Timberland
完全防水を実現したブーツ。
1978 | New Hampshire,USA | Nathan Swartz
アメリカ・ボストンで靴屋を営んでいた、創業者のネイサン・シュワーツ。彼は1952年アビントン・シュー・カンパニーを買収。数年後には2人の息子であるシドニーとハーマンも経営に加わり、本格的なシューメーカーへの道を歩き始める。
1960年ごろから、同社は様々な技術を用いることで耐寒・耐熱・防水に優れたレザーブーツの開発に取り掛かる。そして1973年、インジェクション製法という画期的な手法を用いるとともに、ヌバックレザーと分厚いラバーラグソールを用いた完全防水のブーツを発表。このブーツはTimberlandと名付けられ、その機能性の高さからアウトドアやワークシーンの定番に。そのことをきっかけに、同社は1978年、ブランド名であったTimberlandを正式な社名とすることになる。
そんな同社を代表するアイテムといえば、現在では「イエローブーツ」の愛称で親しまれる、6インチプレミアブーツ。Timberlandのブランド名ともなった、先述したブーツをアップデートしたモデルである。こちらは完全防水なだけでなく、アンチファティーグ・インソールを搭載しており、抜群な履き心地。さらにライニングにプリマロフト インサレーションを使用することで、保温性と通気性にも優れている。
90年代初頭からはその剛健なルックスと履き心地の良さ、さらにビッグサイズのアイテムとも相性抜群なことから、ラッパーやDJなどHIP-HOP系アーティストの定番に。現在でもPharrell Williamsなど著名なアーティストが愛用を公言し、SupremeやA BATHING APE®などのブランドともとコラボレーションを続けている。