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洗濯機の排水口の掃除方法は?今すぐできる簡単なやり方を紹介

洗濯機の脱水中に排水エラーが表示されたり、排水口から悪臭がしたりする場合に、どのような対応を行うべきか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。こうしたトラブルは、排水口に溜まった「汚れ」が原因で発生している可能性があります。

トラブルを防ぐには、定期的に排水口を掃除することが大切です。そこで本記事では、排水口の掃除方法について解説します。排水口のトラブルを解消したい方はぜひ参考にしてみてください。

洗濯機の排水口の掃除方法と手順

洗濯機の排水口の掃除方法は?今すぐできる簡単なやり方を紹介

洗濯機の排水口を掃除する際は、以下で紹介する5つの手順に沿って作業を行うようにしてください。

手順1:掃除用品を用意する

洗濯機の排水口を掃除する際は、まず雑巾やスポンジ、バケツ、手袋などの掃除用品を用意しましょう。また、狭い場所を掃除する際に、古くなった歯ブラシがあると便利です。

こびりついた汚れを落とすには、市販のパイプクリーナー(パイプユニッシュやパイプハイターなど)を使用するとよいでしょう。簡単に落とせる汚れであれば、重曹やクエン酸などの天然素材の洗浄剤が役立ちます。小さい子どもがいる家庭では、天然素材を使ったほうが安心です。ただし、パイプクリーナーのような洗浄力はないため、状況に合わせて使い分けるようにしてください。

洗濯機の掃除に重曹を使うポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

手順2:掃除の準備をする

洗濯機の排水口を掃除する前に、電源を切ってコンセントからプラグを抜きましょう。洗濯機は水回りに設置されているため、電源を入れたままで作業をすると感電する可能性があります。

次に、給水用の蛇口を閉めて、排水口が目視できる状態にしてください。排水口は洗濯機で隠れているケースが多いので、本体を移動させてから作業を行う必要があります。ただし、ドラム式洗濯機は大型であれば80kgほどあるため、1人で移動させようとすると怪我をしてしまう可能性があります。また、漏水や故障の原因にもなるため、移動する際は複数人で行うようにしてください。

マンションやアパートなどの集合住宅は、洗濯機置き場が狭いケースがあります。動かしにくい場合は、専門業者に依頼するようにしてください。

なお、洗濯機にはドラム式と縦型がありますが、掃除方法は基本的に同じです。

手順3:排水口のパーツを取り外す

掃除の準備が完了したら、排水口のパーツを取り外しましょう。排水口は、排水ホースやエルボ、フタ、カバーなど複数のパーツで構成されています。

まず、排水エルボから排水ホースを外し、排水口のフタやカバーを取り外します。排水ホースのなかに水が残っているケースもあるため、バケツや雑巾を用意して周りが濡れないようにしてください。次に、排水口からエルボと目皿を取り外します。そのほか、仕切筒や泡防止パイプなどの取り外し可能なパーツはすべて分解するようにしてください。

なお、再度組み立てる際は、外し方と逆の手順で作業を行います。そのため、取り外した順番を忘れないように、スマートフォンで撮影しておくことをおすすめします。

手順4:排水口の掃除を行う

前の手順で取り外したパーツに付着したゴミを、スポンジや雑巾で拭き取り、水で薄めた洗剤のなかに入れましょう。しばらく放置すると、こびりついていた汚れが浮き上がります。汚れが完全に浮き上がったら、古い歯ブラシを使って細かい部分まできれいに磨くようにしてください。

次に、排水口の内部をパイプクリーナーもしくは重曹、クエン酸などで洗浄します。洗浄剤に記載された時間放置したあと、水を使って十分に洗い流し、残留物を取り除きましょう。このとき、一度に大量の水を流すと、溢れてしまう可能性があります。そのため、数回に分けて洗い流すようにしてください。

手順5:パーツを取り付けて動作確認を行う

各パーツや排水口の洗浄が完了したら、元の位置にパーツを戻します。パーツを取り付けるやり方は、外した際の逆手順です。間違えて取り付けると、正常に排水できなくなるので注意しながら作業を行いましょう。

パーツを取り付けたあとは、洗濯機の試運転をして、排水の流れに問題がないか確認してください。スムーズに排水できれば掃除完了です。なお、問題があった場合は、取り付け方が間違っている可能性があります。

洗濯機の排水口を掃除しないとどうなる?

