2nd STREET × BEAMS POP UP STORE ビームスで“セカストする”!?【後編】
本イベントでは、クラシックファッションという主軸のもと、「ビームス」を代表するキュレーター7人が、数十万点に及ぶストックの中からイチ押しのアイテムを500点ピックアップ。各々がこれまで培ってきた知識と独自のセンスを武器に、訪れたお客様に自らの手でアイテムを提案するというユニークな試みが話題となっている。【前編】では、ニューアイテムとリユースアイテムの両方に精通したキュレーターたちのオススメアイテムについて話を聞きつつ、それを取り入れたスタイルサンプルを披露してもらった。この【後編】では、残り4人のキュレーターが登場!
2nd STREET × BEAMS POP UP
期間:2021年6月23日(水)〜7月25日(日)
場所:International Gallery BEAMS
時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前3丁目25-15 2F イベントスペース
TEL:03-3470-3948
7人の若きキュレーターたちが選んだ
注目アイテム&スタイルサンプル vol.02
では、ここからは本企画の主人公ともいえるキュレーターの残る4人が登場。各々が自信を持ってピックアップしたアイテムに対するリコメンドコメントと、それらを実際に取り入れた際のスタイルサンプルをご覧いただこう。クラシックファッションに精通したプロならではの目線と、そこから生み出された自由な着こなしは、必ずや貴兄の良きヒントとなるはずだ。
Curator#4
久野 亮太郎(ビームス 二子玉川)
Profile
接客から雑務まで、何でもこなすオールラウンダー。ファッションに興味を持つようになったのは中学生時代。「ビームス」に入社して初めてドレスクロージングの世界を知り、そこから先輩や上司の背中を追ってどんどん深みに…。【前編】に登場した間瀬さんの1つ下の後輩でプライベートでも仲が良い。
-今回、アイテムをセレクトしていただく際に何を意識されましたか?
久野:まず第一に“自分が着たいモノ”という視点で選びました。当初は季節感も意識していましたが、結果的にはシーズン関係なく、押さえておくべきアイテムという感じです。今って僕らが入社した7、8年前とは違ってルールに囚われすぎることなく、ファッションを自由に楽しめるようになっていますよね。それはドレスクロージングでも同様。今回セレクトさせてもらったアイテムが、自分らしく楽しんでもらうためのキッカケになれればと思っています。
Kuno’s Pick Up Item 01
〈ISAIA イザイア〉の「テーラードジャケット」
久野:実は、以前から「セカンドストリート」のオンラインストアで気になっていたアイテムです。イタリアンメイドでサイズが合えば買いたかったのですが、僕には少し小さくって…。“コレがこの価格で買える”というのが最大のポイントでしょうね。ちなみに「ユナイテッドアローズ」の別注品です(笑)。低めのゴージラインも今の気分ですし、デニムからウールパンツまで幅広く使えるかと。なんだったらスウェットパンツなんかに合わせても良いかも。
Kuno’s Pick Up Item 02
〈HENRY BEGUELIN ヘンリー ベグリン〉の「レザーバッグ」
久野:数年前まで「ビームス ハウス 丸の内」限定で展開されていたブランドです。当時はサイフくらいしか扱っておらず、いつかは欲しいなと思っていたら、いつの間にかなくなっていて買えずじまい……。なので、見つけた瞬間に「これは買いだ!」って(笑)。写真で見た印象よりも状態が良いし、この程よく使い込まれて味のある雰囲気がまた良きです。もちろん荷物もしっかり入りますし、レザーですが男くさくないので男女でシェアして使えそうですね。
Kuno’s Pick Up Item 03
〈LEMAIRE ルメール〉の「半袖モックネックカットソー」
久野:ブランドタグから察するに古いモノではないのですが、逆に今っぽいのでいいかなと。シンプルなTシャツは間違いなく活躍するアイテムですし、それがモックネックになるだけでさらに存在感が増します。肩がキレイに落ちて、着丈も若干長め。こういったボクシーなシルエットもまさに今の気分ですよね。キレイめパンツにタックイン、シャツの裾からチラっと覗かせてショーツに。どちらでもバランスが取りやすいと思いますので、かなりオススメ。
