引っ越しを機に持ち物を減らしたり、家具や家電などを買い替えたりする人は多いでしょう。いらなくなった物を効率よく処分するためにも、処分方法や処分時の注意点を理解しておくことが大切です。この記事で詳しくご紹介します。
引っ越し時に出た不用品を処分する6つの方法とは
引っ越し時には、まだ使えるが買い替えなどにより必要なくなった「不要品」と、故障や劣化などで使えなくなった「不用品」に分けましょう。不要品と不用品で処分方法が変わってきます。以下で処分方法をご紹介します。
1:リユースショップやリサイクルショップに買取してもらう
まだ使える物であれば、リユースショップやリサイクルショップに買取してもらいましょう。さまざま物をまとめて処分できる上に、臨時収入を得られます。
またリユースショップやリサイクルショップは店舗数が多く、利用しやすいこともポイントの一つ。ただし、業者ごとで買取可能な品目やルールが異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
セカンドストリートでは家具や家電、洋服など、さまざまな物の買取に対応しています。買取可能な物や買取方法、お近くの店舗などについては以下リンクからご確認ください。
2:フリマ・オークションアプリで出品する
リユースショップやリサイクルショップの店舗に出向く時間がない人は、フリマ・オークションアプリで出品してみてはいかがでしょうか。自分にとっては不要な物でも欲しい人がいるかもしれません。自身で販売価格を設定できることがメリットです。
ただし、梱包・発送の手続きを自身でする必要がある点や、買い手が見つかるまで時間がかかる可能性がある点などはデメリットといえます。また万が一トラブルが発生しても、基本的に個人間でやり取りする必要があります。
3:知人に譲る
知人に譲るという選択肢もあります。これから一人暮らしを始める人など、身近で必要としている人がいないか探してみましょう。
個人間のやり取りにはなりますが、相手が知人のため安全にやり取りできます。ただし、後々のトラブルを避けるためにも、商品の状態や受け渡し方法などは事前にすり合わせておきましょう。
また譲る予定の物を相手が本当に望んでいるのか、押し付けてしまっていないかなどを考えることも大切です。
4:引っ越し業者に依頼する
引っ越し業者の中には、不用品の処分・買取に対応している業者もいます。引っ越しのタイミングで不用品を引き取ってもらえるため、手間がかからない方法といえるでしょう。
ただし、引っ越し作業を依頼した場合のみサービスを利用できる業者が多い点には注意が必要です。また引っ越し費用とは別に、処分費用として追加料金がかかるかもしれません。
5:ごみとして処分する
買取が難しい物は、ごみとして処分しましょう。量が少なく、かつ自宅から自分で運搬できる場合におすすめの処分方法です。ごみの出し方や分別方法に関しては、住んでいる市町村のルールに従いましょう。
なお大きな家具は、一般的に粗大ごみに該当します。粗大ごみ用のシールを購入する必要があるなど、可燃ごみや不燃ごみとは異なるルールが適用されるため注意しましょう。
6:不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に不用品を引き取ってもらう方法もあります。買取してもらえない大型の家具や家電を処分する方法としておすすめです。
業者によって費用が異なるため、複数の業者から見積もりをもらって比較した上で依頼しましょう。
不用品の種類別でおすすめの処分方法とは
普段の片付けと違い、引っ越しの際はさまざま種類のいらない物が出ます。種類によって適した処分方法が異なることを押さえておきましょう。ここでは種類別のおすすめの処分方法をご紹介します。
衣類・雑貨の場合
引っ越しの機会に着なくなった衣類を一気に処分すると、荷物が減らせる上に気分がすっきりします。不要な衣類はリユースショップや古着屋に持ち込むのがおすすめ。状態のよい物や人気アイテムの物は、買取してもらえるでしょう。
ただし、ノーブランドの物や状態がよくない物に関しては、買取してもらえないかもしれません。買取不可の物はフリマアプリを活用して売ったり、燃えるごみとして処分したりするとよいでしょう。また不要な雑貨もリユースショップで買取してもらえる可能性があります。
家具・家電の場合
新居へ持っていかない家具・家電のうち、年式が新しい物はリユースショップに買取してもらうのがおすすめ。きれいな物や人気モデルは、買取価格がつきやすいかもしれません。
ただし、年式が古い物や壊れている物は買取してもらえない可能性が高いです。不用品回収業者に依頼したり、ごみとして処分したりすることになるでしょう。
また家電リサイクル法に該当する一部の家電に関しては、決まった手順で処分する必要があります。詳しくは「引っ越し時に出る不用品を処分する際に注意すべきこと」で解説します。
本などの紙類の場合
不要な本は古本屋に売って処分しましょう。話題の本や専門書などは、高く買取してもらえる可能性があります。
一方で、書き込みしていたり破れていたりする本は買取してもらえない可能性が高いため、縛って資源ごみの日に出しましょう。また雑誌・段ボール・紙袋などは、資源ごみ回収所に持ち込むことも可能です。
自転車の場合
状態のよい自転車はリユースショップに買取してもらいましょう。一方で、買取が難しい物はごみとして捨てる、譲るなどの方法を取る必要があります。
なお自治体によっては粗大ごみではなく資源物として処分されることがあるため、捨てる場合は事前に処分方法を確認しましょう。
また捨てたり譲ったりするときは、防犯登録の抹消を行うことも大切。自転車販売店や警察署などで手続きできます。
