近年注目されているミニマリストは、必要な服をどうやって選んでいるのでしょうか。「トレンドは追いたいけど、どんどん服が増える」「着回せない服がいくつもある」など、ミニマリストでなくても、手持ちの不要な服は適度に減らしたいものです。
そこで、今回はミニマリストに近づくための服の選び方や必須アイテム、年代別おすすめコーデなどを紹介します。
服を厳選する際に便利なリユースショップ〈2nd STREET セカンドストリート〉も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ミニマリスト目指して服を厳選!何着必要?
そもそもミニマリストとはどんな人を指すのでしょうか。ここでは、ミニマリストの定義や必要な服の枚数について見ていきましょう。
ミニマリストとは?
ミニマリストとは、必要最小限のもので生活する人のことです。英語で「可能な限り少ない」という意味のminimal(ミニマル)が名前の由来といわれています。
身の回りのアイテムを本当に必要なものだけに絞り、服も長く着回せるものだけを厳選して選ぶスタイルが一般的です。Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏の服装も、ミニマリストの例としてよく挙げられています。
スティーブ・ジョブズ氏は黒いタートルにジーンズ、スニーカーまで同じアイテムを着続け、洗い替えのみ持つという徹底ぶりでした。ただし、ミニマリストを目指すからといって、そこまでストイックになる必要はありません。厳選したワードローブで、女性ミニマリストもおしゃれな着回しを楽しむことは十分に可能です。
ミニマリストに必要な服の数は?
ミニマリストの必要な服の枚数に、正式な定義はありませんが、平均すると20着ほどといわれています。一般的な女性の手持ち服が150~200着ほどといわれているので、20着はかなり少ない枚数です。しかもなかには、10着ほどで着回すミニマリストもいるそうです。
ただし、必要な服が20着より多くても、自分のライフスタイルに合わせてミニマルと思える枚数であれば、ミニマリストであるといえます。
ミニマリストを目指している方は、使わない服を毎回捨てるのではなく、売るようにすると経済的です。服の活用・処分方法について知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
ミニマリストの服の選び方|7つのポイント
本当に必要な服を選ぶ際の目安として、ミニマリストの服選びのポイントを7つ紹介します。
シンプルなデザインのもの
出典:
https://wear.jp/suzuchan1206/23940488/
個性的な色柄や装飾、奇抜なデザインは着たときの印象が強く、着回ししにくく飽きやすいことがデメリット。
ミニマリストを目指すなら、シンプルなデザインがおすすめです。
例えば、襟元は丸首やノーカラー、パンツにもスカートにも合うスタンダードな着丈などを意識して選ぶとよいでしょう。
出典:
https://wear.jp/suzuchan1206/23940488/
流行に左右されないもの
出典:
https://wear.jp/fjnam0716/23133145/
ミニマリストは、1着を長く愛用します。
「シャツ+チノパン」「カーディガン+ワンピース」など、流行を追わない定番スタイルが基本。
定番アイテムなら、少ない枚数でも着回しやすく長く着ることができます。
出典:
https://wear.jp/fjnam0716/23133145/
同じテイストのもの
テイストの違う服にチャレンジしたら、手持ちの服や小物と合わず困った経験はありませんか?テイストが異なる服は、組み合わせが制限され、服や小物が増える原因になります。
「ナチュラル」「エレガンス」「スポーティ」など、できるだけテイストを揃えて、着回しやすくしましょう。
レディースファッションの系統については、以下の記事で紹介しています。同じテイストで揃えたい方は、ぜひ参考にしてください。
自宅で洗濯できるもの
ミニマリストとして暮らすには、自宅で洗濯できる服を選ぶことが大切です。クリーニングが必要な服では、着回す服が足りなくなってしまいます。
購入時は洗濯表示を確認して、自宅で洗濯可能なものを選ぶようにしましょう。ニットなども、水洗い可能なものを選ぶと安心です。
上質で耐久性があるもの
安価でもすぐに型崩れしたり破れたりしてしまう服は、結局買い替え頻度を増やすことになり、長く大切に着ることはできません。
特に上の年代のミニマリストの方は、チープに見えない上質素材を揃えたブランドを選ぶのがおすすめです。
年間通して着られる素材のもの
「夏だけ」「冬だけ」など、着る季節が限られる素材は、他の季節で着回すことができません。結果として服の枚数が増えてしまいます。
コットン素材など、一年中着られる素材を中心に選ぶのがポイントです。
ベーシックな色のもの
出典:
https://wear.jp/fs201904/16068856/
ベーシックな色の服なら組み合わせやすいだけでなく、オフィスにもカジュアルにも使えて便利です。
モノトーン、アースカラー、ニュートラルカラーなどがミニマリストの方におすすめ。これらのカラーを中心に組み合わせましょう。
出典:
https://wear.jp/fs201904/16068856/
【ミニマリストの服一覧】女性の必須アイテムはこれ!
