自宅で空気清浄機を使用している方の中には、「空気清浄機を使用している際に臭いが気になる」とお悩みの方もいるかもしれません。空気清浄機の臭いを取るためには、まず臭いの原因を突き止めたうえで対処するとともに、日頃から臭いが付かないよう予防することが大切です。
この記事では、空気清浄機の臭いがひどいと感じる際の原因や対処法を解説します。あわせて、日頃からできる臭い対策についても紹介します。
リユースショップの〈2ndSTREET セカンドストリート〉では、空気清浄機などの家電をはじめ、家具や日用雑貨、キッチン用品など幅広いジャンルのリユース品を販売しています。
家具家電の買い替えを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
空気清浄機の臭いがひどいと感じる際に考えられる5つの原因
まずは、なぜ空気清浄機から嫌な臭いが発生するのか、考えられる主な原因を5つ挙げます。
フィルターの汚れや交換時期の超過
フィルターの定期的な掃除をせずに汚れが蓄積していると、空気清浄機から嫌な臭いがする場合があるでしょう。
空気清浄機は、フィルターによって空気中の臭いやホコリなどの浮遊物や有害物質を取り除いています。そのため、掃除をしていないとフィルターに汚れがたまってしまい、十分に機能せず臭いが発生してしまうのです。
また、機種によってはフィルターを定期的に交換しなければならない場合があります。交換時期を過ぎても使い続けていると、脱臭能力が低下してしまい臭う原因となる恐れがあるため注意すべきです。
カビや雑菌が繁殖している
嫌な臭いの中でも「カビ臭い」と感じる場合は、カビや細菌、雑菌が空気清浄機本体やフィルターに繁殖している可能性があります。
カビは、酸素と湿度・湿気に、ホコリや汚れなどがあると繁殖しやすくなります。空気清浄機の手入れが不足している場合、このような条件を満たすフィルターなどでカビや雑菌が発生しやすくなるのです。
タンクや水が汚れている(加湿機能付きの場合)
加湿機能が搭載されている「加湿空気清浄機」の場合、タンクや水の汚れが臭いの原因となっている可能性があります。
水を長時間放置すると異臭を発することがあるため、前日に入れた水をそのまま利用するなどは避けるべきでしょう。また、タンクにヌメリや赤カビが発生していると、これらも臭いの原因となるため注意が必要です。
空気清浄機を設置している部屋の臭い
部屋そのものに強い臭いがあると、空気清浄機で処理しきれず嫌な臭いを感じる場合があります。たばこ、焼肉、ペットなどが強い臭いの例として挙げられるでしょう。
その他、空気清浄機の対応畳数よりも部屋が広いと、消臭機能が追い付かず臭う要因となり得ます。
本体に臭いが染み付いてしまっている
ここまで挙げた原因を長期間放置したまま、もしくは定期的な掃除やお手入れなどを怠っている場合、空気清浄機本体に臭いが染み付いてしまい異臭を感じる場合があります。
空気清浄機が臭う原因を特定するためのチェック方法
空気清浄機の臭いに対処する際は、まず原因を特定する必要があります。臭いの原因を特定するためにチェックすべきポイントは、主に以下の4つです。
- 空気清浄機本体および吸気口、排気口の周辺
本体および吸気口、排気口周辺をチェックする際は、ホコリなどの汚れがたまっていないかを確認しましょう。その他、各部品を取り外して臭いの有無をチェックするのも大事です。 - 各フィルターの状態
空気清浄機のフィルターには、集塵フィルター、脱臭フィルター、加湿フィルターなどの種類があるため、それぞれの状態や交換時期をしっかり確認してください。あわせて、各フィルターを取り外した状態・取り付けた状態で運転すると、臭いの原因特定につながる場合があります。 - 加湿機能部分の状態
加湿機能付きの場合は、加湿タンクやトレーをチェックし、各パーツに汚れやカビがないか、入っている水が汚れていないか確認しましょう。 - 設置環境の状態
空気清浄機は、通気性の悪い場所に設置すると性能を発揮しきれない場合があります。そのため、設置環境の通気性について確認するとともに、臭いの原因となり得るものが近くにないかもチェックするとよいでしょう。
空気清浄機の臭いは取れる?対処法を解説
続いて、空気清浄機の臭いの取り方について解説します。気になる臭いを消す方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
本体を掃除する
空気清浄機本体の掃除は、臭いを取る方法として有効です。掃除を始める際は、まずは本体からフィルターをすべて取り外すとともに、誤作動を避けるためコンセントを外すことを忘れないようにしましょう。
