昨今、大手電力会社の電気料金は大幅に値上げされています。そのため、エアコンの暖房を何度からつけるべきなのか、知りたい方も多いのではないでしょうか。暖房をつける最適な温度を把握することで、電気代の節約や省エネにつながります。
今回は、「エアコンの暖房は何度からつけるべきなのか?」という疑問の回答や、暖房代を節約するコツについて詳しく解説します。
なお、購入・買い替えのコストが大きいエアコンだけではなく、ほかの暖房器具にも目を向けてみることもおすすめです。リユースショップの〈2nd STREET セカンドストリート〉では、各種メーカーのヒーター・ストーブといった暖房器具がラインナップされています。ぜひ一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。
エアコンの暖房は何度からつける?
エアコンの暖房を何度になったらつけるのかという室温の目安は、一般的に20度以下になったらつけるとよい、とされています。一方、外気温の目安としては、15度以下で暖房をつけるとよいとされています。これは外気温が15度以下になると、室温も20度以下になると言われているためです。
ただし、朝起きる時や夜寝るときなど、タイミングによっては室内が暖まるまで時間を要します。そのため、「暖房を何度からつけるのか」というのはあくまで目安として、自分の体調に合わせて室温を調整することが大切です。
また、何月から暖房を使うべきかは、地域によって変わります。例えば、北海道では9月下旬から、九州など温暖な地域では10月下旬から使い始める傾向があります。
なお、会社や職場のオフィスに空調設備がある場合、部屋の温度を18度以上28度以下で維持するよう努めることが「事務所衛生基準規則」の第5条の3項で規定されています。事務所衛生基準規則とは、労働安全衛生法に基づき事務所の衛生基準について定めた規則です。
一人暮らしにおすすめの暖房器具やその選び方が気になる方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
暖房の設定温度は何度にすべき?
暖房を何度からつけるべきかという疑問と同様に、室内温度の設定についても知りたい方は多いのではないでしょうか。環境省のサイトによると、冬季は室内温度が20度になるように設定することが推奨されています。これは快適性を損なわない範囲で、省エネルギーを目指せるためです。
例えば、暖房の設定温度が20度で、室温が18度の場合は、設定温度を1~2度上げて様子を見るとよいでしょう。寒さに敏感な人は、高い設定温度にするかもしれませんが、その分電気代が上がることには留意が必要です。
なお、暖房時にエアコンの設定温度を1度下げた場合の消費電力量は、約10%削減されると想定されています。また、冷房時に設定温度を1度上げた場合は、消費電力量は約13%削減できる見込みです。
冬の暖房代を節約する10のコツ
暖房代はできる限り抑えたいものです。ここでは、冬の暖房代を節約する10のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
自動運転モードで使う
エアコンの運転モードは「自動運転モード」に設定するのがおすすめです。自動運転モードにすれば、設定温度に合わせて、風量など運転の強弱をエアコンが自動で適切にコントロールしてくれるためです。
「弱」に設定すると、設定温度になるまで時間を要するため、かえって電気代が掛かる可能性があります。自動運転モードで一気に設定温度まで上げたほうが、暖房の消費電力量は少なくなる傾向です。
サーキュレーターと併用する
エアコン暖房とサーキュレーターを併用することで、暖房効率が上がります。そもそも暖められた空気は天井に溜まりやすく、床上との温度差が生じやすいという特徴があります。
そこで、サーキュレーターを上向きに運転させることで、空気をうまく循環できるようになり、部屋全体を効率的に暖めることが可能です。
サーキュレーターがない場合は、扇風機で代用するのも一つの手です。扇風機とエアコンを併用するメリットや置き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
加湿器と併用する
湿度が10%下がると、体感温度が1度下がるとも言われているため、暖房と加湿器を併用することも有効です。加湿器を併用することで湿度を上げることができるため、設定温度を過度に上げなくても快適に過ごせるでしょう。
冬場は、40~50%ほどの湿度を保つとよいとされています。また、加湿器がない場合は、室内に洗濯物を干すことで湿度を上げることができます。