ミニマリストにおすすめのアイテムと最低限の枚数を、一覧表で解説しています。以下を参考に、自身のライフスタイルに合ったアイテムや枚数を決めていきましょう。
アウター(3着~)
アイテム名 | 必要枚数 |
ロングコートやダウンジャケット(真冬用) | 1着 |
厚すぎず薄すぎないコート1着(春秋用) | 1着 |
ジャケット | 1着 |
出典:
https://wear.jp/sakurarukas/23851624/
真冬用のコートは、カジュアルなダウンジャケットとフォーマルな装いにも合うロングコートが1着ずつあるとよいでしょう。
ジャケットはビジネスやフォーマルにも使えるため、ボトムスとセットアップで持っておくと◎。
出典:
https://wear.jp/sakurarukas/23851624/
トップス(11着~)
アイテム名 | 必要枚数 |
半袖Tシャツまたはカットソー | 2着 |
長袖Tシャツまたはカットソー | 2着 |
ニット | 薄手と厚手を1着ずつ |
白シャツ | 1着 |
ブラウス | 1着 |
ワンピース | 1着 |
カーディガン | 1着 |
パーカー | 1着 |
出典:
https://wear.jp/harukim930/24153420/
半袖と長袖のTシャツ、カットソーはコーデの基本アイテムです。毎日洗濯することを想定して、最低2枚は持っておきたいところ。
純白よりもベージュやアイボリー、黒よりも霜降りグレーやブラウン、ネイビーなどを選ぶと黄ばみや退色が目立ちにくくなります。
また、半袖ワンピースは重ね着で一年中活躍するほか、シャツワンピースなら羽織りとしても着回せます。ワンピースの中にインナーを合わせたり、アウターを合わせたりとコーデの幅が広がるため、1着は持っておくとよいでしょう。
出典:
https://wear.jp/harukim930/24153420/
シャツワンピースのコーデは以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
ボトムス(5着~)
アイテム名 | 必要枚数 |
きれいめのパンツ | 2着 |
デニムパンツ | 2着 |
シンプルなスカート | 1着 |
出典:
https://wear.jp/suzuchan1206/24094153/
きれいめパンツはテーパードやワイドストレートなど、シンプルで合わせやすい形がおすすめ。トップスとの色バランスも考えて、暗い色か明るい色を選びましょう。
デニムパンツは2着のうち1本をチノやカーゴ、黒スキニーなどに変えても◯。
スカート派なら、パンツを減らしてスカートを増やしてもよいでしょう。スカートは黒のタイトスカートなど、きれいめにもカジュアルにも使えるものが◎。「パンツと印象が被らないか」「どちらかで代用できるか」といった視点で選ぶと、枚数を絞れます。
出典:
https://wear.jp/suzuchan1206/24094153/
黒のタイトスカートを使用したコーデは、以下の記事で紹介しています。アイテム選びの参考にしてみてください。
小物
出典:
https://wear.jp/941020/24062456/
シンプルなコーディネートに変化を付けたければ、小物を活用するのがおすすめ。
ベルトや靴下、伊達メガネ、キャップなど、自分のスタイルに合った小物を選ぶとよいでしょう。
出典:
https://wear.jp/941020/24062456/
ミニマリストのおすすめコーデを年代別に紹介
ミニマリストは、手持ち服が限られるため年代によって選ぶべきアイテムやコーデが異なります。ここでは、年代別のおすすめコーデを紹介します。
[20代・30代]のおすすめミニマリストコーデ
20代・30代のおすすめミニマリストコーデには、以下のようなものがあります。
▼着回しやすいシンプルカラーのアイテムを使ったコーデ
出典:
https://wear.jp/941020/24034151/
20代ミニマリスト向けのシンプルコーデには、パフスリーブのトップスを合わせて服に女性らしさをプラスしてみましょう。
フォーマルな形のバッグにメガネ、ローファーを合わせれば、きちんと感も演出できます。
出典:
https://wear.jp/941020/24034151/
▼30代の子持ちママに動きやすさを重視したコーデ
出典:
https://wear.jp/umichuxx/23421285/
30代の子持ちミニマリストママには、おしゃれだけでなく機能性や動きやすさを重視した服をチョイス。
アメリカンスリーブのタンクトップにフラッフィーなカーディガン、ゆるシルエットのパンツを合わせて、シンプルで軽快な印象のなかにも女性らしさのあるコーデに。
