冷蔵庫から異音がすると、故障したのではないかと不安になる人も多いでしょう。故障してしまえば日常生活に支障が出てしまうため、異音がしたらすぐにでも原因を調べることが大切です。
そこで今回は、冷蔵庫から音がする場合の原因や対策方法を解説します。また、買い替える際の注意点にも触れるので、冷蔵庫の異音が気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
【音の種類別】冷蔵庫から音がする原因

冷蔵庫からの音は以下の6パターンに分類されます。まずは、それぞれの音が発生する理由について解説します。
ブーンという音がする
冷蔵庫から聞こえる「ブーン」「ウィーン」「ビー」「ジー」といった音は、コンプレッサーの振動音です。そのため、冷蔵庫からこのような音がしても異常ではありません。
冷蔵庫は気化熱を使って冷やす仕組みで、コンプレッサーには冷媒を圧縮して冷気にする役目があります。特に夏場は外気温が上がるため、コンプレッサーの運転率も上がります。冬と比べて頻繁に振動音がするようになりますが、それほど気にする必要はないでしょう。
ただし、いつもと違う音でうるさいと感じる場合は、庫内の温度を測るサーモスタットが故障している可能性があります。サーモスタットが故障すると正しい温度を認識できなくなり、コンプレッサーが誤作動を起こして頻繁に振動音が鳴ります。なお、冷蔵庫を開けると音が止まる場合は冷却ファンが原因の可能性が高いです。
コンコンという音がする
冷蔵庫から「コンコン」「トントン」というノック音がする場合は、庫内の温度を調節するダンパーサーモの作動音です。温度調整をする際に発生する音のため故障ではありません。
一般的にダンパーサーモは外気と触れるドアの近くに設置されているため、外気温が上がる時期は頻繁にノック音がします。
キュルキュルという音がする
冷蔵庫の多くは、圧縮して液化させたフロンガスを気化させることで冷気を発生させます。「キュルキュル」「シューシュー」といった音は圧縮されたフロンガスの移動音であり、故障ではありません。
ただし、いつもより大きな音やファンが擦れるような音がする場合は、劣化が進んでいる可能性があります。こうしたケースでは修理や部品の交換を検討した方が賢明です。
カタカタという音がする
冷蔵庫の中から「カタカタ」という音がする場合は、ドアポケットに納めた飲み物やドレッシングなどの瓶が共振している可能性があります。この原因となるのが、コンプレッサーが動作する際に発生する振動です。音が気になる場合は、瓶やガラス類の収納場所を変えてみるとよいでしょう。
また、「ガタガタ」という音がする場合は、冷蔵庫の設置場所に問題があるかもしれません。平な場所に置かれているか、壁や物に当たっていないかを確認することが大切です。
カラカラという音がする
冷蔵庫は、コンプレッサーで冷却した空気をファンで送って庫内を冷やします。冷蔵庫のドアが閉まっている状態では「カラカラ」と音がするけれど、ドアを開けると音が止まる場合は、冷却ファンが劣化して外れかけている可能性が高いです。
また、庫内の霜を自動的に除去する装置が故障すると霜が溜まってファンに接触し、「カラカラ」と鳴る可能性があります。
どれにも当てはまらない
上記のどの音にも当てはまらないけれど、冷蔵庫から聞き慣れない音がするようになった場合は、冷蔵庫の寿命が来ている可能性があります。内閣府が2023年に発表した「消費動向調査」によると冷蔵庫の寿命は約13年となっており、寿命を超えて使用している場合は注意が必要です。
※参考:内閣府|消費動向調査 令和5年3月実施調査結果
また、寿命が来ると異音だけでなく、冷却効率が下がったり水漏れを起こしたりすることもあります。こうしたトラブルが発生したら、冷蔵庫の買い替えを検討した方がよいでしょう。
冷蔵庫からの水漏れにお悩みの人は、以下の記事を参考にしてみてください。
冷蔵庫がうるさい!音がする場合の対策

