世界的に見ても、製品を大量に生産・消費・廃棄する状態から脱して、環境負荷を抑えることを目指す「循環型社会」に注目が集まっています。「捨てない暮らし」は、その実現に向けた重要な暮らし方であり、詳しい内容が気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、捨てない暮らしの概要と注目されている理由を紹介したうえで、捨てない暮らしを実現する方法を解説します。「買わない・捨てない・使い切る」という3つの点にフォーカスして解説するので、ぜひ参考にしてください。
なお、リユースショップの〈2ndSTREET セカンドストリート〉では、服や家具、家電などのアイテムの買い取りに対応しています。「物を捨てずに家の中を整理したい」「愛用していた品物をリユース品として使ってもらいたい」という方は、活用してみてはいかがでしょうか。
捨てない暮らしとは?注目されている理由
近年はミニマリストの流行などもあり、物を「捨てること」にフォーカスしてしまいがちですが、そもそも「捨てない」という暮らし方への注目度も高まっています。その理由としては、自身にとって本当に必要な物だけで暮らす「シンプルライフ」の人気の高まりや、節約志向の高まりなどが挙げられます。
また、前述した環境負荷を減らす意味でも、捨てない暮らしに対する関心は高まっていると言えるでしょう。環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和3年度)について」によると、1人1日あたりのゴミ排出量は890gで、前年度の901gからは1.2%減少しています。とはいえ、依然として焼却や埋立の環境負荷は大きな課題となっています。
捨てない・買わない暮らしは、生活の充実度を高める重要な取り組みであるだけでなく、環境保全に向けた貢献にもなるのです。
捨てない暮らしを実現する方法(1)物を買わない
ここからは、捨てない暮らしを実現する方法について、3つの項目に分けて解説していきます。まずは、「物を買わない」という点にフォーカスして、具体的なポイントを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
適正な在庫数を決める
物を買わないためには、自身の家の洋服やアクセサリー、食器、その他消耗品について、在庫数を確認しておくとよいでしょう。というのも、同じような系統の服を何着も持っていたり、洗剤などの消耗品を必要以上に購入していたりするケースは多いためです。
在庫数を把握し、適正な在庫数を決めておくことで、将来的に不要となる物を買わずに済みます。なお、食品の場合は冷凍品をうまく活用すれば、食品ロスを防ぐことも可能です。
代用やレンタルのアイテムを取り入れる
必要な物がある際、購入ではなく代用やレンタルを検討してみるのも手です。現在は、洋服やブランドバッグ、家具、家電のレンタルサービスが普及しているため、ニーズに合わせて活用できます。
例えば、洋服のレンタルサービスを利用した場合、物を増やすことなく、手軽にトレンドのアイテムを取り入れられます。業者によって、取り扱っている服のジャンルにも違いがあるため、好みのアイテムを見つけやすいでしょう。
収納アイテム・家具の購入を避ける
物を整理する収納アイテムや家具の購入は、極力避けることをおすすめします。というのも、新たに収納スペースが生まれることで、余計な物が増える可能性が高まるためです。
現状のスペースを有効活用して、なるべく物を買わないように注意しましょう。
適切にメンテナンスを行なう
すでに所有しているアイテムも、適切にメンテナンスすれば長く使えるようになるため、捨てない暮らしの実現につながります。
家電の例を挙げると、エアコンの内部洗浄を業者へ定期的に依頼したり、洗濯機をクリーナーで定期的に洗浄したりすることで、機能性を損なわず長持ちさせられる可能性が高まります。
長く愛用できる物以外は買わない
欲しい物が見つかっても衝動買いは避け、長く愛用できるかをしっかりと見極めることが重要です。厳選したアイテムであれば、長年にわたって大切に使い続けられます。
例えば、家具を選ぶ場合は、以下の点に注意してください。
- サイズが部屋に適しているか
- デザインが部屋の雰囲気とマッチしているか
- メンテナンスしやすいか
とくにサイズは、部屋のイメージを大きく左右するだけでなく、収納性にも関わるため、慎重に選びたいところです。いずれにしても、自身に必要な物を見極めることで、買わない捨てない暮らしや、余計な物を持たない生活を実現しやすくなります。
捨てない暮らしを実現する方法(2)物を捨てない
次に、「物を捨てない」という点にフォーカスして、具体的なポイントを3つ紹介します。
仕分けの方法を変える
