Gloverall

グローバーオール
HISTORY

ダッフルコートの代表的ブランド。
1951 | UK | Harold Morris / Freda Morris

ダッフルコートのトップブランドとして世界的に知られるGloverallは、1951年にハロルド・モリスとフリーダ・モリスによって創業された。

かつては英国国防省の委託を受け、第二次世界大戦の終戦により払い下げ品となった英国海軍用のダッフルコートやオーバーオール、手袋などのコットン製品やレザーアイテムなどを販売していたが、その後自社製ダッフルコートの生産を開始。ちなみにブランド名の「Gloverall」は当時販売していた「グローブ(Glove)」と「オーバーオール(Overall)」を組み合わせて命名された。

それまでは単なる防寒着として認識されていたダッフルコートだったが、同社は質の高い素材を使用し、英国職人の技術を駆使するとともに、裏地にチェックを使うなどの工夫を施してファッション性を高めることにより、英国のトラディショナルなアイテムとしてワールドワイドに人気を得ることに成功した。

代表的なモデルとしては第二次世界大戦でモンゴメリー元帥が愛用していたモデルがモチーフとなった3本のウッドトグルと麻紐が特徴的な「585」(通称:モンティ)や、オーセンティックな「512」、スリムタイプの「920」などがある。日本においては2018年秋冬から伊藤忠商事が独占販売輸入権を獲得し、展開をスタート。本格的なダッフルコートとしての仕様はそのままに、日本人の体型にマッチしたシェイプや、素材や色のバリエーションが登場することが期待されている。

写真は大きなフードにトグル、チンストラップなどオーセンティックなディテールを備えたダッフルコート。一枚仕立てでも風を通さない、上質なメルトン素材が用いられている。トグルに水牛などのツノと革紐などが使われたり、裏地にチェックがほどこされたりすることも。

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