本体の外側は柔らかい布で拭き、汚れや臭いがひどい場合は説明書を確認したうえで中性洗剤などを用いて汚れを取りましょう。部分によっては、掃除機を使用してホコリやゴミを吸い取るとスムーズです。
清掃後、フィルターをすべて外した状態のまま風通しのよい場所で半日ほど運転させると、空気清浄機の臭い除去につながるでしょう。
フィルターを掃除する
本体の掃除が完了したら、続いてフィルターを掃除します。種類によって掃除方法が異なるため、各フィルターに合わせてお手入れを行なうことが大切です。
プレフィルターの場合
プレフィルターは水洗いが可能なため、まずはホコリやゴミを掃除機で吸い取る、もしくは歯ブラシなどで取り除いてから水洗いし、日陰で乾かすとよいでしょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて使う、もしくはクエン酸水などに浸け置きするのがおすすめです。
集塵/脱臭フィルターの場合
集塵/脱臭フィルターは水洗いができないケースが多いため、掃除機を使ってホコリやゴミを吸い取るのが主なお手入れ方法です。なおその際、集塵フィルターは破れやすいため注意して掃除を行ないましょう。
お手入れ後も臭いが気になる場合は、風通しのよい日陰にしばらく置いてください。
加湿フィルターの場合
加湿空気清浄機に取り付けられている加湿フィルターは、プレフィルター同様水洗いが可能です。臭いがひどい場合は、適宜中性洗剤を使用するとよいでしょう。
加湿フィルターとあわせて、給水タンクや加湿トレーも忘れずに洗うことが大切です。
空気清浄機の臭いを予防しよう!4つのおすすめ対策
ここからは、空気清浄機からの嫌な臭いを予防する方法について4つ説明します。
定期的に本体やフィルターを掃除する
ここまで紹介した通り、臭いの原因は本体やフィルターにあるケースが少なくありません。各メーカーでは、取扱説明書などで推奨する掃除の頻度などを記載しています。そのため、まずは取扱説明書を確認し、定期的に掃除することが大切です。
換気を併用する
たばこを吸うときや焼肉など臭いの強い食事をするとき、芳香剤など常に臭いを発しているものを使うときは、空気清浄機だけでなく併行して換気を行なうのがおすすめです。加えて、定期的に室内の清掃を行ないホコリやゴミを減らしておくことで、臭いが蓄積するのを防げるでしょう。
加湿機能付きの場合は水をこまめに交換する
加湿空気清浄機を使用する場合は、タンクやトレーの水をこまめに交換することが大切です。頻度としては、原則として毎日の交換を心掛けるとよいでしょう。
水が入ったまま長時間経過すると、カビやヌメリが発生しやすくなるため注意が必要です。
加湿機能を使わないときは、タンクやトレーを洗浄し、十分に乾かした状態で取り付けてください。
長期間使わない場合はしまう前に掃除を行なう
空気清浄機の内部が汚れたまま長期間放置すると、内部に残っているホコリや汚れが湿気を吸い込んでしまい、悪臭の原因となるカビや雑菌が繁殖しやすくなります。空気清浄機を長期間使わない場合は、事前に掃除をしておくのがおすすめです。
どうしても空気清浄機の臭いが取れない場合は買い替えも視野に
ここまで紹介した対処法や対策を行なっても臭いが取れない場合は、空気清浄機が寿命を迎えている可能性があります。
空気清浄機の寿命はおよそ10年とされているものの、異臭とともに以下のサインが見られる場合は10年以内でも買い替えを検討するのがおすすめです。
- 異臭に加えて変な音がする(部品が故障している可能性がある)
- 電源を入れても作動しない など
ただし、上記は修理可能な故障の可能性もあるため、寿命だと決めつけないよう留意する必要があります。また、電源を入れても作動しない場合、機種によっては寿命や故障ではなくロック機能が作動している可能性もあるため、まずは不具合の原因を突き止めることも重要です。
まとめ
空気清浄機からの嫌な臭いに対処するには、まずは原因を特定したうえで本体やフィルターの掃除を行なうのがおすすめです。あわせて、普段から換気と併用したり本体やフィルター、部屋の掃除を行なったりなど対策することで、臭いを気にすることなく快適に使用できるでしょう。
対処してもどうしても臭いが改善しない場合は、空気清浄機が寿命を迎えている可能性もゼロではないため、買い替えを検討するのも手段のひとつです。
セカンドストリートでは、さまざまな中古の空気清浄機を取り扱っています。空気清浄機の買い替えをご検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。