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テレビの音が出ない・聞こえにくいのはなぜ?原因や対処法を解説

テレビの音が突然出なくなった経験はありませんか。音が出ない原因はさまざまです。そのため、原因を見極めて適切に対処する必要があります。

この記事では、テレビの音が出ない・聞こえにくいとお悩みの方のために、原因と対処法を紹介します。また、壊れたテレビに見られる症状や、修理を検討すべきポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

なお、テレビの音に関する不具合には、「画面が映らずに音だけ出る」などのケースもあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

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テレビの音が出ない!考えられる7つの原因

テレビの音が突然出なくなると、「壊れてしまったのでは?」と心配になる方もいるでしょう。音が出なくなる理由にはテレビの故障が考えられますが、ほかにもさまざまな原因があります。

ここでは、テレビの音が出ない場合に考えられる7つの原因を紹介します。

1.リモコンの誤操作をした

気付かないうちにリモコンの誤操作をしてしまい、テレビの音が出ない場合があります。具体的には、リモコンの「ミュート(消音)」ボタンを押してしまったり、音量を極端に小さくしてしまったりした場合です。

とくに、小さなお子さんやお年寄りがいる家庭では、リモコンの初歩的な誤操作が起こりやすいでしょう。

また、リモコンの上に物を置いたり、ペットが踏んだりしてしまうと、意図せずボタンが押される場合もあります。

2.音声の出力先が外付けのスピーカーになっている

テレビ用の外部スピーカーが接続されている家庭では、音声の出力設定が原因で音が出ないことがあります。出力先がテレビの内蔵スピーカーではなく、外部スピーカーに設定されたままになっているかもしれません。正しい出力先に設定されているか確認してみてください。

3.ヘッドホンやイヤホンが接続されている

テレビでゲームや音楽を楽しむ際に、ヘッドホンやイヤホンをテレビに接続することがあります。それらが有線・無線接続されたままだと、テレビ本体からは音が出なくなります。

イヤホン端子に有線接続されていないか、家族の誰かが無線接続をした可能性がないかを確認してみましょう。

4.ケーブルが接触不良を起こしている

テレビにつながるケーブルが何らかの理由で接触不良を起こしていると、テレビの音が出ないことがあります。ケーブルの接続端子周辺にホコリがたまっている場合も、接触不良になる原因です。

また、接続端子が壊れているケースも考えられるでしょう。

5.一時的な不具合が発生している

テレビ内部の処理エラーなどが原因で、一時的な不具合が発生することがあります。これはテレビが故障しているわけではなく、一時的な問題なので、不具合が解消されれば通常通りにテレビを視聴できるようになります。

6.物理的な衝撃を与えた

エアコンからの漏水やコップの水が掛かったり、子どもが物をぶつけたりして、テレビに物理的な衝撃が加わった場合も考えられます。テレビには、放熱用の通気孔やパネルとフレームの間にわずかな隙間があり、水分が侵入すると故障の原因につながります。

テレビの音が出ない場合、故障しているサインかもしれません。

7.テレビが寿命を迎えた

テレビの寿命が近づいている、またはすでに寿命を迎えている場合、音が出なくなることがあります。

一般的には、テレビの寿命は10年前後とされています。ただし、テレビの種類や使用環境・使用方法などによっても寿命は変わってくるため、一概には言えません。

テレビの寿命についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

テレビの音が出ないときの対処法

ここでは、前章の内容をふまえつつ、テレビの音が出ないときの対処法を解説します。

音量設定をもとに戻す

まずは、テレビのリモコンが誤操作をしていないか確認するために、以下の操作をしてみましょう。

  • 音量をミュートにした可能性がある場合:ミュートボタンを一度押してみる
  • 音量が極端に小さくなっている可能性がある場合:音量「大(+)」ボタンを押してみる

