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洗濯機の掃除に重曹は使える?メリット・デメリットやお手入れのポイント

重曹を普段から活用しており、「洗濯機の掃除にも重曹が使えるのでは」と考える方もいるでしょう。重曹は安全性が高く、さまざまな場所に使える便利なアイテムです。しかし、洗濯機に使用する際には注意が必要な点もあります。

そこで本記事では、洗濯機の掃除に重曹が使えるのかどうかや、重曹を使って洗濯機を掃除するメリット・デメリットを解説します。また、洗濯機を衛生的に使い続けるために日頃から心掛けておきたいお手入れのポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、〈2ndSTREET セカンドストリート〉では、お手頃な価格の洗濯機を多数取り扱っています。洗濯機の買い替えをご検討の際は、オンラインストアやお近くの店舗をご利用ください。

洗濯機を重曹で掃除するのはダメ?

洗濯機を買い替えるおすすめの時期はいつ?

重曹は油汚れなどに有効なナチュラル洗剤として、家庭用の洗剤やクリーナーの代わりに使われています。洗濯機の掃除にも、重曹を使うこと自体は可能です。肌にも優しいナチュラルな成分のためなので、肌が弱い方などにとっては洗濯槽の掃除方法の中でも安心感もがある手段と言えるでしょう。

しかし、洗濯機の掃除に重曹を使うのはおすすめできません。とくに、ドラム式洗濯機には使用できないため注意が必要です。

ドラム式洗濯機で重曹を使うと、センサーの故障や水漏れを引き起こすおそれがあります。構造的にも、洗濯槽全体を重曹水で浸け置きするには不向きです。

洗濯機の汚れの代表的な原因は「カビ」

洗濯機を掃除せずに使い続けていると「洗濯物にゴミのようなものが付着する」「洗ったばかりなのに洗濯物から生乾き臭がする」といった現象がみられることがあります。この場合、洗濯機の内部が汚れているのかもしれません。

洗濯機の汚れの多くは、洗濯槽の裏側に発生するカビです。カビは、洗濯物に付着した食べかすや皮脂、洗濯機内に溶け残った洗剤や柔軟剤などを栄養分として繁殖します。洗濯機の中は湿度が高いため、カビが繁殖しやすい環境なのです。

また、洗濯槽は一見すると綺麗なようでも、裏側はでこぼこした形状になっていることが多く汚れが残りやすくなっています。普段の洗濯だけでは、こびり付いた汚れやカビを取り除けません。長期間にわたり掃除せずにいると、家庭でのクリーニングが難しいほど汚れてしまうおそれもあるため気を付けましょう。

洗濯機の掃除では、カビを取り除くとともに、繁殖を防ぐことが大切になります。

洗濯機を重曹で掃除するメリット

前述のように、洗濯機の掃除に重曹を使うことはおすすめしません。しかし、重曹を使うことで得られるメリットもあるため、ここでは2つ紹介します。

人や環境に優しい

重曹は食品や入浴剤にも使われるなど、人体にとって安全性が高い物質です。肌にも優しく、洗濯槽の掃除後に残った成分が洗濯物に付着したとしても、心配する必要が少なめです。洗浄力が強い市販の洗濯槽クリーナーよりも安心できるでしょう。

また、重曹が溶けた水は、排水しても環境への負荷が小さいという特徴があります。合成洗剤による環境面への影響が気になる方にとって、洗濯機の掃除に重曹を使うことはメリットがあると言えます。

消臭効果がある

洗濯機の掃除に重曹を使うと、消臭効果も期待できます。洗濯機のいやな臭いは、カビや皮脂といった酸性の汚れが原因です。重曹を溶かした水は弱いアルカリ性を示すため、臭いの原因となる成分が中和されて消臭できるのです。

なお、洗濯機内の臭いの原因や解消方法については、以下の記事でも詳しく解説しているので参考にしてください。

洗濯機を重曹で掃除するデメリット

ここでは、洗濯機の掃除に重曹を使うデメリットを2つ紹介します。

水に溶けにくい

重曹には、水に溶けにくいという性質があります。洗濯機の掃除に使う際にも、水に完全に溶けきらず、洗濯槽に残ってしまうことがあります。

残った重曹が固形化すると、洗濯槽の穴などに詰まってしまうことがあります。排水経路を塞いでしまえば、排水の逆流や水漏れを引き起こす原因にもなりかねません。

また、ただでさえ溶けにくい重曹を大量に使用すると、より残りやすくなってしまいます。洗濯機の掃除に重曹を使う際は、使用方法や量にも注意が必要です。

洗浄力が弱い

重曹は人や環境に優しいのが利点ですが、洗浄力の面では市販の洗濯機専用の洗剤やクリーナーと比べると劣ります。重曹には、洗濯機内のしつこいカビを分解・除去する十分な効果は期待できません。

前述の通り、洗濯機の汚れの主な原因はカビです。そのため、カビを除去できるほどの洗浄力がない重曹では、掃除の効果を実感するのは難しいでしょう。なんとか重曹だけで綺麗にしようとして大量に使うと、溶け残って固形化してしまうことも考えられます。

重曹の代わりにクエン酸や酢は使える?

