70年代ファッションは、男性・女性を問わず幅広い世代で今もなお人気を集めている着こなしのひとつです。古着好きの間だけでなくハイブランドでも取り入れられている点も、人気を後押ししている理由のひとつといえます。そこで、70年代ファッションの特徴やおすすめのコーデをご紹介します。
気になるコーデやアイテムを見つけたら、70年代ファッションのおしゃれアイテムも取り扱っている〈2nd STREET セカンドストリート〉の店舗やオンラインストアも、ぜひチェックしてみてくださいね。
70年代ファッションの特徴と歴史を紐解こう
70年代のファッションは、高度経済成長期といった時代背景もあり、欧米の映画や音楽などのカルチャーが色濃く反映された着こなしが流行していました。そこでここでは、特に人気を集めた代表的な70年代ファッションの特徴や背景を解説していきます。
アメリカ発!平和を願う「ヒッピー」スタイル

出典:
https://wear.jp/amiamina/22684708/
ヒッピースタイルは、自由で開放的な着こなしを特徴としています。
サイケデリックな要素が加わった派手なカラーリングや、ボヘミアン調のリラクシーな服装が多いのも印象的です。
出典:
https://wear.jp/amiamina/22684708/
▼背景
60年代後半にアメリカのサンフランシスコで誕生したヒッピー。“愛・平和・自然”を掲げ、物質主義や中流文化、ベトナム戦争などに対する反権力や反体制を唱えた若者たちが起こした運動は「ヒッピー・ムーブメント」となり、世界に広まりました。
日本でもこのブームは広まり、社会へ反発するマインドとともにヒッピーを象徴するファッションアイテムを取り入れる若者が増えました。
▼主なアイテムとブランド
アイテム | ・フレアボトム ・フリンジアイテム ・フラワープリント ・サイケデリック柄 ・タイダイ染め など |
ブランド | 特になし |
アメリカ発!映画で話題の「マニッシュ」スタイル

出典:
https://wear.jp/sahomin1124/10954621/
マニッシュ(=男性のような)スタイルは、ジャケットやスーツといった紳士的な着こなしが特徴として挙げられます。
男性的なアイテムを取り入れることで女性らしさが引き立つところも魅力のひとつです。
出典:
https://wear.jp/sahomin1124/10954621/
▼背景
70年代後半のニューヨークを舞台に描かれた映画「アニー・ホール」のヒロインが着ていた大人の紳士的なスタイルが、“アニー・ホール・ルック”として世界的に大流行。
ヒロイン役のダイアン・キートンが着用していたファッションは、当時衣装協力をしていた〈Ralph Lauren ラルフ ローレン〉のアイテムと彼女の私服をミックスしており、70年代を代表とするファッションアイコンとしても今でも根強い人気を誇っています。
▼主なアイテムとブランド
アイテム | ・スーツ ・ベスト ・チノパンツ ・ネクタイ ・ローファーやレースアップシューズ など |
ブランド | ・〈Ralph Lauren ラルフ ローレン〉 ・〈Brooks Brothers ブルックスブラザーズ〉 ・〈BANANA REPUBLIC バナナリパブリック〉など |
イギリス発!有名バンドが着た「パンク」スタイル

出典:
https://wear.jp/mayurowe/20095198/
ブラックのレザーライダースジャケットにフィット感のあるパンツは、まさに70年代のパンクスタイルを象徴する着こなしです。
レースアップブーツでハードに決めているところも、見逃せないポイントです。
出典:
https://wear.jp/mayurowe/20095198/
▼背景
70年代のオイルショックで経済不況のなかにあったイギリスで生まれた“パンクミュージック”。そんな音楽カルチャーを代表するロンドンのパンクバンド「セックス・ピストルズ」の人気とともに、彼らが着用していたファッションは世界的に広まりました。
さらに、アメリカでは“パンクロック”ミュージックへと発展してパンクブームはさらに加速し、80年代には攻撃的なファッションへと変化を遂げていきます。
▼主なアイテムとブランド
アイテム | ・ライダースジャケット(革ジャン) ・細身のパンツ ・ダメージ加工のTシャツやパンツ ・ピンバッジ など |
ブランド | ・〈Vivienne Westwood ヴィヴィアン・ウエストウッド〉 ・〈Dr.Martens ドクターマーチン〉 ・〈George Cox ジョージコックス〉など |
日本発!女子大生に大流行「ニュートラ」スタイル

