鉄製のフライパンは長持ちするのが特徴として挙げられる一方で、サビが発生しやすいという点も特徴の一つです。見た目にもよくないサビはできる限り早めに取り除きましょう。
この記事ではフライパンのサビの取り方や、日ごろからできる手入れ方法などについてご紹介します。
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鉄フライパンに発生するサビの種類と原因
他の素材で作られた物と比べると、鉄フライパンはサビやすいといえます。なお鉄フライパンに発生するサビは「赤サビ」と「黒サビ」に分けられます。
ここでは、赤サビと黒サビそれぞれの発生原因や人体に影響はあるのかなどをご紹介します。
赤サビ
フライパンの表面にできる赤茶色のサビは、赤サビと呼ばれます。赤サビの正体は酸化鉄です。なお鉄製のフライパンは、油でコーティングすることでサビの発生を防止しています。
ただし、洗剤でフライパンを洗ったことにより、表面の油膜が剥がれたり油がなじんでいない状態で保管したりすると、赤サビが発生してしまうことを覚えておきましょう。またフライパン洗浄後の乾燥が不十分な場合も、赤サビが発生しやすい点にも注意が必要です。
なお赤サビは微量であれば、人体に害はないとされています。調理中に赤サビが食材に付いてしまったとしても、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、フライパンに赤サビが付いていると、焦げ付きが発生しやすいです。またフライパンの劣化を早める原因にもなるため、赤サビに気付いたら早めに除去することをおすすめします。
黒サビ
黒サビとは正確には「酸化皮膜」といい、フライパンが高温になった際に発生するサビです。黒サビには赤サビの発生を防ぐ役割があります。また目に見えない小さな穴をフライパンの表面に作ることで、油なじみをよくする効果も期待できます。
なお黒サビも赤サビと同様、人体にとっては無害とされているため、そこまで気にする必要はないでしょう。
鉄フライパンのサビ取り時に必要な物
鉄フライパンに発生したサビは、家庭にある物を活用して落とせます。サビ取りする際は、ドラッグストアやホームセンターなどで以下の物をそろえましょう。
- 金属たわし、ナイロンたわし
- サンドペーパー(サビがひどい場合)
- 重曹、台所用クレンザー
- 金属製ヘラ
- 油
- 鍋つかみ(持ち手が鉄製のフライパンの場合)
基本的に、鉄フライパンのサビに対しては薬品で溶かすというよりも、たわしやヘラ、サンドペーパーなどを使って物理的に削っていく作業が必要です。サビの程度によっては、時間も力もかかるため、使いやすい道具を選びましょう。
またサビ取りに活用した道具が傷ついたり汚れたりすることが考えられるため、サビ取り専用に道具をそろえた方がよいです。
サビの程度別|鉄フライパンのサビの取り方

前述したようにサビは人体に無害とされていますが、料理が鉄臭くなったり、焦げやすくなったりする可能性はあります。できればサビは早めに取り除いておきましょう。
ここからは、サビの取り方をご紹介します。サビは放置した時間が長くなるほど取りにくくなるため、早めに取ってしまうのがおすすめです。
軽度のサビの取り方
サビが発生してすぐの場合や範囲が全体のごく一部にとどまっている場合などは、軽度のサビといえます。軽度のサビを取り除く際は、以下の手順で進めましょう。
- サビを金属製ヘラなどで削った後、水を入れて火にかけ、汚れを浮かす
- 重曹を使いながら、フライパンをたわしで洗う
- フライパンを熱して乾かし、油を引いて油膜を作る
始めに金属製ヘラなどを使って取り除けるサビを全て落とします。その後、火にかけて汚れが浮いてきたら火を止めましょう。
火傷に注意しつつ熱いフライパンをたわしで洗います。汚れがひどい場合は、必要に応じて重曹やクレンザーなどを使用するのもよいでしょう。
サビや汚れが落ちたら、再びサビが発生するのを防ぐために油膜を作ります。水分が完全になくなるまでフライパンを熱した後、火を止めて冷める前に食用油を少量たらしてなじませます。
重度のサビの取り方
全体に広がってしまったような重度なサビの場合は、一度フライパンを熱してサビを炭化させることがポイントです。以下の手順を試してみましょう。
- フライパンを熱してサビを炭化させる
- 冷ませた後、金属製ヘラなどでサビを削り取る
- サンドペーパーで磨き、洗い流して乾燥させる
- フライパンを熱して乾かし、油を引いて油膜を作る
サビを炭化させた後の工程は、基本的に軽度のサビの取り方と同じです。炭化したサビを金属製ヘラやサンドペーパーを使って削り落としていきましょう。
面倒なサビ取りが不要に!鉄フライパンの手入れ&保管方法

鉄フライパンにサビが発生しないようにするためには、日ごろの手入れが大切です。ここからは、鉄フライパンの手入れ方法や保管方法などをご紹介します。
汚れたまま放置しない
鉄フライパンを使用した後は、できるだけ早く洗いましょう。放置すると汚れがこびりついてしまうだけでなく、食材に含まれる水分や塩分、酸などがサビを発生させる原因になることがあるからです。
なおフライパンが熱い状態で洗うと火傷してしまうため、冷めてから洗いましょう。洗う際はお湯とたわしを使います。洗剤を使うと油膜が剥がれてしまう点に注意が必要です。
洗った後に油膜を作る
鉄フライパンの普段のお手入れは、お湯とたわしによる洗浄のみで十分です。ただし、お湯とたわしだけでは汚れが落ちないこともあるでしょう。中性洗剤を使って洗った場合は、油膜を作り直すことが大切です。
まず水で洗った鉄フライパンを高温になるまで熱して、水分を完全に乾燥させましょう。その後、鉄フライパンが冷める前に少量の油を引いてなじませることで油膜を作れます。
なお鉄フライパンの表面を油膜でコーディングする工程のことを「シーズニング」と呼びます。
湿気の少ない場所に保管する
湿気はサビの発生につながるため、鉄フライパンは風通しがよく、かつ湿気の少ない場所で保管しましょう。キッチンであれば、流しの下よりも食器棚の中に保管するのがおすすめです。
また長期間使う予定がない鉄フライパンであれば、新聞紙にくるんで保管するのがポイントです。新聞紙が湿気を吸収してくれる上に、ホコリや汚れが付くのも防いでくれます。
まとめ
鉄フライパンに発生するサビには、赤サビと黒サビの2種類があります。いずれも無害とされていますが、サビたフライパンは焦げ付きやすいため、早めに取り除くのがおすすめです。また日ごろから手入れや保管方法を意識することも大切なことといえます。
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