Kuno’s Pick Up Item 04
〈CELINE セリーヌ〉の「ウールパンツ」
久野:フランス製の〈セリーヌ〉で上品なキャメルカラー。生地はカシミヤやシルクなど高級生地を多く扱っている〈CERRUTI チェルッティ〉というイタリアの生地メーカーのモノですね。シルエットも良いし、若干フレアがかった裾も今っぽい。ウエストにはブランドロゴをかたどった金色のチャームがアクセントに。シンプルに〈CONVERSE コンバース〉のスニーカーや〈CHAMPION チャンピオン〉のスウェットなんかに合わせて、対比を楽しんでもらえればと。
Styling Point
ジャケットとパンツを上品なキャメルカラーの同系色でまとめて、セットアップライクに。
久野:その分、インナーは淡い色味で柔らかく、さらにモックネックを選ぶことで少しイナたい雰囲気を演出…というか、着てみたらたまたまそうなっただけですが(笑)。全体のシルエットに関してはタイト&フレア。1970年代のモードファッション風に仕上げてみました。
着用アイテム
〈ISAIA イザイア〉の「テーラードジャケット」
〈LEMAIRE ルメール〉の「半袖モックネックカットソー」
〈CELINE セリーヌ〉の「ウールパンツ」
〈HENRY BEGUELIN ヘンリー ベグリン〉の「レザーバッグ」
〈CHAMBORD SELLIER シャンボール セリエ〉の「メッシュベルト」
他すべて本人私物
-実際にセレクトしてみた感想と、お店を訪れるお客様にメッセージをお願いします。
久野:ドレスクロージングには細かなルールがたくさん存在しますが肩ヒジ張らず、「ちょっと面白いモノが見つかれば」的な軽いノリで遊びに来ていただけたらと。アメリカンヴィンテージからメゾン系まで、7人それぞれセレクトの視点も違うので何かしら発見があると思いますし、とにかく楽しんでもらえたら嬉しいです。先ほど改めて見ましたが、他メンバーのピックしたアイテムもすごく良かったですね。こうなると選んでいただけるかどうかは、オススメする僕ら次第(笑)。
Curator#5
森安 央(ビームス 立川)
Profile
「ビームス 立川」に勤務。古着を着ていた兄の影響で、小学校高学年時からファッションに興味を持ち出したとかなり早熟。大学時代は食費を削り、アルバイト代をほぼ洋服に注ぎ込んでいたという服バカ。アメカジ〜ラグジュアリーまでファッションに関しては雑食性。
-今回、アイテムをセレクトしていただく際に何を意識されましたか?
森安:古着の魅力の一つに、普段見たことないモノや「こんなモノがあるんだ!」という発見の面白さがあると思います。そこで今回は、なかなかお目にかかれない珍しいモノや、コーディネートに加えるだけで主役になるようなアイテムを中心に選びました。他キュレーターに比べて、ちょっと高めのモノが多いのですが、気に入っていただければ即買っていただけるような逸品ばかり。一言で表すならお手頃感よりもお値打ち感。値段はアレですが…(笑)。
Moriyasu’s Pick Up Item 01
〈U.S NAVY U.S ネイビー〉の「スウェットパンツ」
森安:個人的にここ数年、ミリタリーモノにハマっているのですが、あまり見かけず純粋に自分が欲しいと思ったアイテム。1940年代のモノですがズドンと太いシルエットは今っぽく、スウェットパンツでここまで太いものは本当に珍しいのでは。スウェットなのにダブルニーという所もグッときました。男っぽい雰囲気があるので、トップスはシンプルにシャツ。足元は黒のローファーといったアメトラベースの着こなしに合わせてもらえるとイイ感じです。
Moriyasu’s Pick Up Item 02
〈DELVAUX デルヴォー〉の「レザーバッグ」
森安:ベルギー王室御用達のラグジュアリーブランドということで、本来は手が出にくい価格帯ですが、比較的状態の良い掘り出しモノを見つけたのでセレクトしてみました。表面に浮かぶシボ感も雰囲気抜群ですし、実際に持ってみるとシンプルで何にでも合わせやすい。最近は皆さん荷物自体が小さくなっていますし、これ1つで着こなしのポイントにもなるので、アクセ感覚で取り入れてもらえると良いと思います。
Moriyasu’s Pick Up Item 03
〈HERMES エルメス〉の「ストール」