洗濯機の排水口の掃除方法は?今すぐできる簡単なやり方を紹介

洗濯機の排水口に汚れが溜まったまま放置すると、さまざまなトラブルが発生します。以下では、洗濯機の排水口を掃除しないまま放置した場合のリスクを紹介します。

排水エラーが発生する

排水口に汚れが溜まると、脱水中に排水エラーが表示されたり、警告音が鳴ったりする可能性があります。これは、洗剤のカスや繊維などが排水口に詰まったことで、洗濯水がスムーズに流れなくなったことが原因です。

排水エラーが表示されたからといって、故障しているわけではありません。しかし、排水エラーが出た状態で使用を続ければ、故障や水漏れにつながる可能性があるため注意しましょう。万が一、水漏れが発生した場合、床が水浸しになるほか、床材が腐食するリスクもあります。

なお、排水エラーの具体的な内容は洗濯機によって異なります。わからない場合は、取扱説明書を確認したうえで適切に対処するようにしてください。

悪臭が発生する

排水口を掃除しなかった場合、悪臭が発生する可能性があります。

排水口は下水につながっていますが、排水経路に水を溜めて空気の流れを塞ぐ排水トラップが備わっているため、正常であれば臭いは発生しません。しかし、汚れが溜まると排水トラップの水が減少して、空気が流れてしまいます。その結果、下水の臭いが漏れて、洗濯物に臭いが移ることもあるでしょう。

また、雑菌やカビの繁殖しやすくなるほか、ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣の侵入経路にもなってしまいます。こうしたトラブルを避けるためにも、洗濯機周辺で下水のような臭いがする場合は、速やかに排水口の掃除を行ってください。

洗濯中に水が逆流する

排水口が汚れやゴミで完全に詰まると、洗濯中に排水できなくなり水が逆流する可能性があります。洗濯機は、一度に大量の水を使用するため、逆流すれば床や壁まで水浸しになりかねません。

設置箇所によっては、床材が腐ったりシミになったりすることも考えられます。特に、集合住宅に住んでいる方は、浸水被害による賠償責任を問われるケースもあるでしょう。そのため、大きなトラブルに発展する前に、排水口は定期的に掃除をして逆流を防ぐことが大切です。

洗濯機からの水漏れについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご一読ください。

洗濯機の排水口に関するトラブルを防ぐ方法

洗濯機の排水口の掃除方法は?今すぐできる簡単なやり方を紹介

排水エラーや悪臭、水の逆流など、洗濯機の排水口に関するトラブルはさまざまです。こうしたトラブルを避けるには、日頃からメンテナンスをしたり、洗濯機の使い方に注意したりすることが大切だといえるでしょう。

以下では、トラブル防止につながる方法を3つ紹介します。

こまめにお手入れする

排水口のトラブルの多くは、汚れやゴミが詰まったことが原因で発生します。頻繁にトラブルが発生すれば、洗濯機が故障する可能性もあるため、普段からこまめにお手入れをするようにしましょう。

排水口だけでなく、洗濯機本体の定期的な掃除も重要です。一般的な家庭であれば、月に1回程度の頻度で掃除するとよいでしょう。2ヶ月以上、汚れが溜まった状態を放置すると、悪臭や排水エラーが発生しやすくなります。