セカンドストリートでは家具や家電、自転車や雑貨など、紙類以外のさまざまな物の買取に対応しています。まとめて買取しているため、種類ごとに分ける手間がかかりません。ぜひお近くの店舗へお越しください。
引っ越し時に出る不用品を処分する際に注意すべきこと
引っ越し時は普段よりも大量の不用品を処分することになるでしょう。ここでは引っ越し時に出る不用品を処分する際の注意点を3つご紹介します。
引っ越し当日に間に合うよう計画を立てて進める
不用品の処分は時間がかかることが多いため、引っ越し当日に間に合うよう計画を立てて進めることが大切。特に不燃ごみや資源ごみは月に1、2回程度しか収集してもらえない地域もあります。事前に収集日を確認しておきましょう。
またフリマ・オークションアプリで売る場合は、売れるまでに時間がかかることも。梱包・発送にかかる時間も考慮して、早めに出品することをおすすめします。
家電リサイクル法に注意する
エアコン・テレビ・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機を捨てる予定がある場合は要注意。資源の有効利用を促進する家電リサイクル法の対象家電のため、粗大ごみとして捨てられません。
上記の家電に関しては、家電量販店や自治体の委託業者にリサイクル料を支払って処分してもらう必要があります。リサイクル料は、家電の種類やメーカーなどによって異なります。
なお不法投棄や不適切な処理は法律違反です。信頼できる家電量販店や業者に依頼してください。
業者や個人とのトラブルに気をつける
大量の不用品を引き取ってくれる不用品回収業者はありがたい存在ですが、業者選びには注意が必要です。不用品回収業者の中には、市町村の許可を得ずに営業している悪徳業者もいます。
気づかずに依頼すると、高額請求などのトラブルに巻き込まれる可能性があるでしょう。事前に見積もりを出してもらい、追加料金が発生する可能性や追加料金がかかるのはどのような場合かなどを確認しておくことが大切です。
なお必要なくなった物をフリマアプリやオークションで売る人も増えています。自身の納得いく価格で売れる可能性がある一方で、品物の状態や配送料などをめぐってトラブルが起こることも考えられます。
トラブル防止のためにも価格や送料だけでなく、傷や汚れなども事前にしっかりと説明しておきましょう。
段ボールに荷物を入れる際に意識しておきたいこと
不用品の処分と並行して荷造りも計画的に進めましょう。ここでは新居へ運ぶ物を段ボールに入れるときに意識しておきたいことを3つご紹介します。
すぐ使う物は入れない
新居ですぐ使う可能性がある物は段ボールに入れず、すぐに取り出せるカバンやキャリーバッグに入れましょう。
引っ越し業者を利用する場合、新居に到着した後で荷物が届くことも考えられます。車のカギ・携帯電話・充電器・衛生用品など、荷物が届くまでに使う可能性がある物は自身で持ち運びましょう。
生鮮食品・冷凍食品は入れない
引っ越し当日までに冷蔵庫の中身をできる限り空にできるよう調整し、残った生鮮食品や冷凍食品は保冷バッグに入れましょう。運搬中に冷凍食品が溶けて段ボールやほかの荷物を濡らしたり、生鮮食品が腐ったりする可能性があります。
なお遠距離への引っ越しの場合、保冷バッグやクーラーボックスに入れても食品が溶けたり腐ったりするかもしれない点には注意が必要です。
本やCDなど重くなる物は分けて入れる
読書や音楽が好きで、本やCDを多く持っている人もいるでしょう。本やCDは小さいため一つの段ボールに大量に入れてしまいがちですが、小分けにするのがおすすめ。重たくなって持ち運びが大変になるだけでなく、重ねすぎると変形したり破損したりする可能性があるためです。
おすすめは緩衝材のような軽い物を間に入れて詰めること。緩衝材がない場合は、タオルや衣類で代用するとよいでしょう。
引っ越しの際に段ボールに入れられない物の対処法
段ボールに入れられない物があることも押さえておきましょう。国土交通省が定めている「標準引越運送約款」では、段ボールに入れることで事故やトラブルにつながる可能性がある物が具体的に明記されています。
ここでは段ボールに入れられない物の種類や対処法をご紹介します。
1:貴重品
現金・有価証券・印鑑・通帳・クレジットカードなどの貴重品は段ボールに入れられないため、自身で持ち歩くようにしましょう。なお健康保険証やパスポートなども同様です。
2:火薬・灯油など発火の恐れがある物
灯油・ライター・マッチ・花火・ガスボンベなども、段ボールに入れられない物です。特に夏場はトラックの庫内が高温になることにより、発火や爆発の危険性があります。
また発火の恐れがある物は、宅配便としても受け付けてもらえないことが多いです。上記の物で引っ越し先へ持っていく必要がある物に関しては、自身で運びましょう。必要のない物は適切な手順で処分してください。
3:特殊な管理を必要とする物
特殊な管理を必要とする物も段ボールには入れられません。具体例として美術品が挙げられます。美術品が自宅にある場合は、事前に業者と確認しておくことが大切です。
なお衝撃や温度変化による破損を防ぐためにも、美術品は自身で段ボールに入れるのではなく専門知識や専用の機材などを持った業者に依頼する方がよいでしょう。
まとめ
引っ越しで出た不用品を処分する方法はいくつかあるため、種類に応じて適切な方法を選びましょう。まだ使える物であれば、まとめて処分できるリユースショップに買取してもらう方法がおすすめです。買取してもらうことで得た臨時収入で、新しい家具・家電を購入することもできるでしょう。
セカンドストリートでは洋服や家具・家電、雑貨など、さまざまな種類の物の買取に対応しています。量が多くて運搬できない場合は、宅配買取や出張買取などのサービスの利用をぜひ検討してみてください。
引っ越しで出た不要な物をセカンドストリートに買取してもらい、臨時収入をゲットしましょう。