重曹と並ぶ手軽な掃除アイテムとして、「クエン酸」や「酢」を思い浮かべる方もいるかもしれません。ただしクエン酸や酢は、重曹とは異なり酸性です。ステンレスなどの金属に使用すると、部品を酸化(サビ)させるおそれがあるため、洗濯機内部の掃除には向きません。

一方、蓋や操作パネルなど、洗濯槽以外の部分の掃除には活用できます。水垢や石鹸カスはアルカリ性の汚れのため、酸性のクエン酸や酢による掃除が効果的であるためです。

念の為、これらのアイテムを使う際は、使用しても問題ないかどうかを洗濯機の取扱説明書でよく確認してから使いましょう。

洗濯機のお手入れのポイント3つ

洗濯機をできるだけ長く衛生的に使い続けるには、いくつかのポイントがあります。ここからは、洗濯機を使う際に普段から心掛けたいお手入れのポイントとして、3つ紹介します。

  • 使用後に洗濯槽を乾燥させる
  • 専用の洗剤・クリーナーで掃除する
  • 糸くずフィルターもこまめにチェックする

使用後に洗濯槽を乾燥させる

カビの発生・繁殖は、日頃の洗濯機の使い方によってある程度防ぐことができます。洗濯機内に湿気が多いとカビが繁殖しやすくなるため、洗濯槽はできるだけ乾燥した状態を保つよう心掛けましょう。

具体的には、洗濯が終わったらすぐに洗濯物を取り出し、蓋を開けたまま洗濯槽をしっかり乾燥させます。洗濯機に乾燥機能が付いている場合は、あわせて活用するのがおすすめです。

専用の洗剤・クリーナーで掃除する

洗濯機の掃除には、重曹やクエン酸などではなく、専用洗剤やクリーナーを使うのがおすすめです。日々のお手入れとあわせて、月1回程度のペースで専用洗剤を活用すれば、洗濯機を清潔に保てるでしょう。

洗濯機の掃除に使える洗剤には、大きく分けて「塩素系洗剤」と「酸素系洗剤」の2種類があります。

<塩素系洗剤>
強力な洗浄力と殺菌力が特徴です。通常コースや槽洗浄コースなどで運転するだけで、手間を掛けずにカビや細菌をしっかり除去できます。

<酸素系洗剤>
塩素系洗剤と比べて洗浄力は劣るものの、すすぎ残しがあっても衣類へのダメージが少ないのが特徴です。また、塩素系洗剤と違って、ほかの成分と混ざって有毒ガスを発生させる危険がありません。
ただし、酸素系洗剤では浸け置きと汚れをすくう工程が必要となるため、塩素系洗剤よりも使うときの手間が掛かります。また、ドラム式洗濯機は水を溜めた状態で蓋を開けられないため、酸素系洗剤では掃除ができません。

なお、洗濯機の掃除に、台所用の塩素系漂白剤や食器洗い洗剤を使用するのは避けましょう。使用すると大量の泡が発生して洗濯機が異常を検知し、思わぬ動作をすることがあるためです。また、メーカーが推奨していない台所用洗剤などを使って洗濯機が故障した場合は、保証対象外となってしまうので注意しましょう。

糸くずフィルターもこまめにチェックする

洗濯機の糸くずフィルターには、洗濯時に出るゴミを除去する役割があります。糸くずフィルターを掃除せずに放置していると、中にカビが繁殖することがあり不衛生です。

洗濯機を衛生的に保つために、糸くずフィルターのお手入れはこまめに行ないましょう。具体的には、中にたまったゴミを捨て、付着した汚れを取り除きます。できれば、洗濯のたびに綺麗にするのが理想です。

洗濯機の頑固な汚れにお悩みなら買い替えも検討しよう

洗濯機の掃除をしても生乾きの臭いやカビ臭さが消えないときは、カビが奥深くまで侵食している可能性があります。しつこい臭いは、長年の使用で蓄積したカビが原因かもしれません。そうなると、家庭でのクリーニングは難しいでしょう。

また、この場合は洗濯機の寿命が近づいていることも考えられます。異音や操作上の不具合といった寿命を示すサインに注意するとともに、設計上の標準使用期間も確認しましょう。

標準使用期間を過ぎた洗濯機は、いつ故障しても不思議ではありません。いつも清潔な環境で洗濯をするためにも、洗濯機が使えなくなってしまう前に買い替えを検討するのがおすすめです。

なお、洗濯機を処分する際には、いくつかの注意点があります。下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

洗濯機から異音がする場合は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

まとめ

重曹は、人体や環境に優しく消臭効果もあるため、さまざまな場所の掃除に活用されています。しかし、水に溶けにくく洗浄力が弱いことなどから、洗濯機の掃除には不向きです。洗濯機の掃除をする際は、専用洗剤やクリーナーを使用するようにしましょう。

月1回程度のペースで専用洗剤を使用すれば、洗濯機を清潔に保てます。洗濯機を長く使い続けるためには、普段から「使用後は洗濯槽を乾燥させる」「糸くずフィルターもこまめにチェックする」などを心掛けることも大切です。

ただし、洗濯槽のお手入れをしていてもカビ臭さが取れないようなら、洗濯機の寿命が近づいている可能性があります。その場合は、洗濯機の買い替えを検討してみましょう。

セカンドストリートでは、各種メーカーの洗濯機をお手頃価格で購入できます。洗濯機の買い替えをお考えの際は、ぜひお近くの店舗やオンラインストアをチェックしてみてください。


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YAMAGATA

YAMAGATA

好奇心旺盛で調べもの好き。納得が行くまで調べます。週末は自然を満喫し、山登りや写真撮影に没頭。幅広い趣味を文章に生かし、皆様に共感いただける内容をお届けできればと考えています。

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