ブルーレイレコーダーは、ブルーレイディスクの再生はもちろん、テレビ番組をきれいな画像で録画・再生できる便利な家電です。ただし、寿命を迎えると再生や録画をする際に不具合を起こすことがあるため、寿命のサインを見逃さないことが大切です。
この記事では、ブルーレイレコーダーの寿命の目安や寿命が近づいているサインなどについてご紹介します。また、長持ちさせる使用方法や不要になったブルーレイレコーダーの処分方法も併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ブルーレイレコーダーの寿命や保証期間の目安
使用しているブルーレイレコーダーがいつまで使えるのか、購入から何年経ったら買い替えるべきかを知るには、寿命や保証期間を参考にするのがおすすめです。ここではブルーレイレコーダーの寿命や保証期間についてご紹介します。
ブルーレイレコーダーの寿命は5~10年程度
ブルーレイレコーダーの寿命は、平均すると5~10年程度です。その中でも高額なブルーレイレコーダーは性能が高く、比較的長く利用できる傾向にあります。ただし、使用頻度や使い方、メーカーによって違いが出てくる点に留意しましょう。
ちなみに、ブルーレイレコーダーは劣化しやすいハードディスクを使用しているため、ビデオデッキなどよりも寿命が短いとされています。
メーカーの保証期間は最大5年間
ブルーレイレコーダーを新品で購入すると、ほとんどの製品にはメーカー保証が付与されています。メーカー保証とは、正常な使い方をしているにも関わらず製品に不具合が発生した場合、無料で修理・交換してもらえるサービスです。
メーカー保証期間は基本的に1年間です。ただし、メーカーによってはサービスに登録すると、保証期間を延長してくれることがあります。
また、家電量販店などでも長期保証サービスを実施していることがあるため、購入時に確認してみるとよいでしょう。いずれの場合も、長期保証サービスに加入すれば保証期間を最大5年間に延ばすことが可能です。
なお、メーカー保証の対象になるのは、ブルーレイレコーダー本体の不具合のみです。リモコンの電池交換のほか、落下・水濡れなど製品の品質とは関係ない原因による故障は対象外になります。
部品の保管期間は製造終了から8年
多くのメーカーでは修理のために部品を保管していますが、その期間は製造終了から8年程度です。保管期間が過ぎると部品の入手が難しくなるため、古いモデルは修理できない可能性があります。
そのため、製造終了から8年以上経過した製品の場合は、修理の代わりに買い替えが必要になることが多いでしょう。
なお、ブルーレイレコーダーと一緒に使われるテレビにも寿命があります。テレビの寿命は10年程度といわれていますが、具体的な年数は種類によって異なります。以下の記事では、テレビの寿命や症状について解説しているのでぜひご覧ください。
ブルーレイレコーダーの寿命が近づいているサイン
ブルーレイレコーダーの寿命は使用方法によっても変化します。寿命が近づいているブルーレイレコーダーでは、さまざまなトラブルが起きやすいため注意が必要です。
ここでは、ブルーレイレコーダーの寿命が近づいているサインを5つご紹介します。処分や買い替え時期を考える際の参考にしてみてください。
再生中に音や映像が乱れる
ブルーレイディスクの再生中に音や映像が乱れたり、途切れたりすることがあります。読み取り部のレンズなどブルーレイレコーダー内部に傷や汚れがあると、再生中に音や映像が乱れやすくなるため、まずはクリーニングして様子を見るのがおすすめです。
クリーニングしても状況がよくならない場合、ブルーレイレコーダーの寿命が近いと考えられます。その場合は、買い替えを検討した方がよいでしょう。
なお、ブルーレイレコーダーで再生しても画面に何も映らないときは、テレビに問題がある可能性も考えられます。テレビ画面が映らないトラブルについては、以下の記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
再生中に異音がする
ブルーレイディスクの再生中に「カタカタ」「ブーン」などの音がする場合も、ハードディスクの寿命が近づいているサインの一つです。ハードディスクには細かな部品が多数使用されており、部品の経年劣化によって異音を出すことがあります。
ブルーレイレコーダーは、録画したデータをハードディスクに記録する仕組みです。ハードディスクが劣化すると正しく録画できなくなる恐れがあるため、早めに買い替えた方がよいでしょう。
リモコンに反応しない
リモコンを押してもブルーレイレコーダーの電源が入らない、正常に作動しないなどの問題が起きたときは、まずリモコンが故障していないかを確認しましょう。
ブルーレイレコーダーが反応しないのは、リモコンの電池切れや接触不良などが原因かもしれません。特に接触不良が起きている場合は、リモコンの交換が必要になることもあります。
リモコンに問題がないにも関わらず、ブルーレイレコーダーが反応しない場合は、寿命が近づいているサインと考えられます。本体に内蔵されているリモコンの電波を受信する部分に異常が起きている可能性があるため、修理または買い替えを検討しましょう。
ディスクトレイがスムーズに開閉しない
ブルーレイディスクを挿入するために何度も開閉するディスクトレイは、壊れやすいパーツの一つです。ディスクトレイの開閉がスムーズでない、開かないなどの不具合は寿命のサインといえます。
ディスクトレイがスムーズに開閉しない場合、部品の劣化や故障、配線のトラブルなどさまざまな原因が考えられます。そのため、早めの修理または買い替えがおすすめです。原因によっては簡単な修理で直ることもあります。
無理に使い続けると、ディスクが取り出せなくなったり傷ついたりする恐れがあるため注意しましょう。
電源が入らない
電源が入らないことも寿命のサインの一つです。正しくコンセントをつないでも電源が入らない場合、ブルーレイレコーダー本体が故障している可能性があります。
コンセントの接続状況やリモコンの状態などをもう一度確認し、それらに問題がないときはブルーレイレコーダーの故障の可能性が高いです。その場合は買い替えや修理を検討しましょう。
ブルーレイレコーダーのリモコンにも寿命がある?