なお、掃除の手間を省くには、洗濯機の設置方法も工夫することが大切です。従来は、洗濯機の下に防水パンを敷くケースが一般的でしたが、洗濯機を動かしにくく、掃除が面倒になります。キャスターが備わった洗濯台を使うと、簡単に移動ができるため、排水口の掃除も楽になるでしょう。

洗濯ホースを交換する

洗濯ホースの定期的な交換も重要なポイントです。ホースの内部も汚れが溜まりやすく、長く使用していると汚れやゴミが詰まる可能性があります。ホース内部に付着した汚れやゴミが排水口に流れると、水が詰まる原因になるため、半年に1回程度の頻度で交換するようにしましょう。

洗濯ホースは、ホームセンターやネット通販などで600~800円程度で購入できます。ただし、メーカーによっては対応していないケースもあるので、事前に確認したうえで購入するようにしましょう。

お風呂の残り湯を洗濯に使わない

排水口のトラブルが発生する原因の1つとして、お風呂の残り湯を使用していることも挙げられます。水道代の節約や環境負荷低減の観点でいうと、効率的な方法といます。しかし、残り湯には皮脂や体の汚れ、石鹸カスなどが含まれているため、排水口が詰まる原因になってしまうでしょう。

排水口のトラブルを回避するには、できるだけ残り湯ではなく、水道水を使用することをおすすめします。どうしても残り湯を使用する場合は、洗剤を入れる洗濯時だけにして、すすぎは水道水で行いましょう。

洗濯機の排水口の汚れが落ちない場合の対処法

洗濯機の排水口の掃除方法は?今すぐできる簡単なやり方を紹介

洗濯機の排水口を掃除しても、汚れが落ちないケースもあるでしょう。以下では、洗濯機の排水口の汚れが落ちない場合の対処法を解説します。

業者に洗濯機の排水口の掃除を依頼する

排水口の詰まりがひどくなると、通常の掃除方法では解消できない可能性があります。市販の洗浄力が強い洗剤を使ったり、丁寧に擦り洗いをしたりしても汚れが落ちない場合は、ダスキンなどの専門業者に掃除を依頼しましょう。

排水口の掃除やメンテナンスにかかる費用は、1~2万円程度が相場です。ただし、作業内容によって費用が変動するため、事前に見積もりを依頼することをおすすめします。

洗濯機の買い替えを検討する

洗濯機の寿命は、約6~7年とされています。使用頻度が高い場合や日頃のメンテナンスを怠っている場合は、さらに短くなるケースも考えられるでしょう。洗濯機の老朽化が進むと、掃除をしても排水機能がうまく働かなくなります。

排水機能だけでなく、洗濯中に動かなくなったり異音がしたりした場合も寿命が近くなっているサインです。また、排水口の掃除を定期的に行っているにも関わらず、水が漏れたり異臭がしたりする場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。

コストをできる限り抑えたい方は、リユースショップ・リサイクルショップを活用すると、新品よりもリーズナブルな価格で購入できます。

洗濯機を買い替えるタイミングについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

洗濯機の排水口は、普段目にしない場所であり、気がつけば汚れが溜まっていることも少なくありません。掃除をしたくても洗濯機を移動する必要があるため、面倒に感じる方も多いでしょう。

しかし、排水口の汚れを放置してしまうと、悪臭や排水エラー、排水の逆流などのトラブルにつながります。こうしたトラブルを避けるには、定期的に排水口や洗濯機を掃除することが大切です。

排水口の掃除をしているにも関わらず、エラーや水漏れが発生する場合は、買い替えを検討することをおすすめします。

買い替えを検討している場合は、リユースショップ・リサイクルショップを活用すると新品よりもリーズナブルな価格で購入可能です。また、状態のよい洗濯機であれば、買い取り対象になる可能性もあります。

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Nakazima

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ジャンルを問わず、さまざまな情報を執筆するWebライターです。 リサーチ好きでお得な商品を探しに出かけることもしばしば。趣味を生かしながら、生活のヒントになるような記事をお届けしたいと思っています。

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