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石油・ガスファンヒーター類の使用時は換気必須!安全な使い方を解説

さまざまな種類の暖房器具がある中で、石油ストーブやガスファンヒーターなどを活用している方も多いのではないでしょうか。石油やガスを燃料とする暖房器具の使用には、換気が欠かせません。

この記事では、石油・ガスを燃料とする暖房器具の仕組みや換気の必要性を解説したうえで、具体的な換気の頻度や方法、安全に使うためのポイントを紹介します。

なお、リユースショップの〈2nd STREET セカンドストリート〉では、暖房器具をリーズナブルな価格で販売しています。暖房器具の購入を検討している方は、セカンドストリートの実店舗やオンラインストアをぜひご利用ください。

石油やガスを燃料とする暖房器具の仕組み

暖房器具の種類は豊富なため、「違いがよく分からない」と感じる方も多いでしょう。ここでは、以下の4つの暖房器具の仕組みを簡単に説明します。

  • 石油ファンヒーター
  • ガスファンヒーター
  • 石油ストーブ
  • ガスストーブ

そもそも「ヒーター」と「ストーブ」は、空間を暖める仕組みが異なります。ヒーターは、本体からの放熱や温風で、空間を間接的に暖めるものです。一方のストーブは、燃料を燃やしたときの熱で、空間を直接的に暖めるものを指します。

ヒーターのうち、熱を空間に送り出す送風ファンが付いているものを「ファンヒーター」と呼びます。

また、燃料に灯油を使用するものが「石油ファンヒーター」や「石油ストーブ」です。ガスを使用するものは「ガスファンヒーター」や「ガスストーブ」と呼びます。

ヒーターとストーブの違いやメリット・デメリットなどについては、以下の記事も参考にしてください。

石油やガスのファンヒーター・ストーブで換気が必要なのはなぜ?

石油(灯油)やガスを燃料とするファンヒーターやストーブは、使用時に部屋の換気が欠かせません。ここでは、換気が必要な理由を3つ解説します。

一酸化炭素中毒のリスクがあるため

燃料を燃やすには、空気中の酸素が必要です。

換気をせずに石油・ガスファンヒーターや石油・ガスストーブを使用し続けると、徐々に酸素が足りない状態となります。酸素が不足すると「不完全燃焼」になり、一酸化炭素が発生して中毒の原因となるでしょう。

一酸化炭素中毒の症状は、頭痛やめまい、吐き気、手足のしびれ、意識不明などで、最悪の場合は死に至る危険性もあります。一酸化炭素は毒性が強い気体であるにも関わらず、色や臭いがなく気付きにくいため、十分に注意しなければなりません。

こまめな換気で外から酸素を補給し、安全に暖房器具を使いましょう。

二酸化炭素濃度が上がるため

不完全燃焼の場合は一酸化炭素が発生しますが、完全燃焼(正常な燃焼)の場合は二酸化炭素が発生します。二酸化炭素には、一酸化炭素ほどの強い毒性はありません。

ただし、空気中の二酸化炭素濃度が上がると、眠気を感じたり、集中力が低下したりします。頭痛やめまいなどの二酸化炭素中毒の症状が出る可能性もあるため、必ず換気をしましょう。

結露の原因になるため

石油やガスのファンヒーター・ストーブは、燃料を燃やす際に水蒸気を発生させる特徴があります。エアコンなどと異なり空気が乾燥しにくい点がメリットです。

一方で、加湿効果が結露の原因になるケースもあるでしょう。結露を放置すると、カビやダニの発生、建材の腐食が進行するといったことが懸念されます。こうした観点からも、こまめな換気が大切です。

なお、石油やガスを燃料とする暖房器具の加湿効果について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

石油・ガスファンヒーター類使用時の換気の頻度や方法

ここでは、石油やガスのファンヒーター・ストーブを使用する際の、具体的な換気の頻度や方法を紹介します。

換気の頻度

石油やガスのファンヒーター・ストーブ使用時は、短時間の換気をこまめに行うことが大切です。必要な換気頻度は、一時間に1~2回程度とされています。一回につき、少なくとも1~3分程度は換気をしましょう。