これらの操作で音が出ないままであれば、もう一度ミュートボタンを押すか、音量「小(-)」ボタンを押して設定をもとに戻してください。

また、リモコンの誤操作を減らすために、使わないときには指定の場所にリモコンを収納するなど、家庭内でルールを決めておくのをおすすめします。

音声の出力設定をもとに戻す

テレビの使用シーンによって、内蔵スピーカーと外部スピーカーを使い分けたい場合、その都度出力設定を変更する必要があります。

テレビのメーカー・機種によって出力設定方法は異なるため、取扱説明書を確認のうえ、音声の出力先を適切に変更してください。

無線接続を解除する

最近、ヘッドホンやイヤホンを使用する機会があり、テレビに有線接続されていない場合、無線接続(Bluetooth接続)が疑われます。

テレビのメーカー・機種によって異なりますが、接続状況を確認する一般的な流れは以下の通りです。

  1. リモコンの「ホーム」ボタンを押す
  2. 「設定」を選択する
  3. 「Bluetooth設定」を選択する
  4. 「登録機器一覧」を確認する

登録済みの機器一覧にBluetooth接続されているものがあれば、その接続を解除してみてください。

ケーブルを抜き挿しする

テレビの電源を切ってから一度ケーブルを抜き、再度挿し直すと、ケーブルの接触不良が改善されることがあります。

ただし、接続端子に異常が生じているのであれば、ケーブルを買い替える必要があります。また、テレビ周辺にホコリをためないよう、定期的な掃除も大切です。

再起動をする

テレビの一時的な不具合は、再起動で解決することがあります。

基本的な手順は、テレビの電源を切ってからコンセントを抜き、1~2分程度経過後に再度コンセントを挿して電源を入れるといった流れです。製品によっては、電源ボタンを長押しすると再起動メニューが表示されたり、自動的に再起動が始まったりするものもあります。

一度再起動をしても音が改善しない場合は、時間を置いて複数回試してみるとよいでしょう。

コンセントを抜いて放電する

テレビのコンセントを抜いて放電すれば、一時的に音が出ない不具合の解消に役立つ可能性があります。

具体的には、テレビの電源を切ってコンセントを抜き、本体に残った電気を放電させます。その後、1~2分程度経ってからコンセントを再接続し、動作を確認してみてください。

テレビの音が「聞こえにくい」ときの原因・対処法は?

「テレビの音が出ない」といった状態でも、実際に音自体は出ているケースもあります。つまり、テレビの音が「聞こえにくい」状態であるためです。

テレビの音が聞こえにくい場合、以下のような原因が考えられます。

  • 視聴距離が離れすぎている
  • 周りの音にかき消されている
  • テレビの音が反響している
  • スピーカーの設定位置が悪い
  • 自身の聴力が低下している

また、テレビの薄型化にともない、大型の内蔵スピーカーを搭載できなくなった点も、昔に比べて音が聞き取りにくくなっている原因かもしれません。

音量を大きくすれば聞こえにくさを解消できますが、極端に上げると自身の耳への影響や近隣住民の迷惑になる可能性が懸念されます。

このような点をふまえ、テレビの音が聞こえにくいときの対処法を見てみましょう。

ヘッドホンやイヤホンを活用する

先述の通り、テレビにヘッドホンやイヤホンを接続すれば、周囲の生活音に影響されずにテレビの音に集中できます。

家族の中で自分だけがヘッドホン・イヤホンを使用する必要がある場合は、スピーカーからも同時に音が出るように設定しておきましょう。

手元スピーカーやネックスピーカーを活用する

手元スピーカーや首掛けタイプのスピーカーは、テレビから離れた場所でも音を聞きたい方や、テレビ本体の音量を上げたくない方におすすめです。

これらのスピーカーはヘッドホンやイヤホンとは異なり、耳をふさがずに済むのがメリットです。

カーテンや絨毯で音の反響を抑える

テレビを視聴する空間の広さや壁・天井の材質によっては、テレビの音が過度に反響して聞こえにくくなるケースがあります。例えば、吹き抜けのように天井が高い住宅や、打ちっぱなしコンクリートの壁を採用している住宅などが代表的です。

音の反響を防ぐための簡単な方法には、カーテンを閉める、絨毯やカーペットを敷くなどがあり、これらは音の吸収に効果的です。

より本格的に対策を行いたい場合は、ホームシアター向けの吸音材を活用しましょう。

高い音が強調される音声設定にする

加齢により聴力が低下すると、高い音が聞こえにくくなることがあります。

この場合、テレビの音声設定で重低音を控えめにし、高音が強調されるように調整すると、音の聞こえにくさが改善されるかもしれません。

また、製品によっては、会話やセリフを強調させる機能などが搭載されているものもあります。進化しているテレビの機能を活用し、自分にとって聞き取りやすい音声設定を見つけてみてください。

