冷蔵庫は、いまや生活に欠かせない家電です。詳しい掃除方法を把握して、きれいな状態を維持したいという方は多いのではないでしょうか。
今回は、冷蔵庫の掃除が必要な理由を紹介したうえで、掃除を始める前準備や、頻度別に冷蔵庫の掃除方法を解説します。さらに、掃除を終えた冷蔵庫をきれいに維持するためのポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、冷蔵庫の買い替えを検討している方は、リユースショップの〈2nd STREET セカンドストリート〉をぜひご活用ください。幅広いメーカーの冷蔵庫をリーズナブルな価格で取り揃えているので、ニーズに適したモデルが見つかるはずです。
実は大切!冷蔵庫の掃除が必要な理由
実は、冷蔵庫の中は思っている以上に汚れやすいです。というのも、肉・魚のドリップや野菜の水分、こぼれた調味料によって雑菌やカビなどが繁殖しやすい環境だからです。
冷蔵庫を汚れたまま放置すると、不衛生なだけでなく、庫内の食品にも悪影響を与える可能性があります。
また、庫内でカビが発生した場合、のどの痛みや頭痛、アレルギー症状といった健康被害につながるおそれもあるので注意が必要です。
冷蔵庫を定期的に掃除すれば、安心安全に食品を保存できるため、自身や家族の健康を守ることにもつながるでしょう。
冷蔵庫の掃除を始める前準備
冷蔵庫を掃除するタイミングは、食材が少ない日がおすすめです。掃除する箇所の食材は、いったん冷蔵庫の外へ出す必要があるからです。
また、食材が傷まないように、クーラーボックスや発泡スチロール、保冷剤などを準備しておきましょう。クーラーボックスに食材を移し替える際、賞味期限が切れていたり、傷んでいたりする食材を処分すれば一石二鳥です。
掃除は、基本的に布拭きや水洗いで問題ありません。必要に応じて、ノンアルコールタイプのウェットティッシュや台所用の中性洗剤を使うのも手です。冷蔵庫のメーカーによっては、アルコールの使用を推奨していないので留意しておきましょう。
【頻度別】冷蔵庫の掃除方法を解説
冷蔵庫の掃除は、パーツなどによって掃除の頻度が変わります。ここでは、冷蔵庫の掃除方法を頻度別に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
掃除の推奨頻度 | パーツ |
1週間に1回 | 製氷機の給水タンク・浄水フィルター |
1ヵ月に1回 | ドア表面・ドアパッキング・汁受け部・チルドケース |
3ヵ月に1回 | 棚・ポケット・ケース |
1年に1~2回 | 冷蔵庫の外側・電源プラグ |
【1週間に1回】製氷機の給水タンク・浄水フィルター
まずは、1週間に1回を目安に掃除したい冷蔵庫のパーツを紹介します。
自動製氷機を使い水道水で製氷している場合は、1週間に1回を目安に給水タンク・浄水フィルターの手入れを行いましょう。ただし、ミネラルウォーターなど水道水以外で製氷している場合は、雑菌が繁殖しやすいため、3日に1回程度が目安です。
給水タンク・浄水フィルターの掃除は、基本的に水洗いで問題ありません。ただし、高温のお湯で洗うと給水タンクが変形する原因になるので注意が必要です。
また、浄水フィルターは3~4年に1回を目安に交換することが一般的ですが、詳細はメーカーの公式サイトを確認しましょう。
なお、取り外せるタイプの製氷皿を使っている場合は、年に1~2回程度を目安に水で洗います。
冷蔵庫で氷ができないトラブルを抱えている場合は、以下の記事で原因や対処法をご参照ください。
【1ヵ月に1回】ドア表面・ドアパッキング・汁受け部・チルドケース
次に、1ヵ月に1回を目安に掃除したい冷蔵庫のパーツについて紹介します。
ドア表面の掃除は、ぬるま湯を柔らかい布に含ませて汚れを拭き取ります。その後、乾いた布で拭き上げれば完了です。
ドアパッキングの汚れは、放置すると物が挟まって変形し、冷蔵・冷凍の効果が落ちる原因になります。掃除する際は、ぬるま湯を柔らかい布に含ませて汚れを拭き取りましょう。
ドアポケットなどの汁受け部の汚れは、変色やにおいの原因になります。ぬるま湯を柔らかい布に含ませて、汚れを拭き取ることで掃除が可能です。
なお、チルドケースの掃除手順は、まず、チルドケースを取り外します。次に、ケース本体と冷蔵庫側の収納スペースを、ぬるま湯を含ませた柔らかい布で拭き取りましょう。
【3ヵ月に1回】棚・ポケット・ケース
続いて、3ヵ月に1回を目安に掃除したい冷蔵庫のパーツについて紹介します。
棚やポケットなどの汚れは、変形・においの原因になるため、定期的な掃除が不可欠です。可能な限りパーツを取り外したうえで、ぬるま湯を柔らかい布に含ませて汚れを拭き取りましょう。正しい取り外し方は、冷蔵庫の取扱説明書をチェックしてください。
なお、冷蔵庫によってはケースや引き出しのレールに潤滑剤が塗られていることがあります。潤滑剤を拭き取ってしまうと、引き出す際にレールが滑りにくくなるため、拭き取らないように注意してください。
