洗濯機の主流は縦型ですが、近年はドラム式も人気です。引っ越しや買い替えの際にドラム式と縦型の洗濯機のどちらを選ぶべきか迷っている人は多いでしょう。
この記事ではドラム式と縦型の洗濯機について、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。
なおセカンドストリートでは、さまざまな種類の洗濯機を販売しています。リーズナブルな価格の洗濯機を探している人はぜひご利用ください。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のそれぞれの特徴
洗濯機には大きく分けてドラム式洗濯機と縦型洗濯機の2種類があります。まずはそれぞれの特徴をご紹介します。
ドラム式洗濯機の特徴とは
ドラム式洗濯機とは洗濯槽が横もしくは斜めに設置されており、本体手前のドアから洗濯物を出し入れするタイプの洗濯機のことです。
ドラム式洗濯機の特徴として、洗濯槽が縦に回転し洗濯物を上から下に落とす「たたき洗い」であることが挙げられます。水の使用量が少ない上、こすらないため洗濯物の生地が傷みにくいです。
また乾燥機能付きの機種の場合、ドラム式洗濯機の構造上、洗濯槽内に温風が行き渡りやすい点も魅力。短い時間でしっかり乾かせます。
縦型洗濯機の特徴とは
縦型洗濯機とは、名前の通り洗濯槽が縦に設置されている洗濯機のことです。洗濯物は本体上部のふたを開けて出し入れします。
洗濯槽が横回転することから、洗い方に関しては洗濯物同士をこすり合わせる「もみ洗い」です。また大量の水で洗うため、頑固な汚れもしっかりと落とせます。
なお縦型洗濯機にも乾燥機能付きの物があります。ただし、洗濯槽が横回転する構造は温風が洗濯物に当たりにくいため、乾くまでにやや時間がかかる傾向にある点には注意が必要です。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のメリット・デメリットとは
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機は、外見やサイズ、特徴などが異なります。ここでは両者の主なメリット・デメリットをご紹介します。
ドラム式洗濯機のメリット・デメリット
ドラム式洗濯機のメリットとして節水効果の高いたたき洗いにより、水道代が抑えられることが挙げられます。
また少ない水で洗うことには洗剤の濃度が高くなり、皮脂汚れが落ちやすくなるというメリットもあります。なお洗濯物が早く乾くことから、乾燥機能使用時の生地の傷みが少ない点もメリットの一つ。
一方で、少ない水で洗濯することには濃い色の洗濯物から他の物へ色移りが起こりやすいというデメリットもあります。またドラム式洗濯機は比較的サイズが大きい上、ドアが手前に開くため場所を取ること、高価な機種が多いことなどもデメリットです。
縦型洗濯機のメリット・デメリット
縦型洗濯機のメリットは、こすり洗いによって汚れを落としやすいことです。またスリムな形状の物が多く、コンパクトな洗面所でも置きやすい点もメリットといえるでしょう。さらに安価な機種が多いことも魅力の一つ。
一方で、洗濯物をこすり合わせて洗うため、生地が傷みやすい点はデメリットです。また水の使用量が多く水道代がかかること、乾燥機能を使う場合はドラム式よりも時間がかかることにより電気代が高くなる点などもデメリットです。
どういった人にドラム式洗濯機がおすすめ？
では実際にどういった人にどの洗濯機がおすすめなのでしょうか。まずはドラム式洗濯機を購入した方がよい人の特徴をご紹介します。
衣類へのダメージを減らしたい人
ファッションにこだわりがある人は、ドラム式洗濯機の方がおすすめです。洗濯時・乾燥時ともにドラム式洗濯機の方が、衣類へのダメージが少ない傾向にあります。
そのほか、デリケートな素材の衣類を好む人や洗濯する機会が多い人、大切な服を長持ちさせたい人などにドラム式洗濯機がおすすめです。
乾燥まで洗濯機で済ませたい人
