映画やライブ映像を楽しむうえで、ブルーレイとDVDの違いを詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。両者には、画質や音質、対応機器などに違いがあるため、事前に把握しておくことが大切です。
今回は、ブルーレイとDVDの9つの違いを紹介したうえで、ディスクの種類、向いている人の特徴などを解説します。さらに、ブルーレイとDVDを適切に保管する方法や、リユース品の魅力についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、リユースショップの〈2nd STREET セカンドストリート〉では、ブルーレイプレーヤー、レコーダーをリーズナブルな価格で販売しています。気になる方は、ぜひチェックしてください。
ブルーレイとDVDの9つの違いとは?
そもそもブルーレイディスクは、DVDの後継となるべく2002年に規格が公式に発表されたディスクのことです。そのため、画質や音質などはブルーレイのほうが優れています。
ブルーレイディスクとDVDの主な違いは、下表の通りです。
ブルーレイディスク | DVD | |
---|---|---|
画質 | ◎ | ◯ |
音質 | ◎ | ◯ |
容量 | ◎ | ◯ |
耐久性 | ◯ | ◎ |
サイズ | 12cm | 12cm |
対応機器 | ・ブルーレイプレーヤー ・ブルーレイレコーダー ・ブルーレイドライブ | ・ブルーレイプレーヤー ・ブルーレイレコーダー ・DVDプレーヤー ・DVDレコーダー ・DVDドライブ |
普及率 | ◎ | ◯ |
以下では、ブルーレイとDVDの9つの違いについて、さらに詳しく見ていきましょう。
画質の違い
ブルーレイとDVDの画質を比べると、ブルーレイのほうが優れています。画素数で比較すると、以下のような違いがあります。
- DVD:720×480(約35万画素)
- ブルーレイ:1,920×1,080(約207万画素)
画素数とは、画像の最小単位である「画素(ピクセル)」が、一定範囲内にどれだけ存在するかを示します。ブルーレイは、DVDに比べると約6倍も画質が高精細です。
現在は、より高精細な映像を楽しめる4K放送(約830万画素)の録画・再生に対応した、「Ultra HD ブルーレイ」も登場しています。なお、DVDの一部は1,920×1,080の画素に対応した規格(AVCHD)もあります。
音質の違い
ブルーレイとDVDの音質を比べると、ブルーレイのほうがさらに迫力のある高音質を実現しています。リニアPCMなど、高音質のデータ規格を採用しているブルーレイディスクも多い傾向です。
また、基本のフロントスピーカーのほかに、サブウーファーなどの機器も揃えることで、より高いレベルのサラウンドを楽しめるでしょう。
記録容量の違い
ブルーレイは、DVDに比べると記録容量が約5倍あります。技術面で違いがあり、DVDの赤い色のレーザー波長は650nm(ナノメートル)であることが特徴です。
一方、ブルーレイディスクの青紫色レーザー波長は405nmと短波長なため、より高密度な記録が可能になっています。
DVDとブルーレイのデータ容量の違いは、以下の通りです。
DVD | ブルーレイ | |
---|---|---|
1層 | 4.7GB | 25GB |
2層 | 8.5GB | 50GB |
3層 | - | 100GB (4K用BDXL規格) |
4層 | - | 128GB (4K用BDXL規格) |
なお、上表の「層」とは、記録層の数のことを指します。1層なら記録層は1つ、2層なら記録層が2つあることになります。
耐久性の違い
耐久性に関して、ブルーレイディスクよりもDVDのほうが高いと言えます。というのも、DVDは記録面の保護層(カバー層)が約0.6mmあるのに対し、ブルーレイは保護層が約0.1mmと薄いためです。
万一、ディスクに傷や汚れが付くと、正常に読み取れない可能性もあります。とはいえ、どちらのディスクも適切な環境下であれば長期保存が可能で、10~30年ほどの寿命を持つとされています。
ディスクの見た目の違い
ブルーレイとDVDのディスクは、ともに直径12cmです。ディスクの違いは、ぱっと見ただけではわからない可能性が高いでしょう。
例えば、録画用のディスクをどちらも所有している場合は、盤面の縁や中央部分に表示されている名称で判別できます。ちなみに、CDのサイズもブルーレイディスクやDVDと同じです。
対応機器の違い
ブルーレイディスクの再生・記録ができるのは、「ブルーレイプレーヤー・レコーダー」です。DVDプレーヤーでは再生・記録ができないので留意が必要です。
一方、DVDはブルーレイの対応機器でも再生・記録が可能なことが多いです。
ディスクの価格の違い
ブルーレイとDVDでは、ディスク1枚あたりの価格とデータ容量に違いがあります。1枚あたりの価格でいうと、ブルーレイディスクよりもDVDのほうが安い一方で、データ容量はブルーレイディスクがDVDの約5倍となっています。
コストパフォーマンスの観点で考えれば、ブルーレイディスクのほうがお得と言えるでしょう。
プレーヤーの価格の違い
DVDとブルーレイでは、ディスクだけでなくプレーヤーの価格にも違いがあります。
プレーヤーの価格でいうと、DVDプレーヤーのほうが安い傾向です。とはいえ、1万円台から入手できるブルーレイプレーヤーも多いので、価格を理由に購入をあきらめるのは早計と言えます。