ブルーレイレコーダーを操作する際に、リモコンを使用している人は多いでしょう。ブルーレイレコーダー本体だけでなく、リモコンにも寿命があります。リモコンも、長く使っていると故障や不具合が起こる可能性があるため注意が必要です。
ここでは、リモコンに使用する電池の寿命や故障時の対処方法を解説します。
電池の寿命は約1年
リモコンの電池の寿命は約1年が目安です。使用頻度が短いと1年よりも長く使えますが、ブルーレイレコーダーをよく使う場合は半年程度で電池切れになることもあるでしょう。リモコンを押してもブルーレイレコーダーが反応しない場合、電池が切れていないかを確認することが大切です。
また、リモコンの効きが悪い場合、電池の残量が減って電波が弱くなっていることも考えられるでしょう。まずは電池交換して様子を見ることをおすすめします。
なお、ブルーレイレコーダーのリモコンと同様に、テレビのリモコンにも寿命があります。以下の記事では、テレビのリモコンに起こりやすいトラブルの原因や対処法などをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
故障したら汎用リモコンやスマホで代用できる
新しい電池に交換してもブルーレイレコーダーが反応しない場合は、リモコンが故障している可能性があります。原因としては、すべてまたは一部のボタンが接触不良を起こしているか、赤外線を発信していないことが考えられます。
リモコンが故障した場合は、複数の機種に対応した汎用リモコンやスマホアプリなどで代用する方法を試してみましょう。リモコンを修理または交換するよりも、費用を抑えられる点がメリットです。
ブルーレイレコーダーを長く使用するコツ
ブルーレイレコーダーの寿命は、日頃から設置場所やお手入れ、使い方に配慮することで長持ちさせることも可能です。ここでは、ブルーレイレコーダーを長く使用するコツを5つ解説します。
こまめに手入れする
ブルーレイレコーダーを長く使うためには、こまめに手入れすることが大切です。本体についているほこりを掃除したりレンズをクリーニングしたりして、きれいに使うことを心がけましょう。
本体の汚れは柔らかい布などで優しく拭くのが基本です。頑固な汚れがついてしまったときは、中性洗剤を薄めた水に布を浸し、固く絞ったあとに拭いてみてください。
特に、後方についているファンの通気口をほこりが塞ぐと、内部に熱がこもって故障につながる恐れがあります。定期的にほこりを取り除くことで、ブルーレイレコーダーの寿命を長持ちさせられるでしょう。
また、本体内部の読み取り部にあるレンズは、レンズクリーナーを使うのがおすすめです。レンズクリーナーは家電量販店やレンタルビデオ店などで購入できます。対応機種を確認した上で使用するようにしましょう。
湿気や熱に注意する
精密機器であるブルーレイレコーダーは、湿気や熱に弱い点も覚えておきたいポイントです。寿命を伸ばすためには湿度が上がりやすい空間を避けて、風通しのよい場所に設置しましょう。
また、ブルーレイレコーダーを作動させると本体が熱くなるため、熱をこもらせない対策も重要です。通気口を掃除するほか、小型のサーキュレーターや冷風ファンを使って熱を逃がすとよいでしょう。
定期的に使用する
ブルーレイレコーダーの使用頻度が低い人は、できるだけ使う機会を増やすことを意識してみてください。使用頻度や使い方によってブルーレイレコーダーの寿命は短くなりますが、使わない期間が長いことも部品の劣化を進めてしまい、寿命が短くなる原因となります。
ブルーレイレコーダーはディスクを再生するほか、テレビ番組の録画や再生などさまざまな使用用途があります。普段あまり使うことがない人は定期的に電源を入れたり掃除したりするなど、ブルーレイレコーダーの状態を確認する習慣をつけるとよいでしょう。
使用しないときは電源を切る
ブルーレイレコーダーの寿命を長持ちさせる方法として、使用時以外は電源を切ることが挙げられます。
ブルーレイレコーダーは、電源を入れておくだけでも熱が発生するものです。電源を入れっぱなしにすると機器の内部に熱がこもり、故障する可能性が高まります。そのため、使用していないときは電源を切ることを心がけましょう。
レンタルしたディスクはできるだけ再生しない
ブルーレイレコーダーを長く使用したい人は、レンタルしたディスクを再生するのはできるだけ避けた方が賢明です。レンタル店のディスクは多くの人が使用するため、傷や汚れが多い傾向にあります。
傷や汚れのあるディスクを挿入すると、読み取り部や内部の損傷、汚れの原因になりかねません。傷や汚れの程度によっては、再生時の音や映像の乱れにつながることもあるでしょう。
