LOOPWHEELER

ループウィラー
HISTORY

スウェットの正統な進化系。
1999| TOKYO,JAPAN | Satoshi Suzuki

「世界一正統なスウェットシャツ」というフレーズを掲げ、吊り編み機(=Loopwheel Machine)を使って昔ながらの製法で編み上げたスウェットが人気のジャパンブランド、〈LOOPWHEELER ループウィラー〉。

商社に勤務し糸のセールスに携わっていた最中、和歌山県で出会った一台の古い吊り編み機に魅せられた鈴木諭が、長年の経験と人脈を生かし、1999年に立ち上げたブランドだ。2001年ごろにはcoletteやJACK SPADEなど海外の人気セレクトショップで評判を呼び、逆輸入のような形で日本でも人気となった。

ループウィラーのスウェットを編むことのできる吊り編み機が稼働しているのは、世界中でも日本の和歌山だけだという。そんなヴィンテージとも呼べる吊り編み機を職人が経験と勘を頼りに操りながら、一般的な編み機の10分の1のスピードでゆっくりと編み込むため、LOOPWHEELERの生地は空気を孕んだ柔らかな触り心地に仕上がるのだ。

2015年には満を持して千駄ヶ谷にフラッグシップショップをオープン。定番の丸胴スウェット、スリムスウェット、丸胴ジップパーカ、ハイジップパーカのほか、ボーダーのボートネックシャツやスウェットカーディガンなど、ベーシックで長く愛用できるラインナップが取り揃えられている。「世界一正統なスウェットシャツ」とはいえ、ループウィラーが手がけているのは単にヴィンテージを再現したスウェットではない。そのシルエットやディテールはベーシックでありながら時代に合わせてアレンジされ、常に進化し続けている。

さらにナイキとのコラボレーションで製作したオリジナルのスウェット生地のワッフルレーサーが評判を呼んだほか、ポーターやMHL、ベアブリックなど多方面の業種ともコラボレーションを実施。アメリカで生まれたスウェットというカルチャーを、日本ならではの細やかな感性で育て続けている。

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