洗濯物を干す時間を省きたい人や、洗濯物を外で干すのに抵抗がある人などにもドラム式洗濯機がおすすめ。乾燥機能付きの機種の選択肢が豊富です。
短時間で乾くため、洗濯物が傷みにくく電気代を抑えられる点もポイントの一つ。また花粉症の人も乾燥機能付きのドラム式洗濯機を選ぶと重宝するでしょう。
維持費を抑えたい人
洗濯の頻度が高い人にとっては、維持費も大切なポイントですよね。ドラム式洗濯機は水の使用量が少ない上に、効率のよい乾燥機能が搭載されているため維持費が抑えられます。
本体価格が高い傾向にあることから、購入を迷う人もいるかもしれませんが、長い目で見るとお得になるかもしれません。
どういった人に縦型洗濯機がおすすめ？
ここでは縦型洗濯機を購入した方がよい人の特徴をご紹介します。
高い洗浄力の洗濯機を希望する人
洗濯機に洗浄力の高さを求める人には、大量の水を使って衣類をこすり洗いする縦型洗濯機がおすすめ。幼児や部活動をしている中高生の子どもがいる家庭は、頑固な汚れも落としやすい縦型洗濯機を選ぶとよいでしょう。
初期費用を抑えたい人
ドラム式洗濯機と比べると、縦型洗濯機の方が比較的リーズナブルです。学生や単身赴任などで短期間しか使う予定がない人は、縦型洗濯機の方がよいかもしれません。
ただし、使い方や機種によって水道代や電気代などの維持費が多くかかる可能性がある点には注意しましょう。
小さめの洗濯機がほしい人
一人暮らしなどで小さめの洗濯機を探している人には、縦型洗濯機がおすすめ。部屋の広さや間取りによっては、大きな洗濯機を置けないことも考えられます。縦型洗濯機にはコンパクトなサイズの物が多いため、気に入る物を見つけやすいでしょう。
後悔しないためにも洗濯機の選び方を押さえておこう！
ドラム式と縦型のどちらの洗濯機を選ぶ場合でも、押さえておくべきポイントがあります。ここでは洗濯機の選び方について解説します。
1：容量で選ぶ
洗濯機の容量は、購入前に確認すべきポイントの一つです。おすすめは家庭の人数と洗濯頻度で選ぶこと。
毎日洗濯するのであれば、容量が小さく運転時間が短い機種が適しています。ただし、子育てしている家庭は、給食エプロン・体操服・ユニフォームなど、一度に洗う物が増える可能性を考えることも大切。大容量の洗濯機を選びましょう。
2：置く場所で選ぶ
洗濯機置き場のサイズから決める方法もあります。容量が大きい洗濯機ほど、広い設置スペースが必要です。ドラム式の場合は、ドアを開けて洗濯物を出し入れするスペースも考慮しましょう。
またアパートやマンションに住んでいる人は、エレベーターが小さくて洗濯機を部屋に運び込めないというトラブルが起きることも。搬入経路や生活の導線を考慮して選ぶことも大切です。
3：洗浄機能で選ぶ
機種によっては通常の洗濯コースのほかに、お急ぎコース・おしゃれ着洗いコース・布団洗いコースなどが搭載されている物もあります。忙しい人や、クリーニングを使わずにできる限り自宅で洗濯したい人などにおすすめです。
またすすぎ・脱水の回数や予約時間などを細かく設定できる物であれば、ライフスタイルが変化しても使い続けられます。
4：乾燥機能で選ぶ
洗濯物を乾かす手間を省ける便利な乾燥機能は、ヒーターを使うタイプと使わないタイプに分けられます。
多くのドラム式洗濯機に採用されているヒートポンプ方式は洗濯槽内を除湿し、60度以下の温風で乾燥させる仕組みです。電気代が抑えられてかつ生地を傷めにくいことから、頻繁に乾燥機能を使いたい人におすすめです。
一方で、縦型と一部のドラム式洗濯機に搭載されているヒーター方式は、高温で洗濯物を乾かします。生地が傷みやすいものの、本体価格が安い傾向にあります。
洗濯機をうまく活用するコツとは
洗濯機をうまく活用するコツをご紹介します。適切な洗濯方法で洗えば、大切な衣類が長持ちするでしょう。
洗濯かごを活用する
洗う前の洗濯物を洗濯機にためている人もいますが、臭いの原因になることがあるため避けた方が無難。洗濯物は、風通しのよいかごに入れておくのがおすすめです。
一度に洗う洗濯物の量は7～8割までに留める