壊れたテレビによく見られる症状

ここまでに紹介した対処法を試してもテレビの音が改善されない場合は、テレビが寿命を迎えたか、物理的な衝撃によってテレビが故障している可能性があるでしょう。

テレビが故障していると、音が出ない以外にもさまざまな症状が見られることがあります。ここでは、壊れたテレビによく見られる症状を解説します。

電源が勝手に切れる

テレビの視聴中に電源が勝手に切れてしまう場合、まずは「オフタイマー」や「省エネモード」が有効になっていないか確認しましょう。

オフタイマーとは、設定した時間になると自動的にテレビの電源をオフになる機能です。また、省エネモードでは、テレビを一定時間操作しないと自動的に電源がオフになったり、設定によっては部屋の照明と連動してテレビの電源が切れたりします。

これらの機能が無効になっているのにテレビの電源が勝手に切れる場合は、故障が疑われるでしょう。

画面が暗い

一般的にテレビは経年劣化により、画面が徐々に暗くなっていくことがあります。テレビ画面が目に見えて暗くなった場合は、寿命が近づいているかもしれません。

ただし、テレビ画面が暗い原因として、省エネモードが有効になっていることも考えられます。省エネモードが搭載されているテレビの場合は、前項と同様に設定を確認してみてください。

映像が乱れる

テレビ画面にノイズや線が入り、映像が乱れているケースがあります。

コンセントやケーブルの抜き挿しにより、一時的に改善することもありますが、テレビが故障している場合は根本的な解決にはなりません。

テレビに縦線・横線が入る原因については、以下の記事も参考にしつつ、テレビが故障しているかどうかを判断しましょう。

焦げた臭いがする

テレビから焦げたような異臭がする場合は、内部の部品が故障していたり、ショートを起こしたりしているおそれがあります。これは火災や爆発の原因にもなり得るため、すぐにテレビの電源を落とし、コンセントも抜いて通電を防いでください。

また、ケーブル周辺にたまったホコリが熱に反応し、異臭を発している可能性も考えられます。

テレビが故障している場合に検討すべきこと

テレビが故障している場合は、メーカーに修理を依頼するか、不用品として処分して新しいテレビの購入を検討しましょう。

メーカーにテレビの修理を依頼する

メーカーの保証期間内であれば、無料でテレビを修理してもらえます。保証期間が終了している場合は、メーカーや修理業者に有料で修理を依頼することも考えてみてください。

ただし、寿命が原因でテレビが壊れている場合、修理により一時的に直っても、すぐに再び故障する可能性があります。修理を繰り返すと出費がかさむため、買い替えたほうが結果的に安く済む場合もあります。

テレビを不用品として処分する

テレビは「家電リサイクル法」の対象であり、粗大ごみとしては処分できません。自治体または不用品回収業者に回収を依頼し、所定の料金を支払って処分する必要があります。

不用品回収業者に依頼する場合は、家電リサイクル料・運搬費用・出張費用が掛かるため、割高になりやすい点に注意が必要です。

テレビの処分時に掛かる費用について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

リユースショップで新しくテレビを購入する

リユースショップでは、テレビは比較的リーズナブルな価格で販売されています。

とくに、単身赴任の方などが短期間だけテレビを使用して手放すケースもあり、中古品でも新品同様の状態のものが見つかることがあります。新品にこだわりがなければお得に購入できるでしょう。

テレビを購入する際は、以下の各記事もぜひ参考にしてください。

まとめ

本記事で紹介した内容をもとに、テレビの音が出ないときの原因・対処法を以下の表にまとめました。

原因対処法
リモコンの誤操作をしたミュートなどの音量設定をもとに戻す
音声の出力先が外付けのスピーカーになっている音声の出力先を内蔵スピーカーに戻す
ヘッドホンやイヤホンが接続されている有線・無線接続を解除する
ケーブルが接触不良を起こしているケーブルを抜き挿ししてみる
ケーブルを買い替える
一時的な不具合が発生している再起動をする
コンセントを抜いて放電する
物理的な衝撃を与えたメーカーにテレビの修理を依頼する
テレビを不用品として処分する
テレビが寿命を迎えた

また、テレビの音が聞こえにくい場合は、ヘッドホンや手元スピーカーを活用したり、カーテンや絨毯で音の反響を抑えたりするのが効果的です。

テレビの故障による音の問題が解決しない場合は、テレビの買い替えを検討しましょう。セカンドストリートでは、さまざまなメーカーのテレビを取り揃えています。実店舗やオンラインストアで、ぜひお好みのモデルを見つけてみてください。


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YAMAGATA

YAMAGATA

好奇心旺盛で調べもの好き。納得が行くまで調べます。週末は自然を満喫し、山登りや写真撮影に没頭。幅広い趣味を文章に生かし、皆様に共感いただける内容をお届けできればと考えています。

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