髪はすっきりとまとめたアップスタイルがおすすめです。
出典:
https://wear.jp/umichuxx/23421285/
▼休日の軽いお出かけに取り入れたいきれいめスポーティコーデ
出典:
https://wear.jp/ochimhan/23996293/
休日のショッピングや親友とのカフェランチなど、軽めのお出かけに取り入れたいスポーツコーデ。
ゆったりボーダーのトップスにデニムとキャップ、デイパックでカジュアルに寄せつつ、足元はローファーにすれば、崩し過ぎないコーデが完成します。
出典:
https://wear.jp/ochimhan/23996293/
▼動きやすいデニムでもきちんと見えるきれいめトップスコーデ
出典:
https://wear.jp/ochimhan/24061086/
カジュアルな印象のウォッシュドデニムも、シャツなどのきちんと感のあるトップスを合わせれば、きれいめスタイルに。
季節に応じた柔らかなカラーが、よい差し色になるでしょう。
バッグや小物を黒などで統一するとコーデが引き締まります。
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https://wear.jp/ochimhan/24061086/
[40代・50代]のおすすめミニマリストコーデ
40代、50代の大人の女性にぴったりの、上質なアイテムを取り入れたミニマリストコーデも紹介します。
▼ボディラインをうまく隠すコーデ
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https://wear.jp/yfa09722/23523623/
40代や50代の女性ミニマリストとしては、ボディラインを隠せる服を上手に取り入れたいところ。
オーバーサイズジャケット×細身パンツで、すっきりとした着こなしに。インナーと足元を同系色にすることで、ワンランク上のコーデが完成です。
出典:
https://wear.jp/yfa09722/23523623/
▼モードな印象のスカートとニットで大人の余裕を感じるコーデ
出典:
https://wear.jp/sollchan/23426845/
モードな印象のスカートには、シンプルでゆとりのある薄手ニットで大人の余裕を感じさせるスタイルに仕上がります。
黒のボトムスが重たく感じる場合は、明るい色の小物をプラスすると軽快な印象にできますよ。
出典:
https://wear.jp/sollchan/23426845/
▼きちんと感の出るハリのある素材を使ったコーデ
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https://wear.jp/sonomi0610/23885215/
大人っぽい雰囲気のコーデには、ハリのある素材を使ったアイテムがおすすめです。
ホテルのアフタヌーンティーや、レストランで友人とランチ、といったシーンで取り入れたいですね。
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https://wear.jp/sonomi0610/23885215/
▼夏のオフィススタイルに真似したい半袖ニットのシンプルコーデ
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https://wear.jp/sakurarukas/24081579/
夏の暑い時期でも露出は控えたい大人の女性には、半袖ニットとパンツのコーデがおすすめ。
薄手のコットンニットもダークカラーなら透け感がなく、安心して着られます。
足元をサンダルにするときは、ネイルやシアーソックスをプラスするとオシャレ度がアップします。
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https://wear.jp/sakurarukas/24081579/
ミニマリストの服選びはライフスタイルに合わせるのがおすすめ
ミニマリストとは、最小限のアイテムや服で暮らす人のこと。少ない枚数の服で着回すには、シンプルで長く使えるものを選ぶのが基本です。
服を減らすことにこだわり過ぎると、毎日のコーデが味気なく感じてしまうこともあるでしょう。上質なアイテムやお気に入りの服に、小物を取り入れるとコーデの幅が広がります。無理せず自分に合った「最小限」を見つけるのが楽しくミニマリストを続けるポイントです。
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