こまめにフィルターを掃除する
エアコンのフィルターがほこりなどで目詰まりしていると、エアコンの消費電力が増えるため、こまめにフィルターを掃除することが重要です。2週間に1回程度を目安に、定期的な掃除を心掛けましょう。
フィルター掃除は、水洗い、もしくは掃除機がけでほこりを取り除きます。水洗いする際は、40度以上のお湯を用いるとフィルターが変形する可能性があるので注意が必要です。
また、水分がエアコン内部に入り込むと発火する危険性があるので、フィルターをしっかりと乾燥させてから装着しましょう。
室外機の周りに物を置かないようにする
エアコンは、外気を取り込みながら稼働する仕組みです。そのため、室外機の周りに物を置いていると、外気をスムーズに取り込めず、無駄に電力を消費してしまいます。
基本的に室外機の周辺には、物を置かないようにしましょう。また、室外機自体の汚れやゴミの除去を行うことで、エアコンの暖房効率を上げられます。
短時間の外出ならつけっぱなしにする
30分程度といった短時間の外出なら、エアコンの電源を落とさずつけっぱなしにするのがおすすめです。なぜなら、短時間でも電源をオフにすると室温が変わってしまい、帰宅後に運転を再開させると設定温度になるまでの消費電力量が増加するためです。
自動運転モードに設定しておけば、外出中も室温をうまくコントロールしてくれるでしょう。
カーテン・断熱シートを活用する
窓は屋外の冷気を室内に通しやすいため、カーテン・断熱シートなどを活用して、窓に断熱対策を施すのも手です。カーテンを選ぶ際は、遮熱および断熱の効果があるカーテンを選びましょう。効果を高めるため、ドレープカーテンとレースカーテンの両方を使うのもおすすめです。
また、窓用の断熱シートを購入する際は、窓ガラスの種類に対応したものを選ばないと、窓ガラスが割れるおそれがあるため注意が必要です。
電力会社・料金プランを見直す
契約している電力会社や料金プランを見直すことにより、電気代が安くなる可能性があります。2016年の電力小売の全面自由化によって、電力会社や料金プランを個人で自由に選べるようになったため、さまざまなサービスを比較検討してみることをおすすめします。
古いエアコンは買い替える
近年は、省エネ性能が向上したエアコンが多く販売されています。所有しているエアコンが古い場合には、買い替えを検討するのも手です。
一般にエアコンの交換は、10年が目安とされています。暖房能力が低下していると感じたり、運転音が大きくなっていると感じたりした際には、買い替えを検討してみましょう。
エアコン以外の暖房器具を活用する
エアコンは、暖房器具の中でも比較的コストが高い家電です。暖房器具には、ヒーターやストーブ、こたつなどさまざまな種類があるため、ほかの暖房器具の活用を検討してみましょう。
例えば、電気ヒーターならエアコンよりも手頃な価格で購入でき、脱衣所や机の下といったピンポイントのスペースを暖める用途に利用できます。また、製品によっては広範囲を暖めたいときも便利に使えます。
暖房器具の電気代やストーブの種類については、ぜひ以下の記事をご参照ください。
セカンドストリートでは暖房コストを抑えるアイテムや暖房器具をラインナップ!
前述の通り、エアコンの暖房代を節約するにはサーキュレーターや加湿器を併用することが有効です。リーズナブルな価格でこれらのアイテムを入手したいのであれば、セカンドストリートをぜひご活用ください。
全国に850店舗超を展開しているセカンドストリートでは、各種メーカーのサーキュレーターや加湿器がラインナップされています。セカンドストリートのオンラインストアなら、価格帯やブランドを指定して検索したり、商品の状態をチェックしたりすることが可能で、スムーズに購入できることもポイントです。
また、ヒーターやストーブといった手軽に扱える暖房器具を多数取り揃えています。エアコンに比べるとリーズナブルな価格で購入できるため、用途に合わせて揃えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
一般に、エアコンの暖房は室温が20度以下になったらつけるとよいとされています。ただし、人によっては寒さで体調を崩すおそれもあるので、あくまでひとつの目安としてとらえて、臨機応変に設定しましょう。
また、冬の暖房代を節約するために、サーキュレーターや加湿器を併用したり、エアコン以外の暖房器具を活用したりすることもおすすめです。リユースショップのセカンドストリートでは、各種メーカーのサーキュレーターや加湿器、暖房器具を多数取り揃えています。
冬の暖房コストを抑えたい方は、ぜひ新着アイテムをチェックしてみてください。