便利な家電の一つである除湿機は、使い続けているうちに嫌な臭いが発生することがあります。臭いに気づいた際は、できる限り早く対策を取りましょう。
この記事では除湿機の嫌な臭いの原因や、臭いを取り除くお手入れ方法などをご紹介します。
なおセカンドストリートではさまざまな種類の除湿機をリーズナブルな価格で販売しています。嫌な臭いが取れない場合は、セカンドストリートで除湿機を買い替えることもぜひ検討してみてください。
除湿機から嫌な臭いがする原因として考えられること
除湿機から嫌な臭いがすると感じた際は、まず原因を調べましょう。
ここでは嫌な臭いの原因として考えられることを3つご紹介します。
カビ・雑菌が繁殖している
嫌な臭いの原因の一つとして、カビや雑菌の繁殖が考えられます。カビは高温多湿な環境で繁殖する性質があり、除湿機内部の湿度が高くなることでカビが繁殖している可能性があります。
また空気中から取り除いた水分をためておく「タンク」が嫌な臭いの原因の可能性も考えられるでしょう。タンク内にたまった水は、こまめに捨てることが大切です。放置するとタンク内部にヌメリが発生して、嫌な臭いがすることがあります。
除湿機の使用頻度が少ない場合や、大容量のタンクが付属している機種を使用している場合などは特に注意が必要です。
フィルターに汚れがたまっている
除湿機のフィルターの汚れが嫌な臭いの発生源になることもあります。除湿機の空気の出入り口に付いているフィルターには、ゴミやほこりが付着しやすいため定期的に掃除することが大切です。
またゴミやほこりは、カビの栄養になることもあります。カビが発生した除湿機を使い続けると、アレルゲン物質が部屋の中にまき散らされて健康によくない影響が出るかもしれません。
なおフィルターに付いたゴミやほこりが除湿機のヒーターなどで熱せられて、焦げた臭いがすることもある点を覚えておきましょう。
新品特有の臭いがしている
購入してすぐの除湿機から臭いがする場合は、問題ない可能性が高いです。除湿機に限らず、新品の家電からはプラスチックの臭いがすることがあります。
新品特有のプラスチックの臭いの場合は、使い続けることで臭いは解消されるでしょう。風通しのよい場所でしばらく運転して様子をみることをおすすめします。
カビが繁殖しやすい条件とは
カビが繁殖しやすい条件は、以下の通りです。
- 気温が25～30度
- 湿度が70％以上
- 汚れやほこりなどがある
稼働中や稼働直後の除湿機の内部は、熱交換器やヒーターがあることから温かくかつ湿度が高い状態です。また空気中の汚れやほこりは、カビのエサになります。
内部にカビが発生した除湿機を使い続けることは危険です。カビの胞子を吸い込むことで、肺炎やアレルギー性鼻炎などを引き起こす可能性があるため、早めにお手入れしましょう。
除湿機からする嫌な臭いを消す方法
除湿機の気になる嫌な臭いは、いくつかの方法を試すことで解消できる可能性があります。ここでは3つの対処法をご紹介します。
タンクをこまめに洗浄する
除湿機は、除湿した水をタンクにためる構造です。放置するとカビが繁殖してしまうため、使用後は毎回水を捨てるようにしましょう。また水を捨てる際は、同時にタンク内のヌメリを落とすことも大切です。
洗ったタンクは、直射日光が当たらない場所で乾燥させてから除湿機に取り付けます。基本的には水洗いで十分ですが、汚れがひどい場合は台所や浴室用の中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗うのも方法の一つです。
フィルターを掃除する
除湿機のフィルターに付いたほこりなどの汚れを取り除くことは、嫌な臭い解消だけでなくカビの繁殖防止にもつながります。
フィルターを取り外し、掃除機でほこりを吸い取る方法がおすすめです。除湿機の使用頻度によって変わってきますが、週1回程度を目安に行うとよいでしょう。なお汚れがひどい場合は、重曹を水に溶かした重曹水を使って洗う方法もあります。
除湿機の吹き出し口をきれいにする
除湿機の吹き出し口も、カビが繁殖しやすい部分の一つです。フィルターと併せて吹き出し口もきれいにしておくと、嫌な臭いを防止できるでしょう。特に黒い汚れが付いている場合は黒カビが発生している可能性があるため、早めに対処することが大切です。
黒カビは塩素系漂白剤を使って落とすのが一般的ですが、臭いが強いことから除湿機の掃除に使用するのはおすすめできません。代わりにクエン酸溶液の活用をおすすめします。
クエン酸はレモンなどの柑橘類に含まれる成分で、アルカリ性の汚れを落とす効果が期待できます。塩素系漂白剤と異なり嫌な臭いがしないため、部屋の中でも安心して使用可能です。ドラッグストアやスーパー、薬局などで購入できます。
クエン酸溶液を使った掃除の方法は、以下の通りです。
- ぬるま湯100ccに対してクエン酸2～3gを溶かし、クエン酸溶液を作る
- 割り箸にティッシュを巻き付け、輪ゴムで縛ってからクエン酸溶液に浸す
- ティッシュを巻いた割り箸で掃除する。細かい部分はクエン酸溶液を浸した綿棒を使う
ポイントは、割り箸を使って吹き出し口の奥まできれいにすることです。
除湿機の種類についても把握しておこう
除湿機の主な除湿方法は、3種類あります。除湿方法によって使用に向いている季節が異なるため、購入前に押さえておきましょう。以下でそれぞれの方法の概要や特徴などをご紹介します。
1：コンプレッサー式
コンプレッサー式とは、熱交換器を使って湿度を下げる仕組みです。空気は温度が高いほど多くの水分を蓄えられる性質があることを利用して、取り込んだ空気を熱交換器で冷やすことにより湿気を取り除きます。エアコンの除湿機能の仕組みに似ています。
除湿効果が高くかつ価格を抑えられることから、多くの除湿機で採用されている仕組みです。ただし、空気を冷やす仕組みのため、室温が低い寒い季節の使用には向いていないといえます。またコンプレッサーを内蔵している分、本体サイズが大きい傾向にあることも覚えておきましょう。
2：デシカント式
デシカント式とは、内部の乾燥材に水分を吸着させることで除湿する仕組みです。吸着した水分は、内部のヒーターで温められた後に冷やされることで水滴になります。
デシカント式の除湿機は除湿機周辺の空気も一緒に温められることから、寒い季節に使用するのがおすすめです。またコンプレッサー式と比べて本体サイズは小さく、重さも軽い物が多い傾向にあります。
冬の結露対策としてや家の中で持ち運ぶことを想定している場合などは、デシカント式を選ぶとよいでしょう。
3：ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式両方の機能を兼ね備えた仕組みがハイブリッド式です。ハイブリッド式であれば、1台で通年使用できます。
一方で、両方の仕組みを搭載していることから、サイズが大きい物が多い傾向にある点に注意しましょう。またコンプレッサー式やデシカント式よりも高価な機種が多いです。
まとめ
除湿機から嫌な臭いがする原因としては、カビの繁殖やフィルターの汚れなどが考えられます。使い続けるのは健康面にもよくないため、掃除して改善するか様子を見ましょう。
なおタンクやフィルターなどを掃除しても嫌な臭いが解消されない場合は、セカンドストリートで除湿機を買い替えてみてはいかがでしょうか。
セカンドストリートでは高機能な除湿機を新品よりもリーズナブルな価格で販売しています。お近くの店舗やオンラインストアでどういった商品があるのかをぜひ確認してみてください。