冷蔵庫の音が気になる場合の対策方法として、以下の6点が挙げられます。
音がする原因を特定する
冷蔵庫から音がする場合、原因によって対策方法が異なります。そのため、まずは何が原因で音が鳴っているのかを特定しましょう。
原因を調べる際は、冷蔵庫を設置している場所を確認することも大切です。不安定な場所に設置されている場合は「ガタガタ」「カタカタ」と音がすることがあります。また、「ブーン」や「コンコン」といった音の多くは、冷蔵庫の作動音であるケースがほとんどです。慌てて修理に出すのではなく、状況を確認してから検討するように留意しましょう。
なお、確認したけれど原因が分からない場合は、メーカーのカスタマーセンターに問い合わせてみることをおすすめします。
冷蔵庫内を片づける
外気温が高いときは庫内の温度も上がりやすく、コンプレッサーの「ブーン」という音が頻繁に聞こえるでしょう。ただし、「ブーン」という音が鳴り続けている場合は、冷蔵庫内に物を入れすぎている可能性があるため注意が必要です。
冷蔵庫は製品によって標準容量が定められています。標準容量に対して8割以上の物が入っていると庫内が冷えにくくなるため整理しましょう。また、庫内の物が多いとコンプレッサーに負担がかかります。冷蔵庫の寿命を縮めないためにも、標準容量を守って使用することが大切です。
冷蔵庫が冷えにくくなった場合の原因や対処法は以下の記事でも解説しています。
冷蔵庫の放熱スペースを確保する
冷蔵庫は、冷媒が液体から気体に変わる気化熱で内部が冷える仕組みです。冷媒はパイプを通って庫内と外部を循環しており、外部を通過する際に放熱板から熱を発散しています。そのため、冷蔵庫を設置する際は放熱スペースを確保しなければいけません。
放熱スペースが塞がれていたり十分なスペースを確保できていなかったりすると、コンプレッサーに負担がかかって異音がする可能性があります。
以前は放熱板が背面に備わった冷蔵庫が多く見られましたが、近年は側面や上部に備わっているケースも少なくありません。冷蔵庫によって放熱板の位置や必要なスペースが異なるため、事前に確認した上で設置することが大切です。
防振マットを敷く
放熱スペースを確保し、正しく冷蔵庫を設置しても作動音は鳴ります。故障ではないものの、どうしても音が気になる場合は防振マットを敷くとよいでしょう。
防振マットは振動を吸収する機能があり、冷蔵庫の音も軽減されます。また、フローリングの傷防止にも役立つため一石二鳥といえるでしょう。
修理に出す
冷蔵庫から「カラカラ」という音がする場合は、ファンの劣化や寿命の可能性があります。冷蔵庫内についた霜が原因で異音がすることもありますが、霜を取っても変わらない場合はファンの修理や交換が必要です。
冷蔵庫の修理は専門的な知識が必要なため、メーカーに相談することをおすすめします。また、メーカーによっては購入から一定の保証期間が設けられており、期間内であれば無料で修理を受けることが可能です。
買い替えを検討する
内閣府の消費動向調査によると、冷蔵庫の寿命は13年程度とされています。長年使っている冷蔵庫から音がする場合は寿命が来ている可能性が高いため、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。
また、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気冷蔵庫の補修用性能部品の保存期間は9年とされており、部品がなくなれば修理を受けられません。補修用性能部品の保存期間内であっても、メーカーの保証期間が終わった場合は修理に出すと費用がかかります。想定より見積もりが高くなった場合も買い替えを検討した方が賢明です。
※参考:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会|別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間
なお、冷蔵庫の寿命については以下の記事で詳しく解説しています。
冷蔵庫は開けっ放しにすると故障の原因につながります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
冷蔵庫の臭いが気になっている人は、以下の記事を参考にしてみてください。
冷蔵庫を買い替える際の注意点

冷蔵庫を買い替える際は、主に以下の注意点を押さえることが大切です。ここでは2つの注意点を解説します。
家電リサイクル料金がかかる
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象です。家電リサイクル法とは廃棄物の減量や資源の有効活用を目指して定められた法律で、冷蔵庫のほかにテレビやエアコン、洗濯機などが該当します。これらの電化製品は自治体の粗大ゴミとして処分できません。家電リサイクル法を遵守して処分する必要があるため注意しましょう。
また、冷蔵庫を捨てる際は、家電リサイクル料金がかかります。金額は冷蔵庫の種類ごとに異なり、サイズやメーカーによっては高額になるケースもあります。運搬費用がかかることもあるため、事前に確認した上で処分することが大切です。
買取に出すことも検討する
家電リサイクル料金や運搬料金を抑えて冷蔵庫を処分したい人は、買取に出すのもよいでしょう。買取であれば家電リサイクル料金がかからない上に、買取代金が得られます。
ただし、冷蔵庫の状態が悪い場合や古い型の製品だった場合は、買取価格がつかない可能性があるでしょう。できるだけ高く買い取ってもらうには、早い段階で冷蔵庫を売ることをおすすめします。
冷蔵庫を売る方法や買取相場などについては以下の記事をご覧ください。
冷蔵庫の購入先に関するメリット・デメリットは以下の記事で解説しています。
おすすめの冷蔵庫が知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
冷蔵庫から音がすると故障したのではないかと不安になってしまいますが、「ブーン」「コンコン」といった冷蔵庫から頻繁に鳴る音は作動音の可能性が高いです。
しかし、異音が長く続いたり大きな音がしたりする場合は注意が必要です。まずは冷蔵庫内に物が詰まりすぎていないか、放熱スペースは確保できているかなど冷蔵庫の状態を確認しましょう。今回ご紹介した対策を実行しても音が解消されない場合は、メーカーに相談したり修理を依頼したりする必要があります。
ただし、寿命が来ている冷蔵庫は修理ができないため、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。冷蔵庫を買い替えるなら買取に出すのがおすすめです。
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