電子レンジを使っていて焦げ臭いと感じたことはありませんか。焦げ臭い状態のまま電子レンジを使い続けることに不安を感じている人もいるでしょう。
この記事では電子レンジから焦げた臭いがする原因や、身近な物を使って焦げた臭いを取る方法、また臭いを防止するためにできることなどをご紹介します。
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電子レンジから焦げた臭いが発生する原因
たとえ電子レンジから焦げた臭いが発生したとしても、原因を把握できていればそこまで慌てることはないでしょう。まずは、電子レンジから焦げた臭いが発生する原因として考えられることを2つご紹介します。
電子レンジ内に食品が飛び散っている
電子レンジ内に残った食品が臭いを発生させている可能性があります。食品を電子レンジで温める際、一部が庫内に飛び散ってしまった経験をしたことがある人は多いでしょう。
特に汁物や揚げ物のように、水分や油分が多い食品を温めるときには注意が必要です。電子レンジに汚れが付くのを防ぐためにも、加熱する際はラップをかけることをおすすめします。
電子レンジ内の汚れが加熱されている
電子レンジ内に食品が飛び散った状態のまま放置してしまうと、菌が繁殖して臭いを発生させることがあります。また汚れが付いた状態で電子レンジを使うと、他の食品と一緒に汚れも加熱されてしまいます。
繰り返し加熱されるうちに汚れが焦げてしまうことも、焦げ臭くなる理由の一つです。臭いを防ぐためにも、電子レンジ内はこまめに掃除するようにしましょう。
電子レンジから発生している焦げた臭いを取る方法

電子レンジから発生している焦げた臭いは、家庭にあるさまざまな物を活用することで取り除ける可能性があります。ここでは、焦げた臭いを取る方法を6つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
柑橘類の皮を活用する
電子レンジの焦げた臭いを取る方法として、みかんやレモンなどの柑橘類の皮を活用する方法が挙げられます。柑橘類の皮に含まれるリモネンには、汚れを浮かしてくれる効果があるからです。加えて、リモネンは消臭効果も期待できます。
みかんやレモンの皮を耐熱容器に広げて電子レンジに入れ、1~2分加熱するだけです。柑橘類特有の爽やかな香りで嫌な臭いを軽減してくれるだけでなく、庫内にこびりついた汚れを落としやすくしてくれます。
コーヒーの出し殻を活用する
コーヒーを飲んだ後に残る「出し殻」も消臭効果が期待できる物の一つです。コーヒー豆の繊維には、臭いを吸着する性質があるからです。食品由来で安全性も高いため、消臭剤代わりとして冷蔵庫に入れて使用する人もいます。
コーヒーの出し殻を電子レンジの臭い取りとして活用する方法は、柑橘類の皮を活用する方法とほとんど同じです。出し殻を耐熱容器に広げて数分加熱するだけで、電子レンジ内の焦げた臭いを取り除けます。
茶殻を活用する
コーヒーの出し殻同様、茶殻も臭い取りとして活用できる物です。茶葉は、消臭効果があるとされているカテキンを含んでいます。茶殻を活用することで電子レンジ内の臭いの元になる成分を中和したり、殺菌したりする効果が期待できます。
茶殻も柑橘類の皮やコーヒーの出し殻などを活用する際と同様に、耐熱容器に広げて加熱するだけで電子レンジ内の焦げた臭いを取れます。
また温めた茶殻をすぐに取り出さないこともポイントの一つです。電子レンジの扉を閉めたまましばらく放置することで、さらに強い効果が期待できます。
お酢を活用する
電子レンジの臭い取りだけでなく、汚れ落としにも効果を発揮するのがお酢です。お酢は、肉や魚などのタンパク質の汚れに強いという性質があるからです。
お酢で電子レンジを掃除する方法は、まずお酢と水を1:1の割合で容器に入れて温めます。蒸気が充満するまで30分以上放置した後に、庫内をふきんやキッチンペーパーなどでしっかりと拭き取ります。
お酢の臭いが部屋に充満するのを防ぐためにも、作業中は換気することを忘れないようにしましょう。
重曹水を活用する
水に重曹を混ぜた重曹水を活用して、電子レンジの焦げた臭いを取ることも可能です。重曹は弱アルカリ性であり、酸性の汚れを落としやすくするという性質があります。
重曹を活用する際は、水200mlに重曹大さじ1を入れてよく混ぜて、重曹水を作ります。次に、重曹水を入れた容器をレンジに入れ、ラップをかけずに加熱します。最後に温めた重曹水をキッチンペーパーに付けて、電子レンジ内を拭けば完了です。
こびりついた油汚れも落としやすくなったと感じられるでしょう。拭き終わったら、電子レンジの扉を開けて乾燥させることが大切です。