前述の通り、ブルーレイプレーヤーはDVDの再生にも対応している機種が多く、両方の用途に使えることが魅力です。なお、再生とあわせて録画も可能な機器がほしい場合は、ブルーレイレコーダーを選ぶ必要があります。
ブルーレイレコーダーの寿命や長く使うコツについて知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてください。
普及率の違い
内閣府の「消費動向調査」によると、2024年3月における各プレーヤー・レコーダーの普及率は以下の通りです。
- ブルーレイ(プレーヤー・レコーダー):48.7%
- DVD(プレーヤー・レコーダー):39.5%
上記の通り、近年はブルーレイのプレーヤー・レコーダーのほうが普及しています。ちなみに、10年前の2014年3月は、ブルーレイが39.7%、DVDが56.4%の普及率でした。
この10年で、ブルーレイのプレーヤー・レコーダーの普及率がDVDを上回っていることから、再生品質などにこだわる人の増加がうかがえるでしょう。
知っておきたい!ブルーレイ・DVDのディスクの種類
ブルーレイとDVDはディスクの種類によって、再生品質や仕様に違いがあることに留意しておきましょう。それぞれのディスクの主な種類を、下表で紹介します。
種類 | DVD | ブルーレイディスク | 特徴 |
---|---|---|---|
ROM (Read Only Memory) | DVD-ROM | BD-ROM | 読み出し専用で、書き換え不可 |
R (Recordable) | DVD-R | BD-R | 1回のみ録画・記録できる |
RW/RE (ReWritable) | DVD-RW | BD-RE | 繰り返し録画・記録できる |
上表の通り、1回のみ録画できる「DVD-R」や「BD-R」は、誤って書き換えてしまう心配がありません。また、「DVD-RW」や「BD-RE」の代わりとして、HDDを利用するという手もあります。
ブルーレイとDVDを買うならどっち?向いている人の特徴
ブルーレイとDVDのどちらを購入すべきか、判断がつかない方もいるかもしれません。ここでは、それぞれに向いている人の特徴を紹介します。
ブルーレイが向いている人の特徴
ブルーレイが向いているのは、画質・音質にこだわって映画やライブ映像を楽しみたい人です。前述の通り、DVDとブルーレイには違いがあり、とくにブルーレイは高精細な映像を楽しめたり、迫力ある高音質で再生できたりすることが魅力です。そのため、映画やライブ映像を堪能したい方に最適と言えるでしょう。
また、ブルーレイはDVDの約5倍の記録容量を持つので、大容量のデータを保存しておきたい人などにも向いています。
DVDが向いている人の特徴
DVDが向いているのは、画質・音質にとくにこだわりがなく、再生・録画さえできれば満足な人です。映画などを鑑賞するうえで、DVDでももちろん支障はありません。
また、レンタルDVDを利用する機会の多い人なども、DVDが向いています。
ブルーレイとDVDの特徴にはそれぞれ違いがあるため、自分に合ったほうを選ぶようにしましょう。
ブルーレイとDVDを適切に保管する方法
ブルーレイとDVDのディスクを保管する際の、基本的なルールを以下に示します。
- 直射日光のあたる場所を避ける
- 高温多湿な場所に保管しない
- 専用ケースに入れて汚れや傷を防ぐ
上記の通り、ブルーレイとDVDのディスクを保管する際は、直射日光・高温多湿な場所は避け、専用ケースに入れておきましょう。また、読み取り面に汚れが付いた場合は、クリーニングクロスなどで手入れすることも重要です。
なお、DVD・CD用とブルーレイ用の不織布ケースはそれぞれ違います。そのため、DVD・CD用のケースにブルーレイディスクを入れるのは避けたほうがよいでしょう。不織布ケースの凸凹が、ディスクのデータ記録面に転写されるおそれがあります。ブルーレイディスクを保管する際は、対応した専用の不織布ケースを利用するのがおすすめです。
【リユース品】ブルーレイ・DVDの対応機器をリーズナブル価格で!
ブルーレイ・DVDのレコーダーなどの買い替えや、新規購入に掛かる出費はなるべく抑えたいところです。リユース品であれば、リーズナブルな価格で入手することも可能です。
ネットオークションなどで購入する方法もありますが、個人間での取引のため、トラブルに発展するおそれがあります。一方、大手のリユースショップであれば、商品の状態などをしっかりとチェックしたうえで販売しているので安心です。
セカンドストリートでは、店舗での購入のほか、オンラインストアを利用した購入も可能です。オンラインストアなら、ご自身の好きなタイミングで欲しい商品をチェックして購入することができ、店舗へ足を運ぶことなく商品が自宅に届きます。
まとめ
ブルーレイとDVDの大きな違いは、画質や音質、記録容量などです。近年は、ブルーレイプレーヤー・レコーダーのほうが普及していることからも、映像美や迫力ある音質を楽しみたい方が増えていることがうかがえます。
セカンドストリートなら、各種メーカーのブルーレイプレーヤー・レコーダーを購入できます。検索時に、価格帯や商品の状態などを設定することも可能です。
ブルーレイプレーヤー・レコーダーを手に入れたいという方は、ぜひ新着の商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。