森安:すごく良い色・柄だったため、見つけた瞬間、直感的に選んでしまいました。これがまた素材の質感が面白く、どうやら通常はネクタイで使用される生地を使っているようですね。ドレスクロージングの世界では定番となっているスカーフは、首元から垂らすだけでグッとコーディネートが格上げされる便利なアイテム。秋冬はこれをコートの下に垂らす感じでも良さそうですし、サイドボードにかけたりとインテリアに取り入れてみるのも面白いのでは。
Moriyasu’s Pick Up Item 04
〈BURBERRY バーバリー〉の「パジャマパンツ」
森安:普段、スーツやジャケパンが多いと、休日にはこれくらいリラックスできるアイテムを取り入れたくなって当然。家で過ごす時間も多いご時世ですし、夏が近づくに従って装いはシンプルかつ軽装に。そこでオススメしたいのが、気分を上げてくれるこういった派手めのアイテムです。上品なリラックス感のあるタッチとストライプ柄が、夏コーデのアクセントになってくれるに違いありません。足元は軽めのサンダルで軽快にまとめればなお良しかと。
Styling Point
素材の質感で“大人のリラックス感”を演出。
森安:これからの時期に合わせて、ユッタリした着心地でオシャレが楽しめるコーデを組んでみました。ざっくりしたニットベストやパジャマパンツなど、リラックス感の強いアイテムを取り入れる際に重要なのは、ダラしなくならず品良く見せること。その点、シルクやレザーは大人の品格も保ってくれるので重宝します。
着用アイテム
〈MAYDI マイディ〉の「コットンニットベスト」
〈HERMES エルメス〉の「ヴァルーズ シャツ」
〈BURBERRY バーバリー〉の「パジャマパンツ」
〈DELVAUX デルヴォー〉の「レザーバッグ」
他すべて本人私物
-実際にセレクトしてみた感想と、お店を訪れるお客様にメッセージをお願いします。
森安:世の中がモノで溢れかえり、サスティナブルも声高に叫ばれている昨今。「こんなモノまで取り扱っているんだ!?」というアイテムが見つかり、驚きと喜びを提供してくれるリセールマーケットは、今後さらに重要になってくると思います。特に普段はドレスクロージングを嗜んでいらっしゃるという方にこそ、古着を取り入れてもらいたいですね。新品では得られないアジのあるアイテムも多く、いつもとは一味違ったコーディネートを楽しんでもらえるので、ぜひ!
Curator#6
梶 亮太(ビームス ハウス 丸の内)
Profile
接客販売の他、店舗レイアウトやディスプレイの作成も担当。高校まではバスケ一筋だったが、怪我での長期間入院をキッカケに洋服に目覚める。映画のムービースターたちから影響を受け、オフはアメトラ多め。ちなみに奥様が学生時代にセカストでアルバイト経験あり。
-今回、アイテムをセレクトしていただく際に何を意識されましたか?
梶:オンラインストアの膨大な在庫の中から、お目当てのアイテムを探し出すのは少々手こずりましたが、定番からマニアックなモノまで、幅広く揃っているのにはビックリしましたね。今回はその中から、弊社で取り扱っているドレスクロージングのアイテムとミックスしてもらうことで、今の時代にマッチした装いとなるようなアイテムを意識的にピックしました。今の気分でもあるクラシックな仕立てのスーツや、ネクタイなどの小物類は特にそうですね。
Kaji’s Pick Up Item 01
〈International Gallery BEAMS インターナショナルギャラリー ビームス〉の「スーツ」
梶:随分前になりますが、〈インターナショナルギャラリー ビームス〉で扱っていた頃に作られた〈Sartorio サルトリオ〉とのダブルネームになります。昨今、スーツではクラシック回帰の流れがありますが、ことジャケットに関してはあまり変化がありません。そんな中で、このクラシカルで時代を感じさせるディテールが僕ら世代には、すごく新鮮に映ります。なにより〈インターナショナルギャラリー ビームス〉のネームが信頼の証ですしね(笑)。
Kaji’s Pick Up Item 02
〈Turnbull & Asser ターンブル&アッサー〉の「ドレスシャツ」
梶:こちらは〈ターンブル&アッサー〉のドレスシャツ。“英国調”がスーツのトレンドとなっている中、シャツに関してはイタリア製がほとんど。ですが、スーツが英国調だったらシャツも合わせたい。そこでイギリスシャツの代表格としてセレクトしました。一般知名度はそこまで高くないのですが、すごく良いモノを作っていて値段もお手頃。新品で購入すると4~5万円はするので、古着で購入して「ビームス工房」でリサイズするのも賢い選択ですね。