ブルーレイレコーダーの寿命を少しでも長持ちさせるためには、できるだけ古いレンタルディスクの再生を避け、自身のディスクなど状態のよいもののみを再生するようにしましょう。
寿命を迎えたブルーレイレコーダーの処分方法
寿命を迎え、修理もできないブルーレイレコーダーは処分することになります。ここでは、寿命を迎えたブルーレイレコーダーを処分する6つの方法について詳しく解説します。
粗大ごみとして捨てる
ブルーレイレコーダーは粗大ごみとして回収してもらえます。ただし、基本的に自治体への事前申込みが必要です。また、粗大ごみの回収には手数料がかかるのが一般的です。申込方法や手数料、当日の回収方法などは自治体によって異なるため、事前に確認してから捨てましょう。
なお、自治体が指定している粗大ごみのサイズを下回る製品であれば、不燃ごみとして捨てることが可能です。ただし、サイズに関係なく不燃ごみとしての回収を行っていない自治体もあるため、必ず確認するようにしましょう。
小型家電回収サービスを利用する
小型家電リサイクル法に基づく小型家電回収サービスを利用することで、ブルーレイレコーダーを処分することも可能です。小型家電リサイクル法とは、使用済小型電子機器などの再資源化を目的とした法律です。
例えば、家電量販店の店頭や自治体の窓口などに設置されているボックスに投入することで、無料で回収してもらえます。なお、家電量販店によっては、無料または有料で独自に小型家電を回収するサービスを実施していることがあります。近くに家電量販店がある人は問い合わせてみるとよいでしょう。
買い替え時に下取りしてもらう
新しいブルーレイレコーダーへの買い替えを予定している場合は、古い機種を下取りしてもらえることがあります。下取りに出すと、下取り価格相当分を新品の購入代金から値引きしてもらうことが可能です。
なお、下取り価格は機種によって異なるほか、同じ機種でも店舗によって価格が変わります。時期によってはお得なキャンペーンを実施していることもあるため、購入予定の店舗へ確認するとよいでしょう。
不用品回収業者に引き取ってもらう
ブルーレイレコーダーを処分するには、不用品回収業者に引き取ってもらう方法もあります。費用がかかる点がデメリットですが、自宅まで回収に来てくれるため手間がかかりません。
特に、引っ越しなどでほかにも処分する家具・家電が多い場合は、まとめて引き取ってくれる不用品回収業者を利用すると便利です。
フリマアプリ・オークションを利用する
フリマアプリやオークションの利用も、ブルーレイレコーダーを処分する方法の一つです。修理するための部品を探しているといった事情で、本体が故障していても購入してくれるケースがあります。
なお、フリマアプリやオークションは個人同士のやり取りが原則です。特に寿命を迎えたブルーレイレコーダーを出品する際は、トラブルにつながらないように注意しましょう。状態について細かく説明するなど、トラブルを未然に回避する工夫が必要です。
リユースショップ・リサイクルショップに買取してもらう
ブルーレイレコーダーを処分するのであれば、リユースショップ・リサイクルショップで買取してもらうのもおすすめです。壊れていてもパーツ取りなどの目的で、買取してもらえるケースがあります。お金をかけずに処分できる上、現金化できる点がメリットです。
なお、全国に800店舗を超える実店舗とオンラインストアを運営する〈2ndSTREET セカンドストリート〉では、ブルーレイレコーダーを含むさまざまな家電の買取や販売を行っています。店頭だけでなく宅配買取も行っているため、処分したいブルーレイレコーダーがある人はお気軽にご相談ください。
まとめ
ブルーレイレコーダーの寿命の目安は、一般的に5~10年といわれています。ただし、生産終了から8年以上経過した場合は部品の入手が難しくなるため、買い替えが必要になることが多いでしょう。
使い方によって、ブルーレイレコーダーを長持ちさせることは可能です。一方で再生中の音や映像の乱れ、異音などのトラブルがある場合は寿命が近づいていると考えられるでしょう。不要になったブルーレイレコーダーはごみとして処分するだけでなく、下取り・買取を依頼することが可能です。
セカンドストリートでは、ブルーレイレコーダーの買取や販売を行っています。高機能な製品や人気モデルは買取価格が高くなるため、ぜひお早めに買取に出してみてはいかがでしょうか。また、新品よりもリーズナブルな価格で購入できるので、買い替えを検討中の人はぜひご利用ください。