“リユース”で繋がるPOP-UP「ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ × セカンドストリート」。

通信技術の進化、ライフスタイルの変化、人口の流出・減少、世代間の隔たりなど様々な理由から、オフラインでのヒトとヒトのコミュニケーションが希薄になっている令和の日本。そんな中でも有機的な人間同士のネットワーク“繋がり”を生み出す施策として、とあるイベントが中国・四国地方最大の都市、広島の中心街で不定期開催されているという。

場所は「ビームス 広島」の店舗真裏。その名も「ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ」。

2024年10月12日(土)〜14日(月・祝)の3連休、このマルシェに〈2nd STREET セカンドストリート〉が初出店を飾った。

ビームス 広島の“ウラ”で不定期開催される
「ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ」とは?

広島のランドマークといえば、原爆ドームと広島城。

戦争を知らない世代にも平和の尊さを伝える街の象徴、原爆ドーム。中心部を流れる太田川河口のデルタ地帯に悠然とそびえる広島城。そして街を走る路面電車といった、昭和の時代から変わらぬような風情が旅人のノスタルジーを掻き立てるこの街に、1994年にオープンしたのがビームス 広島だ。この今年で30周年を迎える中国地方の顔的ショップが、「ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ」の開催地となっている。

会場となったのは「ビームス 広島」の店舗真裏。

ウラ マルシェは“ビームス 広島 スタッフによる、ヒトの繋がりを大事にしたマルシェ”である。所属する多様な人材の繋がりから日本全国の自治体や地場企業らとの協業を重ねて多くの異業種コラボを送り出してきたビームスは、国内約160を数える各地域の店舗を発信拠点としたコミュニティづくりの可能性と、その先にあるこれからのリアル店舗の役割を模索していた。

この動きに呼応するように、ビームス 広島に長年勤務し、同エリアのコミュニティにおいてハブ的存在だった江口 裕氏が発起人となってこのウラ マルシェは2021年にスタート。

過去に開催された「ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ」の様子。

今年で4年目を迎え、過去85回の開催では、飲食・物販事業者がビームス 広島の“ウラ”で自慢の一品を販売し、それ以外にもスタッフによるトークイベントやインフルエンサースタッフ来店イベントなども実施してきた。

ビームス×セカストで生まれるケミストリー
リユースアイテムとの新たな出会いと発見

そして、そんなウラ マルシェの活動が、「新品・リユース品の垣根なく、もっと広くファッションの楽しさをお客さまにお伝えしたい」という共通の想いを持つセカンドストリートとの新たな“繋がり”を生み出し、この「ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ × セカンドストリート」は実現した。

今回のウラ マルシェには、全国約850 店舗のセカンドストリートで取り扱っている数十万点以上の衣料・服飾品の中から、スタイリングに定評のあるビームス 広島の4名のスタッフがキュレーターとして、“通好みのアウトドア&ワークの定番人気”、“ドレスの名品&コーデの幅を広げるモード”、“キュンと心躍り、パッと目を引くデザイン”、“ユニセックスで使えるストリート”というように、各々の得意ジャンルを活かしてセレクト。約400点のリユース衣料‧服飾品が並んだ。

ビームス ヒロシマ ウラ マルシェ × セカンドストリート」の会場の様子。

会場には、プロの知識と間違いないセンスで自らが選んだアイテムを接客販売する4名のキュレーターの姿が。さらにシームレスに各ジャンルのアイテムを見て回ることが出来るため、これまで手に取ることがなかったアイテムの前で足を止めて、挑戦したことのなかったような組み合わせや、ビームスで購入したばかりのアイテムとのマッチングを考える楽しみもあった。

こうして多くの人々が、ビームス 広島のフィルターを通してセカストのラインアップから厳選された、リユース品との出会いを楽しむ様子が見られた本イベント。また、今旬で話題のアイテムがジャンル問わず一堂に介するという光景は、ビームス広島のスタッフにとっても刺激的だったようで、リユースを通じて生まれる“新たな繋がり”の萌芽が確認出来た3日間であったともいえる。

コラボイベントは好評のうちに幕を閉じたが、先述の江口氏は「次は自分もキュレーターをやってみたいというスタッフもいるだろうし、ウラ マルシェとしてはいつでもウェルカムなので、またこういったコラボレーションが出来ればと思っている」とも話している。次回開催にもぜひ期待したい。

 

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