Kaji’s Pick Up Item 03
〈JOHN LOBB ジョン ロブ〉の「MORTON ダービーブーツ」
梶:こちらの「MORTON モールトン」は名品だけあって定価で20~30万円はしますが、今回のポップアップではその半額以下。しかも状態だって非常にイイですからね。アッパーの傷なんかはちょっと磨けばすぐ消えると思いますし、「いつかは欲しい!」という方も多い〈ジョン ロブ〉がこの値段だったら僕だって欲しいくらい(笑)。この秋冬シーズンは弊社でもトレンドの1つとしてブーツを提案しているので、ぜひ手に取って見ていただきたいですね。
Kaji’s Pick Up Item 04
〈CHANEL シャネル〉と〈HERMES エルメス〉の「ネクタイ」
梶:グリーンが〈シャネル〉で、もう1つが〈エルメス〉です。往年のムービースターたちがこういった色鮮やかなネクタイをしていたのが印象に強く残っているのと、ドレスクロージングのトレンドにも合致するので選んでみました。現代では、スーツを着て働くという生活様式も崩れつつありますし、それはネクタイも同様。だったら自分のテンションが上がるようなモノを選ぶことで、ドレスクロージングがさらに楽しくなるんじゃないかなと思います。
Styling Point
ドレスクロージングに精通しているからこその“あえて”のチョイス。クラシカルさが目を引くスーツスタイル。
梶:今回は、この〈インターナショナルギャラリー ビームス〉のスーツを中心に組んでみました。上質なテキスタイルもそうですし、しっかりしたショルダーラインやシルエットなど、クラシカルなディテールの数々が、今見るととても新鮮ですよね。
着用アイテム
〈International Gallery BEAMS インターナショナルギャラリー ビームス〉の「スーツ」
〈Turnbull & Asser タンブル&アッサー〉の「シャツ」
〈Church’s チャーチ〉の「スエードダービーシューズ」
〈CHANEL シャネル〉の「ネクタイ」
他すべて本人私物
-実際にセレクトしてみた感想と、お店を訪れるお客様にメッセージをお願いします。
梶:僕ら世代がリアルタイムでは通ってきていないアイテムに触れることができて、すごく楽しい経験でした。よく“丸の内のお客様は古着を着ない”というイメージを持たれがちですが、実際はウチでアイテムの良さを知って、それを古着で探すという方も多いんです。僕自身「セカストでこんなモノがありましたよ!」とお客様にお伝えしていますしね。今回は顧客の皆様を思い浮かべながらセレクトしたので、必ずやお気に召していただけるのではと思っています。
Curator#7
前田 光太郎(2部メンズ課eコマース担当)
Profile
店舗スタッフからキャリアをスタートし、現在は「ビームス」オンラインショップの運営に携わる。年の離れた兄の影響で服に興味を持ち、大学時代に出会った地元・福岡の服屋の店主の影響からアパレル業界で働くことを決心!家の近所のセカストをよく利用している。
-今回、アイテムをセレクトしていただく際に何を意識されましたか?
前田:まずは普段から「ビームス」を利用していただいているお客様の多くが買っているモノと“合わせやすいかどうか”を配慮しつつも、他メンバーがマニアックなアイテムを選んでいたので、僕は逆にベーシックなモノに絞ってみました。オンラインストアからアイテムをピックしたのですが、思っていた以上にアイテム数も膨大だったため選ぶのがかなり大変で(笑)。ですがその分、自信を持ってオススメできるアイテムを選べたのではないかと思います!
Maeda’s Pick Up Item 01
〈Paraboot パラブーツ〉の「MICHAEL PHOQUE ミカエル フォック」
前田:人気モデル「ミカエル」のアッパー素材にファーレザーを用いた本作は、廃番となっていることもあって、探されている方も多いのでは?そう思って状態の良いモノを厳選しました。やはり存在感のあるアザラシのファーレザーがポイントで、雨の日だって気にせずに履ける防水性と堅牢性も魅力です。またサスティナブル的観点からも、今後新品で手に入るチャンスはないと思うので、狙っていたという方はぜひこの機会にチェックしてみて下さい!