蒸気を活用する
柑橘類の皮や重曹などが手元にない場合におすすめなのが、蒸気を活用する方法です。蒸気を活用する方法で必要な物は、水分をたっぷり含んだタオルです。
タオルをレンジで温めるとタオル内の水分が蒸気となって、電子レンジ内に広がります。電子レンジの中が蒸気で満たされた後、扉を開けて別の乾いたふきんやキッチンペーパーなどで水滴を拭き取ります。
なお加熱されたタオルが高温になっている可能性があるため、タオルを取り出す際や庫内を拭く際などには、十分注意するようにしましょう。
電子レンジから発生している焦げた臭いは放置しないことが大切

電子レンジから発生している焦げた臭いを放置すると、さまざまなトラブルにつながる恐れがあります。臭いに気付いたら、できるだけ早く対処するのがおすすめです。
ここでは、電子レンジの焦げた臭いを放置することで起こる可能性があるトラブルを4つご紹介します。
食材に焦げた臭いが移ってしまう
電子レンジ内の臭いを放置することによる問題の一つが、電子レンジを使用する度に、中に入れた食材へ臭いが移る可能性があることです。電子レンジは残り物や冷凍食品の加熱だけでなく、調理の下ごしらえなどにも欠かせない家電です。
電子レンジを使う度に焦げた臭いが付いてしまっては、料理が台無しになってしまうでしょう。料理をおいしく食べるためにも、電子レンジの臭いは放置しないことが大切です。
汚れが取れにくくなる
電子レンジ内の汚れに関しては、付着してすぐに対処すれば簡単に落とせます。一方で、放置された汚れを取るのは簡単なことではありません。食品を温める際に汚れも同時に加熱されることで、汚れが炭化してしまう可能性があるからです。
炭化とは、簡単にいうと物が焦げることを指します。電子レンジ内に付着した汚れに含まれるタンパク質や糖分などの有機物が加熱されることで、化学反応を起こして黒く変化してしまいます。
炭化した汚れは庫内にこびりつくため、落としにくいことが特徴として挙げられます。掃除の手間を省くという意味でも、汚れは早めに対処することが大切です。
電気代が高くなってしまう
電子レンジが汚れていると、電気代が高くなる可能性があります。電子レンジに汚れがあると、センサーは食品と一緒に汚れも温めようとするため、食品のみが入っているときよりも温めるのに時間がかかるからです。
電子レンジが動作している時間が長くなるということは、その分電気代がかかるということです。電子レンジの焦げた臭いにすぐに対処することは、節約にも効果があるといえるでしょう。
電子レンジが故障してしまう可能性がある
電子レンジから焦げた臭いがするからといって故障しているとは限りませんが、放置すると電子レンジから発火して故障につながる可能性はあります。
特に電磁波が出る部分の周辺に汚れや焦げがあると、火花が散りやすいため注意が必要です。最悪の場合、火花から火事につながることも考えられるでしょう。早めに汚れを落とすことで最悪のケースを防げます。
電子レンジから焦げた臭いを発生させないための予防策
では、電子レンジから焦げた臭いを発生させないためには、どうすればよいのでしょうか。
まず意識しておくべきことが、電子レンジが汚れたらこまめに掃除するということです。汚れが臭いの原因になることが多いため、こまめに掃除することで焦げた臭いをある程度は予防できます。
また電子レンジ内に臭いがこもるのを防ぐために、使用後は扉を閉めっぱなしにせず換気することも効果があるでしょう。
なお使用後の手入れの際は、キッチンペーパーで拭き取るだけで十分ですが、本格的に掃除する際には、電子レンジシートを活用するのがおすすめです。
電子レンジシートとは、その名の通り電子レンジ内の掃除に適した紙製のシートのことです。アルカリ電解水や重曹などで汚れを落としやすくしていることが特徴として挙げられます。
また脱臭機能が付いている電子レンジであれば、使用後に簡単な操作をするだけで臭いを取れます。
まとめ
電子レンジから発生する焦げた臭いの原因の一つとして、放置された汚れが加熱されていることが挙げられます。電子レンジの汚れを落としたい際は、柑橘類の皮やコーヒーの出し殻、お酢や重曹などを活用するのがおすすめです。
汚れ落としをしても解消しない場合は、電子レンジの買い替えを検討しましょう。全国に750店舗以上を展開するセカンドストリートでは、新品よりもリーズナブルな価格で中古の電子レンジを販売しています。
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