広いスペースに多くの物を置くと、片付けしづらくなるので要注意です。仕分けの方法を変えることで、物を捨てなくとも片付けしやすい状態にできます。
例えば、食器棚を整理する場合、使用頻度の高い食器と低い食器を仕分けて、後者の食器は納戸などに収納する方法があります。
食器の仕分けについて考えるうえで、背の低い食器棚のメリット・デメリットや、選び方を知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
収納場所やゴミ箱をコンパクトにする
前述の通り、収納場所をコンパクトにすることで、物を購入する機会を減らせます。物を購入する機会が減れば捨てることも減るため、捨てない暮らしを実現できるでしょう。
例えば、なるべく本を捨てないためには、収納スペースをコンパクトにして所有する本の量を減らすことが有効です。また、ゴミ箱に関しては、小さなサイズの物を選ぶことで、余計なゴミが発生しづらくなります。
いらない物はリユースショップ・リサイクルショップに出す
家の中のいらない物は、リユースショップ・リサイクルショップを利用して手放す方法のほか、フリーマーケットアプリに出品する方法などがあります。
物を捨てない暮らしが文化として根付くイギリスやドイツでは、オークションやフリーマーケットの需要が高くなっています。日本においても、スマートフォンさえあれば、フリーマーケットアプリで手軽に出品可能です。
ただし、発送作業の手間や、トラブル発生時の対応が必要となるデメリットについては、あらかじめ留意しておかなければなりません。中には、購入予定者からの値下げ交渉や質問対応に時間を取られるケースもあります。
しかし、リユースショップ・リサイクルショップといった買い取りに関する専門業者に依頼すれば、そういったトラブルを防げて安心です。買取額に関しても、査定を依頼した物品の価値を踏まえて適正に算出してくれるため、本来の価値よりも大幅に低い価格で売却してしまう失敗を防げます。
捨てない暮らしを実現する方法(3)物を使い切る
続いて、「物を使い切る」という点にフォーカスして、具体的な方法を2つ紹介します。
アイテムをリメイクする
アイテムによっては、リメイク品として活用できるケースがあります。具体例としては、「古いタオルを小さく切って使い捨ての雑巾として使う」「こたつ布団を寝具として使う」など、使い方を変える方法が挙げられます。
再利用によって、物を捨てずに最後まで使い切ることが可能となり、捨てない暮らしに近づけるでしょう。
コンポストを始める
コンポストとは、微生物の働きによって生ゴミを堆肥にすることを指し、その過程で用いられる容器は「コンポスター」と呼ばれます。コンポストを行なえば、生ゴミを捨てずに堆肥として活用できるため、ゴミの排出量やゴミ袋の使用量を減らせるうえ、栄養豊富な果物・野菜の栽培が可能です。
なお、コンポストの方法には、密閉した容器の中で生ゴミを発酵させる「密閉型コンポスト」や、庭の土を掘ってコンポスターを設置する「設置型コンポスト」などがあります。
セカンドストリートで物を捨てない暮らしを!
全国に800店舗以上を展開するリユースショップ「セカンドストリート」では、中古品の買取と販売を実施しています。セカンドストリートを利用すれば、ご自身にとって大切なアイテムを捨てずに、「リユース品」として手放すことが可能です。
買取方法は、「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の3つがあり、それぞれに取扱品目が設定されています。
例えば、宅配買取を利用して不要になった服を手放したい場合は、サイト内フォームよりお申し込みいただいた後、ダンボールに梱包したお品物を集荷に伺います。その後、専門バイヤーが丁寧に査定を行ない、ご連絡した査定額に承認いただくと、指定口座にお振込みするという流れです。
毎日を楽しむ捨てない暮らしを実現するうえでも、便利なリユースショップとしてぜひセカンドストリートをご活用ください。
まとめ
捨てない暮らしを実現するためには、「物を買わない」「物を捨てない」「物を使い切る」という3つのポイントが重要です。在庫数を適正に管理して物の購入機会を減らしたり、リユースショップ・リサイクルショップを活用して物の廃棄を避けたりすることで、捨てない暮らしにつながります。
セカンドストリートでは、「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」によるリユース品の買い取りに対応しています。所有している品物をリユース品として手放せば、物を捨てることなく家の中を整理できるうえ、循環型社会の実現に向けた貢献にもなるでしょう。
捨てない暮らしを実践していきたいという方は、ぜひセカンドストリートをお気軽にご利用ください。