Nigel Cabourn

ナイジェル・ケーボン
HISTORY

ヴィンテージから学んだアイテムを展開。
1971 | NEWCASTLE,ENGLAND | Nigel Cabourn

1949年イギリス・ニューカッスルに生まれ、ノーザンブリア大学のデザイン科で服の製作を学んでいたナイジェル・ケーボンが1971年に立ち上げた「CRICKET」というブランドを前身とし、1980年より自身の名を冠した「Nigel Cabourn」に改名した同ブランド。

デザイナーのナイジェル・ケーボンは、ミリタリーやヴィンテージウェアの世界的に有名なコレクターであり、4000点を超える自身のヴィンテージコレクションからインスパイアされたデザインに、高い機能性を加えたアウターがブランドのメインアイテムとなっている。さらにワークウェアをベースとしたセカンドライン「LYBRO」とともに、TIMEXやRED WING、Dannerなどさまざまなブランドとのコラボレーションも展開。

トレンドに左右されることなく、リアルな洋服の背景にある歴史やストーリーに基づき、クオリティの高いアイテムを作り続けている。ちなみにナイジェル・ケーボンは親日家としても知られ、京都精華大学のポピュラーカルチャー学部客員教員も務めている。

そのコレクションはイギリスを中心に生産するオーセンティックラインと日本を中心に生産するメインラインで構成され、ロンドンのフラッグシップショップ、日本のショップ6店舗を中心に、イギリス、ドイツを初めとするヨーロッパ、北米、オーストラリア、アジアなど計30カ国以上に渡るセレクトショップで取り扱われている。

写真は肩当てや肘当て、フラップポケットにチンストラップなど、ハンティングウェアのディテールを取り入れたウールジャケット。ボディにはスコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島の職人の手によって編まれたHarris Tweedを、肩当てには高密度に編まれた耐水性の高いVentileのテキスタイルを使用した、まさにイギリスらしい一着だ。

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