ドライヤーの平均寿命は3〜4年、使用時間に換算すると130〜140時間とされています。平均寿命を超えると、機能が低下したり発火したりする可能性があるため注意が必要です。
しかし、「ドライヤーの寿命が近いと、具体的にどのような症状が現れるのかわからない」と、お悩みの方も多いでしょう。
この記事では、ドライヤーの寿命が近いサインや長持ちさせる方法を紹介します。
ドライヤーの寿命は平均3〜4年
ドライヤーの平均寿命は約3〜4年で、使用時間に換算すると130〜140時間が目安です。130〜140時間を超えるとモーターが劣化し、送風ができなくなることがあります。
特に髪が長い人や家族で頻繁に使う場合、使用時間が増えるため、平均寿命より早く買い替えが必要になるケースもあります。異常を感じたら、早めにメンテナンスや買い替えを検討しましょう。
ドライヤーの寿命が近いときの5つのサイン【チェックリスト付き】
ドライヤーの平均寿命は3〜4年と言われていますが、具体的にどのような症状が現れるのかわからないという方も多いでしょう。
そこで、ドライヤーの寿命が近いときのサインを、チェックリストにまとめました。
チェックリストを確認しながら「はい」の数を数えてみてください。
⬜︎ 焦げ臭いにおいがする
⬜︎ 温風の温度が低い
⬜︎ 「カラカラ」「キーキー」といった異音がする
⬜︎ 本体やコードが熱くなる
⬜︎ 電源が入りにくい
⬜︎ 冷却口や吸気口にホコリが溜まっている
⬜︎ 使用中に火花が見える
「はい」が0〜2個の場合は、修理で改善する可能性があります。ただし、「焦げ臭いにおいがする」「使用中に火花が見える」など、症状が重度な場合は使用を中止しましょう。
「はい」が3つ以上の場合は、ドライヤー全体で機能が低下・劣化している可能性が高いです。使用し続けると、さらなる故障や発火の危険性があるため、すぐに使用を中止して買い替えを検討してください。
焦げ臭いにおいがする
ドライヤーから焦げ臭いにおいがする場合、モーターの劣化や内部に溜まったホコリや髪の毛が燃えている可能性があります。放置して使用を続けると、焦げ臭さが髪に移るだけでなく、発火の危険性も高まります。
吸気口や吹出口をチェックし、ホコリや髪の毛が原因であれば除去してください。モーターが原因の場合は即座に使用を中止し、買い替えを検討しましょう。
温風の温度が低い
温風の温度が低い、または冷風しか出ない場合は、ヒーターや電熱線の劣化が原因である可能性があります。吸気口や吹出口にホコリが詰まっている場合もあり、掃除を行うことで改善することがあります。
しかし、掃除をしても改善しない場合は、部品の故障や配線に不具合がある可能性も考えられるので注意が必要です。放置すると、さらに悪化する恐れがあるため、買い替えを検討することをおすすめします。
異音がする
ドライヤーから「カラカラ」や「キーキー」といった普段聞かない音がする場合、内部の部品が故障している可能性があります。また、ファンにホコリやゴミが溜まっていることも異音の原因です。
そのまま使い続けると、部品が飛び散り怪我をするリスクや、さらなる故障の危険性があるため、掃除をして改善しない場合は使用を中止しましょう。
本体やコードが熱くなる
ドライヤー使用中に本体やコードが異常に熱くなる場合は、内部の故障やコードの断線が原因です。本体が熱い場合は、冷却機能や安全装置の不具合が考えられ、コードが熱い場合はショートや断線のリスクがあります。
使用を続けると感電や火傷、さらには火災の危険性もあるため、ただちに使用を中止して買い替えを検討してください。
電源が入りにくい
ドライヤーの電源が入りにくい場合、モーターの劣化やスイッチの接触不良が原因の可能性があります。スイッチを入れても起動しなかったり、途中で電源が切れたりする場合は、内部の部品が正常に機能していないサインです。
放置すると、ドライヤーが使えなくなるだけでなく、さらなる故障のリスクも高まります。電源が入りにくいと感じたら、早めに使用を中止し、買い替えを検討することをおすすめします。
ドライヤーの寿命を延ばす5つの方法
ドライヤーの寿命は、日頃の使い方やお手入れの仕方によって長持ちさせられます。
以下で紹介する方法を参考に、ドライヤーを長く使い続けられるように意識しましょう。
高温多湿を避けた場所で保管する
