニーズに合った製品がないか、ぜひチェックしてみてください。