Maeda’s Pick Up Item 02
〈Alden オールデン〉の「9900 ラベロコードバン プレーントウシューズ」
前田:〈オールデン〉の中でも人気のプレーントゥで、なおかつアッパー素材がラベロコードバンという希少価値の高さからセレクトしました。残念ながらマイサイズではないため履けませんでしたが、いつかは手に入れたいと思う1足。独特の色合いと光沢が魅力です。ユーズドでもこの値段なら全然アリですよね。ケアさえすればまだまだ活躍してくれますので、靴好きの方にオススメ。探している方は、ぜひこの機会にチェックしていただければと思います。
Maeda’s Pick Up Item 03
〈Brooks Brothers ブルックス ブラザーズ〉の「タッセルフローファー」
前田:現在では生産されていない〈オールデン〉製の1足。ファンも多いのでサイズの合う方にぜひご覧いただきたく選びました。今や「ビームス」に限らず、多くのセレクトショップの店頭に並んでいるタッセルローファー。その元祖が作るだけあって、デニムからスラックスまで相性が良く、その汎用性の高さが最大の魅力です。「ユーズドでも気にしないので、とにかくお目当てのシューズが欲しい!」という方には、打ってつけの選択なのではないでしょうか。
Maeda’s Pick Up Item 04
〈JOHN SMEDLEY ジョン スメドレー〉と〈Brooks Brothers ブルックス ブラザーズ〉の「アーガイルニット」
前田:個人的にニットウェアが好きで、特に柄モノは個人的にもこの秋冬シーズンに取り入れたいなぁと思っていたので、セレクトしてみました。ともにボディに配されたなアーガイル柄が、着こなしのアクセントとして機能してくれるので、いつもはシンプルな装いだという方でもこれ1つで新鮮なルックへと早変わり。特に〈ジョン スメドレー〉はアーガイル柄自体が数も少なくとても貴重です。さらにタートルネックとなれば、買わない手はありません。
Styling Point
アメリカントラッドをベースにした、上品かつリラックス感のある大人のジャケットスタイルを披露。
前田:着こなしの中に、アーガイル柄のタートルネックニットやタッセルローファーなど、旬の要素を落とし込むことによって、古臭くなり過ぎないように意識しました。ネイビーカラーのアウターとブラウンカラーのボトムスが織りなす色の対比もポイントです。
着用アイテム
〈J.PRESS J.プレス〉の「ダブルブレストブレザー」
〈JOHN SMEDLEY ジョン スメドレー〉の「アーガイル タートルネックニット
〈British Army ブリティッシュ アーミー〉の「ウールトラウザー」
〈Brooks Brothers ブルックス ブラザーズ〉の「タッセルフローファー」
他すべて本人私物
-実際にセレクトしてみた感想と、お店を訪れるお客様にメッセージをお願いします。
前田:今回3年ぶりに店頭で接客するということで、緊張する一方で非常に楽しみでもあります。お目当てを狙い撃ちで来ていただく方も、何かあればイイなぁと宝探し感覚で来ていただく方も、その両方に面白いと思っていただけるラインアップとなっています。リセールアイテムでまずは見て・触れていただき、もし気に入ったブランドがあれば、今度は「ビームス」で新品を手に取ってもらう。そのようにして共にファッションを盛り上げていければと考えております!
「セカンドストリート」と「ビームス」によるこの新たな試みが、ドレスクロージングの世界にどのような変化を与えるのか。さぁ、イベントはまだまだ始まったばかり。開催スタート日からあまりの盛況ぶりにストックも心許なくなってきたため、急遽追加アイテムを準備中とのこと!モノ好きな『knowbrand magazine』の読者諸兄も、この機会に「インターナショナルギャラリー ビームス」に足を運び、7人の若きキュレーターたちが厳選したアイテムを実際に手に取り、見て・触れて・楽しんでいただければ幸いである。
→【前編】は、こちら
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Text : TOMMY
Photo: Nobuyuki Kawai