ドライヤーを高温多湿な場所で保管すると、内部のモーターや電子部品が劣化しやすく、寿命を縮める原因になります。特に洗面所は浴室からの湿気が届きやすいため、保管場所としては適していません。
使用後は湿度が低く、換気の良い場所に移動して保管するのがおすすめです。また、直射日光や水がかかる場所も避けましょう。
コードの扱いに気をつける
ドライヤーの寿命を延ばすためには、コードを丁寧に扱うことも重要です。本体にコードを巻き付けたり、無理に折り曲げたりすると、断線やショートの原因になります。特にコードの根元部分は、負荷がかかりやすいため注意が必要です。
保管時はコードをゆるやかに束ねて、絡まりを防ぐコードホルダーやフックを活用すると良いでしょう。
こまめに掃除する
ドライヤーの吸込口や吹出口にはホコリや髪の毛が溜まりやすく、これが原因でモーターに負担がかかり故障するケースがあります。月1回を目安に、歯ブラシや掃除機を使ってホコリを取り除きましょう。
掃除の際は必ず電源を切り、コンセントを抜いて安全を確保してください。吸込口のフィルターが取り外せる場合は、洗浄するとより効果的です。
冷風を出した後に電源を切る
ドライヤーを使い終わったら、冷風に切り替えて約30秒運転してから電源を切りましょう。温風のまま電源を切ると、モーターが高温の状態で停止し、劣化を早める原因になります。
冷風でモーターを冷却することで負担を軽減できるだけでなく、冷風を髪に当てることでキューティクルも引き締まり、仕上がりが良くなります。
保証期間内にメーカー修理を依頼する
ドライヤーに不具合が生じた場合は、保証期間内であればメーカー修理を依頼しましょう。自分で分解や修理を試みると、故障の悪化や、感電・火災などのリスクがあります。
メーカー修理は、専門知識を持った技術者が安全かつ適切に対応するため、安心して修理を任せられます。また、保証期間内であれば無償または低コストで修理できる場合が多いため、早めに相談しましょう。
ドライヤーを買い替えるときのポイント
最後に、ドライヤーを買い替えるときのポイントを紹介します。
以下で紹介する内容を参考に、自分にぴったりのドライヤーを選びましょう。
サイズや重さ
ドライヤーを買い替える際は、サイズや重さをポイントとして考慮しましょう。重いドライヤーは腕への負担が大きく、特に髪が長い方や毎日使用する方には長時間の使用が疲れやすい原因になります。
一方、軽量でコンパクトなモデルは持ちやすく、収納時にもスペースを取らないためおすすめです。家電量販店で購入する際は、実物を手に取って重量やバランスを確認し、自分に合った使いやすい製品を選びましょう。
風量
一般的に毎分1.5m³以上の風量があれば、髪を素早く乾かせるため、忙しい朝にも便利です。特に髪の量が多い方やロングヘアの方には、大風量タイプをおすすめします。
風量が十分であれば、乾燥時間が短縮されるだけでなく、髪への熱ダメージも軽減されます。また、風量調節機能があると、ヘアセットや仕上げにも対応しやすいため、用途に合わせた調整ができるモデルがおすすめです。
機能性
ドライヤーを選ぶ際は、髪質や悩みに合った機能性を重視しましょう。マイナスイオンやハイドロイオンといったヘアケア機能は、髪に潤いを与え、ダメージを軽減する効果が期待できます。
また、温度調節機能は髪や頭皮に優しいドライを可能にし、アタッチメント対応のモデルは速乾性やスタイリングの幅を広げてくれます。
最近では、冷風と温風を自動で切り替えるタイプも人気です。目的やライフスタイルに合わせて、自分に合った機能を搭載したモデルを選ぶと良いでしょう。
価格
ドライヤーの価格帯は幅広く、5,000円以下のシンプルで手頃なモデルから、数万円する高機能なモデルまでさまざまです。購入時には、自分の予算と求める機能のバランスを考えましょう。
例えば、速乾性やヘアケア機能を重視する場合は、少し高価格帯のモデルを選ぶと満足度が高まります。一方で、最低限の機能で十分な場合は、コストパフォーマンスの良いモデルが最適です。ライフスタイルに合った価格帯のドライヤーを選びましょう。
まとめ
ドライヤーの寿命は3〜4年が目安ですが、使い方や日頃のお手入れ次第で長持ちさせられます。寿命が近いサインに気づいたら早めに対策を取り、安全に使用することが大切です。
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