拭き取ってしまった場合は、塗り直す必要があります。販売店やメーカーの問い合わせ窓口に相談するとよいでしょう。
【1年に1~2回】冷蔵庫の外側・電源プラグ
最後に、1年に1~2回を目安に掃除したい冷蔵庫のパーツなどを紹介します。
冷蔵庫の上部や背面、床とのすき間はほこりが溜まりやすいです。掃除機でほこりをある程度取り除いてから、雑巾で拭き取りましょう。
また、電源プラグはほこりが溜まった状態で放置すると、火災や感電の原因になるため注意が必要です。掃除の際は、電源プラグをコンセントから抜き、乾いた布で拭き取ります。
なお、冷蔵庫に頑固な汚れがあって落としづらい場合は、プロの清掃業者に依頼するのも手です。
掃除を終えた冷蔵庫をきれいに維持するためのポイント6つ
ここからは、冷蔵庫をきれいに維持するためのポイントを解説します。
こまめな掃除を心掛ける
冷蔵庫の汚れを見つけたら、こまめに掃除を行うことが大切です。例えば、ノンアルコールタイプのウェットティッシュなどを常備しておき、汚れを見つけたタイミングで拭き取っておくと、汚れの蓄積を防げます。
冷蔵庫の汚れが冷気で固まる前に掃除することで、きれいな状態を保てます。
食材を詰め込まないようにする
冷蔵庫の中を適切に管理し、冷気をしっかりと循環させるには、容量の7割を目安に食材を保存するのがおすすめです。食材を詰め込みすぎると、奥に入り込んだ食材の賞味期限が切れていたり、傷んでいたりしても気付かず、庫内を汚してしまうおそれもあります。
また、庫内にスペースがあれば奥まで見渡せるので、汚れを見つけやすく、すぐに掃除ができます。
肉や魚は保存袋などで密閉して保存する
肉・魚を冷蔵庫に入れるときは、容器や保存袋で密閉して保存することが重要です。肉・魚のドリップと呼ばれる組織液が漏れ出てきたり、ほかの食材に触れたりすると衛生的によくありません。
なお、肉・魚をラップに包んだままの状態で冷蔵庫に保存すると、ドリップが出てくる可能性が高いので注意しましょう。
トレーを利用する
食材をトレーに入れておけば、冷蔵庫からの出し入れを手軽に行えます。トレーごとまとめて取り出せることで、掃除を効率よく進められるでしょう。
また、冷蔵庫に入れていた食材などで汚れても、トレーを掃除するだけで済むので、余計な手間が掛かりません。
野菜は土を落としてから入れる
土付きのまま販売されていた野菜は、冷蔵庫へ入れる前になるべく土を落としておくと、庫内を清潔に保てます。
とはいえ、土付きのまま保存したほうが、野菜本来の風味やおいしさが保たれるとも言われています。土付きで野菜を保存したい場合は、新聞紙に包んだり、袋に入れたりして冷蔵庫が汚れるのを防ぎましょう。
冷蔵室・冷凍室の温度を適切に保つ
掃除を終えた冷蔵庫を清潔に維持し、細菌の増殖を防ぐには、冷蔵室・冷凍室の温度を適切に保つことも重要です。一般的に、冷蔵室は10度以下、冷凍室は-15度以下が目安になります。目安を参考に、自宅の冷蔵庫の温度が適切に保たれているかを確認してみましょう。
冷蔵庫の温度や食材の保管・節電のポイントなどについて知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
手間が最小限に!掃除のしやすい冷蔵庫に買い替えるのもおすすめ
冷蔵庫によっては、掃除しやすい工夫が施されたモデルもあります。お手入れの手間を抑えたい方は、買い替えを検討してもよいでしょう。
また前述の通り、冷蔵庫内の食材を適切に管理するには、容量を7割に留めるのがベストです。家族が増えて食材の量が増えてきたといった場合は、より容量の大きい冷蔵庫への買い替えをおすすめします。
冷蔵庫を買い替える際は、ぜひリユースショップのセカンドストリートをご利用ください。セカンドストリートは全国に850店舗以上を展開しており、各種メーカーの冷蔵庫を幅広くラインナップしています。
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なお、冷蔵庫のおすすめの選び方や各メーカーの特徴について、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
冷蔵庫はパーツによって掃除する頻度が異なるため、適切なタイミングで掃除することが大切です。また、掃除を終えた冷蔵庫をきれいな状態で維持するには、「こまめな掃除を心掛ける」「食材を詰め込まないようにする」といったポイントを押さえておきましょう。
冷蔵庫の容量が足りていない、温度を適切に保てないといった場合は、買い替えをおすすめします。リユースショップのセカンドストリートでは、各メーカーの冷蔵庫をリーズナブルな価格でご提供しています。
価格帯やメーカーを指定した検索機能もあるので、ぜひ新着の冷蔵庫をチェックしてみてください。