まとめて洗うことは水や電気代の節約につながりますが、洗濯物の詰めすぎには注意が必要です。洗濯物の量が多すぎると、洗濯機の効力を十分に発揮できない可能性があります。
こすり洗いやたたき洗いができないため、汚れが残ったままだったり、そもそも全く洗えなかったりすることも。洗濯物が多いときでも、一度に入れる量は洗濯機の容量の7～8割程度までにして、複数回に分けて洗いましょう。
デリケートな衣類はネットに入れて洗濯する
装飾が施されている物、ウールのニットや薄手のブラウスといったデリケートな衣類などはネットに入れて洗いましょう。
ネットを使わない場合、他の洗濯物と絡み合って細かなパーツが外れたり、生地が破れてしまったりする恐れがあります。おしゃれ着コースが設定できれば、さらに安心です。
また素材によっては、ほかの洗濯物とは分けて、おしゃれ着用の洗剤で洗う必要があるかもしれません。洗浄力は低いものの、衣類の形崩れや色落ちなどを防ぐ効果があります。ウールや麻、絹の衣類などは洗う前に洗濯表示を確認してみてください。
こまめに洗濯機の手入れを行う
洗濯槽は長く使い続けると、湿気によって臭いやカビが発生する恐れがあります。使用後はふたを開けておき、内部を乾燥させることを心がけましょう。
また月に1度は洗濯槽クリーナーなどを使った手入れが必要です。洗濯槽洗浄コースがあれば、クリーナーを入れてコースを選んで運転するのみで手入れできます。
なお洗濯機のフィルターにたまった糸くずなどのごみが臭いやカビの原因になることもあります。定期的に処分しましょう。
洗濯機使用時に注意すべきこと
ここでは洗濯機使用時の注意点をご紹介します。
ポケットの中身を確認する
洗濯前にポケットの中が空であることを確認しましょう。ポケットの中にティッシュ・ペン・リップなどが入った状態で洗濯すると、洗濯物が汚れてしまったり洗濯槽にごみが詰まったりする可能性があります。
気をつけていても、うっかり中身を出し忘れることはあるものです。手間はかかりますが、洗濯する前にひっくり返して確認すると防止できるでしょう。
洗剤を大量に入れすぎない
適量以上の洗剤を入れても、洗浄力はそれほど高まりません。むしろ溶け残って白いカスが付着したり、衣類がベタベタしたりする可能性があります。
きれいにするために再度すすぎをする必要があるため、二度手間といえるでしょう。洗剤は適切な量を守って使うことが大切です。
色物と白色の物は分けて洗濯する
面倒でもデニムのような濃い色の物と、白色の物は分けて洗濯しましょう。一緒に洗うと色移りする可能性があります。
洗濯時に染料が出そうな物は、手洗いもしくは色物だけで洗うのがおすすめです。なおそれほど色が濃くなくても、購入したばかりの物は色落ちすることがあります。初めて洗濯する際は、事前に軽く手洗いしてチェックするのも方法の一つです。
残り湯はすすぎに使わない
残り湯を洗濯に使う場合は洗いのみに使用し、すすぎは水道水などのきれいな水を使うことが大切です。残り湯をすすぎに使うと含まれる細菌などが洗濯物に移り、臭いや汚れの原因になる可能性があります。
完了した洗濯物を放置しない
洗濯機の運転が終わったら、できる限り早く洗濯物を取り出しましょう。濡れたまま長時間放置すると雑菌が繁殖し、臭い・カビ・しわの原因になります。洗濯物をすぐに干せない場合は、乾燥機能を使って乾かしましょう。
まとめ
ドラム式と縦型の洗濯機にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあるため、家族の人数や洗濯頻度、設置場所のスペースなどに合わせて選ぶのがおすすめです。また選択するときは、ポケットの中を確認することや洗剤を入れすぎないことなどを意識しましょう。
なおセカンドストリートでは、ドラム式洗濯機ならびに縦型洗濯機をリーズナブルな価格で販売しています。新品では高価な人気モデルや高機能の機種がお得に購入できるかも。
また製造から10年以内の物であれば、買取にも対応しています。セカンドストリートでお得に洗濯機を買い替えてみてはいかがでしょうか。