ただし、これはあくまでも最低限の目安です。ファンヒーター類の使用中に気分が悪くなったら、すぐに換気をしてください。

換気の方法

換気をする際には、空気が流れる道をつくるため、2ヵ所以上の窓を開けましょう。できれば、部屋の対角線上にある窓を開けると効果的です。

また、換気時にサーキュレーターを使用すれば、換気効率を上げられます。ファンヒーターやストーブの暖房効果を高めるうえでも役立つので、一台あると便利でしょう。

暖房器具とサーキュレーターを併用する際は、以下の記事で適した置き方や注意点などをご確認ください。

【参考】24時間換気や換気扇での換気ではダメ?

24時間換気システムの設置は、シックハウス症候群予防のため、法律に基づきすべての建築物で義務化されています。シックハウス症候群とは、建物に含まれる化学物質やハウスダスト、ダニなどにより汚染された空気を吸って、体調不良を引き起こすことです。

ただし、24時間換気システムによる空気の入れ替えは、暖房器具による一酸化炭素中毒を予防するための換気としては不十分です。また、換気扇での換気も、換気扇のお手入れ状態や使い方によっては万全とは言えません。

そのため、換気扇を活用する場合は、事前にお手入れをしたうえで、換気扇から離れた位置の窓も開けましょう。

石油・ガスファンヒーター類を安全に使うためのポイント

石油やガスのファンヒーター・ストーブを使用する際には、換気以外にも気を付ける点があります。安全に使用するため、以下のポイントを押さえておきましょう。

近くに可燃物やスプレー缶を置かない

石油やガスのファンヒーター・ストーブは、洗濯物やカーテン、布団などの燃えやすいものの近くで使用しないようにしましょう。とくに、乾いた洗濯物は軽いため、暖房器具の対流熱によって落下し、火災につながるリスクがあります。

また、スプレー缶やカセットボンベを暖房器具の近くに置くと、熱で内部の圧力が上がって爆発したり、中身のガスに引火したりするおそれがあります。暖房器具の周囲に放置しないことや、ガス抜き行為をしないことが重要です。

給油時や就寝・外出時は消火する

石油ファンヒーターや石油ストーブは、給油が必要です。必ず消火し、火気のないところで給油してください。また、寝るときや出掛けるときには、暖房器具の火が確実に消えたかをチェックしましょう。

なお、運転停止直後にコンセントを抜くと、燃焼室が冷却できず、本体のパネルが溶解するおそれがあるため注意してください。

定期的に掃除する

暖房器具にゴミやホコリが溜まっていると、異常燃焼や火災の原因になります。フィルターや吹き出し口などを、定期的にお手入れすることも大切です。

掃除の頻度は、週1回を目安にするとよいでしょう。

劣化した灯油は使用しない

石油ファンヒーターや石油ストーブで、劣化した灯油を使用すると、悪臭や暖房器具が故障するおそれがあります。

前シーズンに余った灯油は、適切に保管されていれば問題ありませんが、保存状態の悪い灯油は使用を避けましょう。

石油ファンヒーターや石油ストーブの臭いが気になる方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。

まとめ

石油やガスのファンヒーター・ストーブは、一酸化炭素中毒などのリスクを減らすため、使用時に部屋の換気をこまめにしなければなりません。暖房器具の周囲に可燃物を置かないことや、給油時や就寝・外出時には必ず消火することなどにも気を付けましょう。

ただし、石油やガスのファンヒーター・ストーブは正しく使用すれば安全面に問題はありません。どうしても不安な場合は、電気を使った暖房器具を検討するのもよいでしょう。

全国に850店舗以上を展開するセカンドストリートでは、石油ファンヒーターや電気ファンヒーターなどのさまざまな暖房器具を販売しています。リユース品ならではのリーズナブルな価格で提供していますので、暖房器具の購入を検討している方は、お近くの店舗でぜひチェックしてみてください。


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YAMAGATA

YAMAGATA

好奇心旺盛で調べもの好き。納得が行くまで調べます。週末は自然を満喫し、山登りや写真撮影に没頭。幅広い趣味を文章に生かし、皆様に共感いただける内容をお届けできればと考えています。

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