出典:
https://wear.jp/yoahiru35/22041374/
ニュートラ(=ニュートラディショナルの略)は、トラッドな着こなしにハイブランドの小物を合わせたファッションのことをさします。
きちんと感とエレガントさを両立したお嬢様風のスタイルは、今でも魅力を感じる装いです。
出典:
https://wear.jp/yoahiru35/22041374/
▼背景
神戸発祥のトラッドスタイル。日本の高度経済成長にともない、女性の豊かさをファッションで表現するために、若い女性の間でバイブルとされていた女性誌で多く取り上げられました。それにより、女子大生を中心に瞬く間に人気が広まったとされています。
また、“ハマトラ”(=横浜トラッドの略)という派生スタイルも生まれ、そのブームは80年代前半まで続いたようです。
▼主なアイテムとブランド
アイテム | ・紺ブレザー ・カーディガン ・ボウタイブラウス ・ワンピース ・ハイブランドのバッグやスカーフ など |
ブランド | ・〈HERMES エルメス〉 ・〈CELINE セリーヌ〉 ・〈GUCCI グッチ〉など |
70年代のファッションアイテムでつくる旬コーデ7選
ここからは、70年代ムードが高まるアイテムを取り入れたおすすめの旬コーデをご紹介します。時代を超えて愛される70年代ファッションを、現代風の着こなしで楽しみましょう。
バンドTシャツ

出典:
https://wear.jp/sachiekawashima/19358533/
パンクスタイルをイメージしたバンドTシャツで、ピンクのスラックスが放つ甘さを払拭して。
細めのサスペンダーで、こなれた印象に仕上げているところにも注目です。
出典:
https://wear.jp/sachiekawashima/19358533/
フレアデニム

出典:
https://wear.jp/blackbymoussystaff/22594550/
ヒッピースタイルを象徴するフレアデニムに、ピンクのブラウスを合わせて。
ブラックデニムをチョイスすることで大人っぽい着こなしが叶います。
出典:
https://wear.jp/blackbymoussystaff/22594550/
刺繡ワンピース

出典:
https://wear.jp/tappy1119/20609006/
フォークロア調のワンピースも70年代に流行したアイテムのひとつ。
今っぽく着こなすなら、インナーにタートルネックのニットを合わせて、レイヤードコーデを楽しみましょう。
出典:
https://wear.jp/tappy1119/20609006/
ジャンプスーツ

出典:
https://wear.jp/mari0109/19659384/
70年代のファッションで一時的にトレンド入りしたディスコスタイルを彷彿させるジャンプスーツ。
当時は派手なカラーリングが主流でしたが、今着るならデイリー使いしやすい花柄がおすすめです。
出典:
https://wear.jp/mari0109/19659384/
セットアップ

出典:
https://wear.jp/yoshidaayumi0000/21993822/
ハンサムなセットアップに、ボーダーTシャツでマニッシュスタイルを再現した上級者向けコーデ。
デニム素材のセットアップでトレンド感を演出しているところも、参考にしたいポイントです。
出典:
https://wear.jp/yoshidaayumi0000/21993822/
ライダースジャケット

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https://wear.jp/sachiekawashima/19880172/
70年代のファッションを秋冬に取り入れるなら、レザーのライダースジャケットを活用するのがおすすめ。
女性らしいマキシ丈のワンピースのうえにさらりと羽織って、エレガントとハードのコントラストを楽しみましょう。
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https://wear.jp/sachiekawashima/19880172/
プラットフォームシューズ

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https://wear.jp/nodopachi/19060988/
70年代ファッションのなかでも多くのスタイルで愛用されていた、フレアボトムと好相性なプラットフォーム(=厚底)シューズ。
オーバーオールにサボタイプを合わせたアメカジライクな着こなしなら、現代の装いにもぴったりマッチします。
出典:
https://wear.jp/nodopachi/19060988/
70年代ファッションに自分らしさを取り入れて、おしゃれを満喫しましょう!
70年代はファッションの分野で多くの流行が生まれ、それは今もなお幅広い世代に愛されています。そんな70年代ファッションを現代風にアップデートして、おしゃれを楽しんでみませんか?
70年代のファッションを取り入れたブランド古着やアイテムなども取り扱っているセカンドストリートを活用して、自分らしい着こなしを満喫しましょう。